「寄付」でしか救えない命がある。Nudgeを使って寄付の選択肢を増やし、若者達と保護犬に対する温かい関係性を全国に広げていきたい 〜NPO法人「KIDOGS」クラブ〜
Nudgeカードのクラブオーナーである、「KIDOGS」代表理事の上山様に、Nudge導入を検討したきっかけ・決め手や、今後Nudgeを通じて知ってもらいたいKIDOGSの社会貢献活動についてお伺いしました。
クラブオーナー「KIDOGS（キドックス）」様について
KIDOGS様は、引きこもりや不登校などで社会で居場所が見つからずに孤立し悩んでいる子ども・若者達の支援と、捨てられた犬の保護活動を組み合わせた「ドッグ・プログラム」を運営する認定NPOです。
茨城県南部を拠点として、保護犬カフェの運営や、若者の自立支援・就労支援などに取り組んでいます。
またNPO法人の活動に必要な資金は支援者からの寄付により賄われていますが、通常の寄付に加えて、「法人応援」「教育」「グッズ販売」「生活インフラ」など収入源を複数確保されているのが特徴です。
Nudgeについては「生活インフラ」の分野にて提携しており、支援者が普段の買い物をNudgeカードで行うことによって寄付ができる仕組みが構築されています。
インタビュイーのご紹介
ー 本日はお時間いただきありがとうございます。上山様の自己紹介と、KIDOGS様のクラブ概要について教えてください。
KIDOGS代表理事の上山です。
高校生の頃に、アメリカで行われている少年院内で非行少年が捨て犬を保護譲渡し更生していく「プロジェクトプーチ」というプログラムを知り「いつか日本でもこの活動を広げたい」と、この活動を志すようになりました。
筑波大学時代には、引きこもり・非行少年支援や保護犬活動に携わり、2011年に任意団体キドックスを立ち上げ、2012年にNPO法人化、代表理事に就任しました。
設立当時は本当にお金がなく仲間も少なかったので、「アメリカにはこのような事例があるから日本でもこういう活動を広げていきたい」という企画書を作り、出会う人皆さんに話をして回ったのを覚えています。
話しているうちに、協力いただける方が現れ、支援機関を紹介いただき、助成金も申請したり場所を貸してくれる人が現れたりして、今の規模で活動できるようになりました。
2022年4月には、ヒューマンアニマルコミュニティセンターキドックス（略称：HACCキドックス）が、皆さまの寄付によって設立され、今はご来場いただく皆さまからの寄付やご支援で運営し、多くの人の関わりによって支えられている、人と動物の地域交流拠点になっています。
クラブのご紹介
若者達の支援と、捨て犬の保護活動を組み合わせた各種プログラムを運営する認定NPO法人キドックスのクラブです。
ご利用金額に応じて、KIDOGSクラブ限定のキドックスカフェ犬用おやつや、キドックスの活動についてより一歩深く知りたい理解したいという方向けの「キドックスまるごと見学ツアー」に参加できる特典が受け取れます。
Nudgeの魅力とは
Nudge導入を検討したきっかけ、決め手は？
ー 上山様が、Nudge導入を検討したきっかけ、決め手はなんでしょうか？
以前、つくば市が協賛するクラウドファンディングを実施しようと考えた際に、行政関係者の方からNudgeの存在を教えてもらったのがきっかけです。その関係者の方とナッジの社員さんがお知り合いで、詳しくお話をする機会を頂きました。
本当に申し訳ないのですが、初めは「クレジットカードで寄付を集めるって怪しくない？」という印象で、社内でもどうしようか話していました。
ただ、よくネットの情報を見てみると、同じく動物保護を志す団体「ネコリパブリック」さんもNudgeを導入されていたし、ナッジ代表の沖田さんも経営者としてしっかり実績のある方であることが分かったので、「じゃあやってみるか！」と社内で話し検討をスタート。初期費用もかからない仕組みだったので導入においてのハードルは低かったです。
Nudgeサービスの魅力・共感している点
ー クラブ会員が普段の買い物を通じてクラブオーナーの活動を支援できるのがNudgeの特徴ですが、上山様が考えるNudgeの魅力や共感している点があれば教えてください。
一言でいうと、寄付の選択肢が広がることです。
通常の寄付とも違うし、当法人が行っているサービスや販売とも違う、支援者の方々が日常生活で意図せずに寄付ができる仕組みっていうのは我々としてもとてもありがたい仕組みだと感じています。
何らかの形でKIDOGSを応援したいと思われている方には、「こういう寄付の方法もあるよ」とこちらから訴求できるので、HACCキドックスの常連さんを中心にご入会いただいている状況です。
常連さんからは、「カード作ったよ！」とスタッフにお声がけいただくこともあるので、支援者と我々との接点が一つ増えたと感じます。
