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「期待をきっと今回も裏切ってくるんだろうな」という期待を裏切らないYOASOBI|2021年を振り返って

みなさまこんばんは、っきーです。2021年中に振り返りnoteを上げる上げる詐欺をしてしまい申し訳ありません。結局2022年になってしまいましたが、どうぞ今年もよろしくお願いいたします!

紅白の余韻

世界一平和な「ツバメ」空間

紅白、よかったですねえ……。まず「ツバメ」についてさらっと。あの空間、世界一平和だったと思うんですよ。内容こそSDGsですけれど、ゆるくてかわいいアオとキイがいて、まさにカラフルなおふたりがいて(今回の紅白のテーマはカラフル)、出演者のみなさんもツバメダンスを踊っていて。しかもそれが鈴木雅之さんみたいな大御所から、それこそ乃木坂46の飛鳥ちゃんとかまで、オールジャンル・オールジェネレーション(年代)が参加できていたのが本当によかった。ああいうほわほわ空間って、良くも悪くもNHKでしか実現できないんじゃないかなあとも思ったりしました。観ていて心が洗われましたねえ。

青春を詰め込んだ「群青」

何がよかったって、全部よかった。まず、ikura様の御声が今回もすばらしくおうまかったですねえ。わざわざ前回(2020年12月)の話を引っ張り出してくるのもなんですが、あのときから確実に、さらにさらにおうまくなっていらっしゃる。何度も書いていますが、ikura氏の歌声は個人的にロングトーンが特に好きで、というのものびやかさとかみずみずしさが際立つからなのです。その意味でも、「群青」のあのザ・青春感にぴったり合っていたような気がして、すばらしいパフォーマンスだったなあと改めて感じます。ikura氏のこの1年間のえげつない(語彙力)努力には、頭が一生上がりません

そしてAyase氏と、いつもおなじみバンドメンバーズ。終始楽しそうなのがあふれ出ちゃっている感じが、とてもよい。YOASOBIの「ASOBI」とか、「群青」の歌詞に出てくる「あとは楽しむだけだ」的な、いわゆるお祭り騒ぎ感(全然いわゆるじゃないな)が、YOASOBIパフォーマンスのひとつの大きな魅力なのではないでしょうか。まあ今回は情報量が多すぎてあまりバンドメンバーのみなさんが映らなかったのが残念ですが、一瞬アップになった仄雲氏の真剣なまなざしで、あの場の空気感が一気に伝わってきたので結果オーライです。とてもよかった。

そしてそして演出。いや~~~正直、オケ編曲版はいつか来るかなとは思っていたんですよ。「SING YOUR WORLD」のときの拙稿でも、オケ版聴いてみたいな、また違う雰囲気になるんじゃないかなって書きましたし(にしても、そこから半年で本当に実現しちゃって鳥肌が立ちました)。ただ、その場が紅白で、しかも東京フィル(バリバリのプロオーケストラです)とのコラボが実現するとは、夢にも思わないわけです。さらにGANMIさん率いるダンス隊も圧巻でしたねえ。で、私は別にそのすごい人たちとタッグ組めてウワ~すご~~い!!ってことが言いたいわけではなく、YOASOBIがまた新たな芸術作品(アートワーク)のかたちを提案したことが、やはりYOASOBIの強みだと改めて実感したのです。すなわち、YOASOBIは小説から音楽をつくるというコンセプトが根幹にあって(この時点でだいぶ新しいことをやっているんですけどね)、そこにMV(映像芸術)なり、ライブ(舞台芸術)なり、さまざまな形態の芸術をくっつけることで、新たな形の芸術をつくり出しています(私はこれをYOASOBI的新芸術と便宜的に呼んでいます(ネーミングセンス))。んで、今回さらにそこにオーケストラやダンスとのタッグを見出したわけで、それはもうまた新しい芸術のかたちをつくってしまったのだと私は考えています。毎回のライブなりテレビ出演で、新たなアートの在り方を提案し続けているそのバイタリティ。それだけ命を懸けて小説を音楽にするんだぜという気概がひしひしと伝わってきて、プロだなあ、、、、、と毎回思ってしまうのです。

今回ダンスとタッグを組んだのは、さまざまな理由があるはずです。ひとつは日テレでこの秋にやっていた「ダンスONEプロジェクト」。そのときも曲が「群青」だったので、今回も局は違えど、ダンスとのタッグを考えるというのは自然な流れのように思います。そしてもう一つが、大阪桐蔭高校吹奏楽部との兼ね合い。「SING YOUR WORLD」では彼らとのコラボで「群青」を演奏していて、先ほど述べた「ダンスONEプロジェクト」もやはり中高生が主なターゲット。「群青」に、何としてでも青春を生きる中高生~大学生ぐらいを取り込みたい!というコンセプトは、きっとずっとあると思うのですよ(まあikura氏が大学生なので、実は常にその条件は満たされているのですが)。しかし今回「群青」パフォーマンスは夜10時過ぎ。時間的に大阪桐蔭とコラボするのは難しく、そこでダンス要素に青春感もミックスしようとなったのではないかと考察します(本当にただの予想・妄想です)。心なしか、東京フィルも若手メンバーが多かったように感じました。まあ裏でジルベスターコンサートをやっているので、必然といえば必然なのですが。


