感情のメカニズムを理解すると人生が劇的に変わる 【ぬいぐるみパパのツイート解説#67】
ぬいぐるみパパのツイート解説、本日はこちら
人は感情と向き合うのが怖くて思考に逃げます
不安を抱えたままが辛すぎるから自分を卑下したり責める事で不安の理由を明確にして(そう思い込んで)落ち着かせる訳ですね
思考停止して感情だけを味わい尽くすと思いのほか呆気なくクリアし、慣れてくるといちいち理由付けしてたのがバカらしくなります
これはもう本当に、一番伝えたいんだけど一番伝わりづらいことなので、絶対きちんと解説していかないとだろうなと思ったんですけど
1年以上この活動してて、本当に僕が一番伝えたいのが「感情のメカニズム」っていうやつなんですよ。
これ、なかなかまだまだ浸透してない考え方というか仕組みなんで、全く意味が分からないっていう人も多いとは思うんですけど
ちらほらと「なんとなくわかります」って言ってくださる方が現れてきたので、やっぱり1年以上続けてきて良かったなーと思う部分でもあります。
さて、改めてなるべく分かりやすく、短く伝えると、人間ってそもそもが、漠然としたわからない事が恐怖なんですよ。
例えば、昔の人で言ったら「なんだかわからないけど恐ろしい」とかっていう感覚に、鬼とか妖怪っていう名前をつけて
何か知らないけど夜になると不安で仕方ないというのは「あの山には鬼がいる」とか、あそこの川に行くと何だか不安って場合は「それは川にカッパがいるから」とか
そういう、ぼやっとしてて何だか得体の知れない、不安や恐怖っていう感情があると、いてもたってもいられなくなるんですね。
だから、それを何かに決めつけることで、別に現実は変わってないんだけど、確定させることでなんとなく心を落ち着かせるっていう、元々の思考パターンというか発想の原点があるんですね。
それを「感情と向き合わずに思考に逃げる」って表現するんですけど、不安を抱えているとモヤモヤする、それは不安という感情のエネルギーがもともと内側にあるからで
細かく言うとそれって、幼少期の記憶やトラウマだったり、なんか自分の中にずっと押し込められてた、抑圧された感情
「いつも認めてもらえない」「私は私らしくしちゃいけないんだ」みたいなのとか
例えば「ただただ受け入れてほしいだけなのに、いつも否定される」とか、いろんな辛い思い出があって、その感情が正体なんです。
言い方を変えると、そのトラウマを抱えた自分、怖かったり寂しかった自分ともう一度向かい合うのが怖くて
自己対話というか、自分の本音、本心の部分ともう一度向かい合うことが怖くて怖くて
鍵というか根っこの部分、深層心理の部分はそこに課題が残っているからで、本当はそこと向き合うのがメンタルヘルス的に良いというか、メンタルトレーニング、心を癒していくには必要なプロセスなんですけど
その辛かった自分、惨めだった自分と向き合うのが怖いから「それじゃない理由で、今不安なのは何でだろう」と思考で、頭でぐるぐる考え出す、と。
ちょっと短時間じゃ説明しきれないですけど、そういうプロセスがあって
感情っていうのを何かに決めつけることで、感情と向き合うことから逃げる。
そのために(人は)頭を動かす。
前からちょこちょこ話してますけど、脳の仕組みはパソコンと一緒で、データを処理してる、情報を処理してるだけなんだけど、根っこにある感情に左右されて、その処理が変わっていく。
目に見える映像、世の中の現実という映像を、怒りを抱えている人が怒りフィルターを通して見るから、怒る理由ばかり写る。
キャッチして持ってくる情報自体が怒りのフィルターを通してるので「あいつムカつく」とか「あいつは許せない」とか「私が正義、私が正しい」とかって怒りモードで世界が見えてしまう。
根っこにある感情と向き合って、そこを認めてあげて、自分の辛かった過去を自分で癒してあげることで感情がスーっとクリアになっていく。
そうすると、いちいち理由付けしてたことが馬鹿らしくなっていく、ってことなんですよメカニズムでいうと。
だから、最初に感情ありきで、その感情はもともと抑圧された「ちっちゃい頃の思い出」から派生していることがほとんどで
そこをクリアにすると、脳の解釈が、だんだんフィルターが外れていって、世の中がありのままに見えるようになる。
そうなった時に初めて冷静に、今自分がすべきこと、今自分がやりたいことを選べるようになってくる、という流れです。
で、これも何度もいろんな角度からお話ししていかないと、全然ピンと来ない人は来ないかもしれないんですけど
なんとなく「ほぉー」と聞いていただいて、今後もお付き合いいただけたらなと思います。
というわけで、ぬいぐるみパパでした。
※こちらの記事は全て音声メッセージの書き起こしです
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