MARVEL SNAPカード考察「グリーンゴブリン/ホブゴブリン」
MARVEL SNAPの個別カード考察4つ目は「グリーンゴブリン/ホブゴブリン」。いつもは1枚ずつだけど、兄弟みたいな2枚なのでセットで考察
能力と基本仕様
![](https://assets.st-note.com/img/1669120524349-TaOCfVhycu.png?width=1200)
グリーンゴブリンの基本性能
コスト:3
パワー:-3
能力:公開時 相手はこのカードのコントロールを得る
ホブゴブリンの基本性能
コスト:5
パワー:-8
能力:公開時 相手はこのカードのコントロールを得る
通常のカードと異なりパワーがマイナスになっており、公開時能力によってマイナスを相手に押し付けるという特殊なカードとなっている。相手がマイナスされるので、相対的に自分がプラスになるわけで、それだけ見ると普通のカードと大差ない。パワーの絶対値でみるとグリーンゴブリンはコスト3帯の標準より低め、それに対してホブゴブリンはほぼコスト5帯の標準レベルとなっている。
ゴブリンズ(2種のゴブリンを本稿ではこう呼ぶ)が通常のカードと異なる最大のポイントは、相手のスペースを使ってパワー有利を作れるという点だ。MARVEL SNAPにおけるリソースは、手札やエネルギーの他にカードを置けるスペースがある。ゴブリンズはこの相手のスペースというリソースを奪うという強力な能力をもっているわけだ。
ゴブリンズを使う上で最も注意が必要なのがスペース詰まりだ。カードをプレイしたロケーションで相手のスペースに空きがない場合、公開時能力が不発に終わる。結果マイナスパワーのゴブリンが自陣に残る。これはエネルギーというコストを払って、自分が不利になっているわけで負けに直結する。悩ましいことに、ゴブリンが最も威力を発揮するのはロケーションの4つのスペースの最後の1つをゴブリンで埋めたときだ。ギリギリを狙ってゴブリンを送りこみたいが、失敗すると大事故となる。この駆け引きがゴブリンズを使う醍醐味である。
最後に細かい注意点。ロケーションなどで公開時効果が2回発動する場合、相手に送り込まれた後、もう一度効果が発動して自分に返ってくるので間違っても置かないように。あと、相手に送り込んだ後で、オーディンの効果で再度発動しても同じように戻ってきてしまう。そう頻繁にあることではないが、頭の片隅に入れておこう。
ゴブリンズとロケーションのシナジー
ゴブリンズはロケーションとのシナジーがものすごく多い。しかも必殺の一手になるロケーションも少なくない。これもゴブリンズを使いたくなる理由の1つだ。順に挙げていく
パワーマイナス系ロケーション(下水道、ネクローシャ、ネガティブゾーン、ヨトゥンヘイム)
パワーマイナス系ロケーションは積極的にカードをプレイしたくないが、ゴブリンであればマイナス効果は相手に作用するので、ゴブリンの威力が水増しされる。これ以外にパワーが2倍になるシュリのラボも同様の効果が得られる
![](https://assets.st-note.com/img/1669199736979-dgwcb0nLCu.png)
コピー系ロケーション(シニスター・ロンドン、バー・シニスター)
![](https://assets.st-note.com/img/1669199304799-7rt5VszW4E.png)
ゴブリンがコピーされて相手のロケーションを複数奪うので強力。特にバー・シニスターは、普通のカードは置いてしまうとスペースが埋まってしまうので後半までカードをプレイしないことが多い。3ターン目にグリーンゴブリンで先にプレイできれば、コピーしたゴブリンが相手のロケーションを埋め尽くし、ロケーション確保がほぼ確定する。
トークン出現系ロケーション(モンスターアイランド、セントラルパーク、シャドウランド、サヴェッジランド)
![](https://assets.st-note.com/img/1669199493720-DZmk72Mf7F.png)
ゴブリンズは相手のスペースを奪うのが真骨頂なので、スペースがもとから狭くなるトークン出現系ロケーションも好相性
1体制限系ロケーション(アトランティス、スペーススローン)
スペーススローンは一体しか置けないので、ゴブリンで埋めると必殺。相手のゴブリンを予測するのは困難なので防ぐのも難しい。アトランティスも1体だとバフがかかるのをゴブリンでこちらから崩せる。
横ロケーション強化系(ネクサス、バクスター・ビルディング)
横ロケーションを強化するロケーションは相対的に重要度があがるため、スペースをつぶすメリットが大きくなる。
スーパーフロー
カードが設置されていないときのみエネルギーがプラスされるが、グリーンゴブリンでスペースをつぶすと、自分だけメリットが残る。
把握しておくべきカード
後続カードとシナジーのあるカード
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ロックジョーやアンジェラ、ウォンなどの、一旦置いた後で別のカードを置くことで有利になるタイプのカードは、そのスペースをゴブリンズで潰してやることでカードパワーを落とすことができる。これらのロケーションには積極的にスペース潰しを狙おう。
破壊系カード
![](https://assets.st-note.com/img/1669199219182-yJs0KbFprf.png?width=1200)
自分のカードを破壊するタイプのカードで、送り込んだゴブリンズを破壊されると大きなビハインドを背負うことになる。フッドやバッキーバーンズなど破壊系デッキの兆候が見られたら、ゴブリンズ以外の選択肢も検討しよう。
デアデビル
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ここまでゴブリンズ2枚をひとまとめで語ってきた。しかし、序盤から使えるグリーンゴブリンはかなり使い勝手が良いのに対して、ホブゴブリンの方は5コストという重さもあり、事故リスクが高くて使いにくい面がある。しかし、デアデビルと組み合わせて使うと5ターン目の強力なフィニッシャとなる。
まとめ
改めて考察して思ったが、有利ロケーションがびっくりするほど多い。しかも、1枚でロケーションを落とせるようなものもあり、軽くて使いやすいグリーンゴブリンの方はもっと採用されても良いのではと思う。ただし、攻めすぎて事故負けも多いので、くれぐれもご注意を。
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