支援者にNudgeを使っていただいたり、アプリを開くたびに、KIDOGSのことを思い出してもらうきっかけになる点もナッジのサービスに共感するポイントですね。
Nudgeを通じて知ってもらいたい社会貢献活動について
ー 現在、KIDOGS様が力を入れている活動で、Nudgeユーザーに広めたいことはなんでしょうか。
私たちは行政の制度を使ったり、助成金を活用して進めている事業もありますが、引きこもりや不登校の子ども達への支援については、制度の狭間にあるため活動予算が得にくいゾーンなんです。また、KIDOGSでは、捨て犬の保護活動も同時に行っているため、こちらは行政の支援や助成金などもさらに得にくいのです。これらの分野に関しては、支援者からの寄付に頼らざるをえません。
このような悩みを抱えている子ども達の数は本当に多くて、生育環境に課題を抱えていたり、人間関係につまづいて生きづらさを感じていたりする人が沢山いることを皆様に知って頂きたいです。
若者の経済的な困窮率もコロナ禍を経て高まってきており、このような子ども達に適切なサービスや支援を届ける、これがKIDOGSの使命だと考えています。
Nudgeの支援の仕組みがしっかり定着して、利用者の皆様からの寄付がきちんと若者支援や動物保護に繋がっていると実感できるような流れを作って行きたいですね。
Nudgeの課題とは
ー Nudgeと提携していての課題や、これから期待したいことがあれば教えてください。
Nudgeの仕組みを聞いて、私がとっさに「なんか怪しい？」と感じたように、支援者の方々もそう感じられる可能性はあるなと思います。
よくショッピングセンターでクレジットカードの勧誘が行われていますが、ああいうのは私自身が苦手で関わらないようにしているんです。
同じように、Nudgeでキャンペーンを打ったり積極的にセールスしたりすると、お客様離れが生じてしまうのではと危惧しています。そのため、現在はKIDOGSのホームページで見つけていただいた支援者に対してお知らせしている程度になっています。
加えて、これは当方の問題なんですが、HACCキドックスでの決済は現金のみで、クレジットカードは対応していません。Nudgeを紹介しているのに、当施設でクレジットカードが使えないとなると、お客様に対して一貫性をもった対応ができないのが悩みの一つです。
ー 貴重なご意見ありがとうございます。ナッジは、利用者様のクレジットカードにまつわる不安を解消し、安心・安全に使っていただくための各種機能の実装や情報発信を推進してまいります。また、クレジットカード決済の導入に関しては、Airペイのように振込手数料・月額固定費0円で導入できるサービスもありますのでぜひ検討してみてください。
そうですね。検討します。
今後の展望
ー 最後に、今後Nudgeを使って実現していきたいことをお聞かせください。
「寄付」の行為をもっと日常的なものにしていきたいですね。アメリカのNPOだと、もっと寄付してください！と声高にアピールしている団体が多いですが、日本の団体は積極的に寄付を募るのがどうしても苦手です。これは私たちKIDOGSも変わらないといけないことですが、もっと寄付したお金の流れや仕組みが透明化されて、それがいい形でユーザーに伝わるということを考えていきたいです。
Nudgeに関しても、ユーザーにしっかり説明して、これだったら信頼できるし、いい仕組みだと思ってもらうことができれば、KIDOGSの支援をもっと身近に感じていただけるのではないでしょうか。
普段の買い物で間接的にKIDOGSに寄付していることを実感いただき、それがいずれ直接的な寄付に代わり、支援することが日常的になるような世界がくれば、若者達と保護犬に対する温かい関係性も全国に広がっていくと思います。
ー 上山様、貴重なお話、誠にありがとうございました。本日頂いたNudgeへのご期待も踏まえ、Nudgeでは更なるサービス向上・認知拡大に努め、KIDOGS様の活動を全力でサポートしたい所存です。今後ともよろしくお願いします。
【編集部より】
最後までお読みいただきありがとうございました。
インタビューさせて頂いたKIDOGS様では、利用金額に応じてさまざまな特典がもらえる「KIDOGS」クラブを開設・運営頂いています。
このクラブを使い寄付の選択肢を増やし、若者達と保護犬に対する温かい関係性を全国に広げていきたいという上山様の取り組み、ご参考になりましたでしょうか。
ご不明点等ございましたら、お気軽にNudgeまでお問合せください。
また、Nudgeでは様々なスポーツチームやアイドル、企業などの「クラブ」が用意されています。
好きなクラブを選択して普段通りにカードを使うだけで、クラブの特典がもらえます。
詳しくは、Nudge サイトをご覧ください。
取材：大出亜美・山咲かもめ
＼ぜひ、ナッジカードをご利用ください♪／
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