……ということで長くなりましたが、紅白のお話はこのへんで。要するに、「期待をきっと今回も裏切ってくるんだろうな」という期待を裏切らないYOASOBIさんでした(紛らわしい)。さすがです一生推します。


2021年、いや2019年以降を振り返って

ひょんなことから(後述)、YOASOBI結成の2019年10月以降のYOASOBI公式さんのTwitterを漁っていまして。せっかくなので、2021年だけではなくそれ以前のこともひっくるめて、振り返ろうと思います。

運営とオタクの完璧な距離感

これ、ひよりさんが書かれていたことと若干かぶるんですけど、YOASOBIって我々とメンバーやスタッフのみなさまとの距離がものすごく近いと思うのです。ライブの公式レポーター企画も含めて、オタクがYOASOBIに参加できる機会がとにかく多い。ただ、もちろん近すぎるといろいろ問題になるのは目に見えているわけで、そこの調節が難しいわけです。

それではなぜ、YOASOBIがこんなにもほどよい距離感で進んできたのか。もちろんAyase氏&ikura氏のあの朗らかなキャラクターも多分にあると思うのですが、個人的には公式Twitterの果たしてきた役割が大きいと考えます。

YOASOBI公式Twitterって、一人称が「私」なんですよね。いや、みなさんもう慣れちゃっているから当たり前かもしれないですけど、普通あんまり公式Twitterって「中の人」感を出さないじゃないですか(シャープさんとかは除いて)。ただ淡々と情報解禁とかをリリースするイメージで。しかしYOASOBI公式は、中の人が感じたことをモロそのままツイートしてくれるので、ものすごい親近感があるわけです。楽曲がチャート1位に上り詰めてとても嬉しいですとか、あるいはikura氏がこんな変なこと言ってます!!とか。YOASOBIの生の声がそのまま伝わるツイートは、本当に魅力的なのですね。まあそれもそのはずで、YOASOBI公式Twitter中の人(YSR氏)もバリバリにYOASOBIを動かし続けている(というか生みの親ですからね……)わけで、一人称視点で発信できるというのは大きな強みだなあと感じました。だからこそ、YOASOBIはファンとの距離がこんなにも近くなるわけですね。

そして驚くべきことに、この距離感、2019年10月からずっと変わらないんですよ。「近くても遠くてもだめだからと言って試行錯誤し続けて今ちょうどいい距離感になりました!」というわけではなくて、すでに結成直後から心地よい距離感が完成されていた。計算しつくされたツイート・スタイル(かっこいい単語つくっちゃったな)というわけです。たとえば、もちろん初期から一人称はずっと「私」ですし、たまに本当の公式っぽい(※本当の公式です)情報解禁ツイートみたいなのが混ざるんですよね。このツイートが、実はオタクとの距離を近づけすぎないスパイスになっているような気がしていて。YOASOBIスタッフさんは、よくおっしゃってますが全員YOASOBIのことが大好きで、もはやただのオタクじゃねえか(失礼)みたいなツイートも散見されるわけですよ。Ayase氏の誕生日をこっそり祝うためにわざわざ前日にAyase氏のTwitterアカウントブロックしたりとかね。ともするとオタクと距離が近くなりすぎかねないのに、そこに定期的に事務連絡ツイートが入ってきて距離が保たれている。これが、完璧な距離を保ってきた秘訣なのではないか、そう感じている今日このごろです。

……まあその事務連絡的情報解禁ツイートに添えられた、ちょっとイカした1文が私は大好きなんですけど、まあその話は今度にしましょう……このままだとYOASOBIオタクじゃなくてYOASOBI公式Twitterオタクになってしまうので……。


公式レポーター、本当にありがとうございました

改めて、武道館公演「NICE TO MEET YOU」では2日目に公式レポーターを務めさせていただき、本当にありがとうございました。とにかく幸せ、この一言に尽きます(締切直前までレポートが書きあがらず冷や汗ものでしたが!!)。レポートはこちら。

