グループディスカッション(GD) 基礎の基礎

1.はじめに

 これまで企業分析、自己分析、エントリーシートについて話してきました。ここからは、グループディスカッションについて話していきたいと思います。これを書いた年は、コロナの影響でGD自体があるので開催されないかもしれないですが、メジャーな選考手法なので書いていきます。

2.グループディスカッション(GD)とは

 まず、グループディスカッションとは何かを簡単に。ネットで調べて知っている人も多いかと思いますが、テーマに基礎の基礎と書いてあるのでご容赦を…。

 グループディスカッションは、大体1次選考など選考の前半で行われることが多いです。数人のグループで特定のテーマについて議論するものです。そこでうまく議論を進められていたか、他者に働きかけていたか、議論に参加していたかが見られます。

 どういう種類のテーマがあるか、どういう議論の流れになりそうかは、次のGD対策編で書いていこうと思います。

3.グループディスカッションで必要なこと(新日本プロレス内藤哲也選手の言葉から)

 ここでは、テクニックどうこうというより、GDでどういう心持ちが必要かだけ書きたいと思います。

 心持ちのヒントとして新日本プロレスの内藤哲也選手の名言(ただのプロレス好きですすいません)が参考になるかと思います。

「思ってることはさぁ、声に出して言わないと誰にも伝わらない」

参考:https://www.njpw.co.jp/card_result/103658

「一歩踏み出す勇気」

参考:https://hochi.news/articles/20180429-OHT1T50175.html

 上記の2つです。まずは、言葉を発しないと何の評価をされません。意見をいってなんぼ、人に意見を聞いてなんぼ、結論を導きまとめていってなんぼの世界なので、どの場面でも言葉を発すことが必要です。

 この場面ではこういうことをしないといけない、良いアイデアを思い付いたから伝えたいと思っても話さなければ誰にも伝わりません(メンバーにも、評価者にも)。一歩踏み出す勇気をもって、声に出してみることをまず意識しておいてください。次の記事で、対策について細かく言いますが、前提として伝えるということができないと、いくら頭でわかっていても評価になりません。

 議論するのが苦手、人と話すのが苦手な人もいますが、GDにおいて、この内藤哲也選手の言葉は心に刻んでおいても良いかもしれません。また、人に話を振られるのを待っていると、振られることのないまま終わるかもしれません。対策編でも言いますが、テーマからどういう議論の流れになるか予想して、最初に言葉を発することができれば、自分が話しやすい雰囲気になるかもしれません。その最初に発するためにも、一歩踏み出す勇気は持っておくことをおすすめします。

 その一歩踏み出す勇気をもったり、口に出して伝えるという意識は、ゼミでの議論やサークルでの話し合いなど普段参加しているコミュニティの話し合いの時に意識しようとして練習すれば、持てると思います。また、就活支援サイトが運営するGD対策会に参加しても良いと思います(口に出す練習には使えます。ただ難しいお題とかは出ない可能性があるので発展的な練習にはならないかもしれません。一部高いレベルのGDをやるところもあるかもしれませんが)。

 ただ、気を付けてほしいのが、ただ闇雲に喋っても良いというわけではありません。そこまでいってしまうといわゆるクラッシャーとなっていしまいます。しっかり、議論の流れを把握するというスキルも身に着けるようにしましょう。また、闇雲に話してる人、的外れなことを話している人を見たときには、「トランキーロ、焦っせんなよ」といえるようにしましょう(笑)というのは嘘ですが、そういう人を止めてあげることは必要です。議論にならず時間が来てしまう可能性が高いので…。


4.まとめ

 以上、GDを対策していく前に意識しておくべきことについて話してきました。とにかく、思っていることは口に出さないと、メンバーにも評価者にも伝わらず、選考に落ちてしまう可能性が非常に高いことを意識しておきましょう。一歩踏み出す勇気をもって、意見を表明すること、みんなの意見をまとめていくことが必要です。そのためにも、自分の良くいるコミュニティにおいて、話し合いがなされるときや、GDの練習会に参加して、伝えるということをしていきましょう。

 次は、テーマの種類や気を付けることを対策編として話していきます。

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