そして、「SING YOUR WORLD」公式レポーターでおなじみ、いち亀さんの武道館レポートが出た後に、YOASOBI公式さんがレポーター同士での繋がりもあっていいっすね、これからもこの企画続けまっせ(意訳)と言ってくださったのが本当にありがたかった。正直、案の定当日ド緊張して思うようにメンバーのみなさんとお話しできなかった一幕もあったし、まあただの被害妄想なんですけどレポートを書き上げてYSR氏にZoom越しに読んでいただいたときの表情が微妙で(超失礼)ウワアこれはダメレポですか?????ってなってたし、すごく不安だったのです。ひとまずこの企画が次へとつながるのだとしたら、ほっと一安心。

また改めて、(1日目・2日目の違いはあれど)同じものからできたレポートが、それぞれまったく異なる色を帯びていることに驚かされました。まずひよりさんのレポート。公式レポーター認定試験のときの記事も拝読していたんですが、すんごく純粋なオタク感情がありありと書かれているんですよねえ。絶対オタクトークしたら楽しいやつだ……と思ってしまいます。2021年振り返りnoteでも、ご本人が「莫大感情」とおっしゃっているとおり、オタク的クソデカ感情をそのまんま文字に起こしてらっしゃって、楽しく拝読しました。オタクっていいな、YOASOBIっていいなと改めて思わせてくれる記事、ぜひお読みくださいませませ。

そしていち亀さんのレポート。考察が鋭く、毎回あ~~~たしかに……と唸ってしまいます。一歩引いた客観的考察を加えているのに(なので毎回ああ~~~という発見がある)、主観的な熱量・情熱はそのまま文章に残っていて、惹きつけられます。それとやはり公式レポートをわざわざ紹介してくださった点。レポーター同士(公式かどうかは問わずです、もちろん)で情報交換するの、本当に楽しいのでこれからも続けていきたい所存。いち亀さんレポートもぜひご覧ください。

他にも山のようにレポートがnoteに投稿されていて、すべては読み切れていないのですが楽しく拝読しています。やっぱりそれぞれに書いた人の個性が出ていて、というかその個性がにじみ出た文章だからこそ、読んでいて面白いんですよねえ。私はわりと、(特に今回の武道館レポは)現場の空気感を可能な限りそのまま文章に落とし込むことを目標に書いているので(結論として言葉にできない要素が多すぎて無理だったんですけれど)、逆にひよりさんをはじめとして感情をストレートに入れ込んである文章を読むとわくわくします。今後の企画も楽しみにしております。

「ANNISOBI!(アニソビ!)」オープンによせて

さて話は変わりますが、2022年1月1日、YOASOBI非公式ファンサイトANNISOBI!アニソビ!)」をオープンしました。当面は

YOASOBIのテレビ・ラジオ出演予定やライブ情報
などと、
過去のメジャーなイベント(楽曲・MVリリースやライブなど)からn年経った記念日

を、あわせてカレンダー形式で確認できるサイトとして運営する予定です。

このサイト、作ろうと思い立ったのは武道館ライブ明け。推しに会えた反動で禁断症状が出てしまい、YOASOBIとの記念日を絶対忘れないように、盛大に祝うんじゃ(メンヘラか?)と決心して2週間ほどで制作しました。それで過去の情報を打ち込むために、結成以降のYOASOBI公式さんのTwitterを漁っていたわけですね。Twitterの仕様上、過去ツイートは3,200件までしか遡れない(データとして消えるわけではないが遡れはしない)のですが、いま公式さんのツイート数は3,100件余りで、その意味でもまさに今、結成からの軌跡を振り返るひとつのチャンスなのかなあとも思いました(ちなみに、YOASOBI公式HPでも軌跡がわかるようになっています、そちらは1ページで全部わかるようになっているのでぜひチェックしてみてくださいね)。

サイトのデザインは、Inspired by YOASOBI公式HPといったところでしょうか。ネオン的要素を入れつつ(タイトルとか見出しがチカチカしてますでしょ???)、カレンダーとしての見やすさを追求しました。スマホだとなかなか幅的に見づらいところもあるかもしれません。PCやタブレットだとさらに読みやすいはずですので、あわせてお試しください。

今後も、少しずつコンテンツを増やしていく予定です。すでにいくつか考えてはあるのですが、制作にはもう少しかかりそうです。まあとにかく、公式さんにご迷惑をおかけしないのが第一。著作権をはじめとして各種権利侵害には人一倍気をつけているつもりです。もちろん画像や動画は一切載せませんし(許諾が得られたものを除きます)、引用もハイパーリンクなどで明確に示したうえで、最小限にしています。現状はデータベースサイトのためどうしても引用が多くなってしまいますが、もし「これはまずいんじゃないの」などのご意見がありましたら、ぜひTwitter DM宛にご連絡ください。どうかよろしくお願いします。


それでは、長くなりましたが2021年、YOASOBIに生かされた1年でした。2022年、YOASOBIとみなさまのご多幸を心よりお祈り申し上げます。これからもどうぞよろしくお願いいたします!仲良くしてください!!(切実)


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