【日記】ヤとしての正しいあり方
サイゼリヤでお昼を食べていると後ろの席から深刻そうな話題が聞こえてきた。
いい年齢の大人四人組である。
ファミレスなどのポップな場所でこういう深刻な話や勤め人が大事そうな商談をしている場面はそこそこよく見かけるがどういう流れでそうなるのか少しの不思議がある。
盗み聞きするつもりは無かったが、一人でもくもくと食べていると耳に入ってくるものである。
「遺産」「相続」「保険」などの重々しいワードが続く中、少しの間があってふいに普通の声色で、「ミラノ風ドリアとシーフードパエリアと」と聞こえてきた。
急に正しいサイゼリヤのあり方になった。
料理が届くと再び「介護」「葬儀」「親族」といった話題が始まった。大人ともなると色んな環境に順応性がある。
サイゼリヤなのかサイゼリアなのか迷ってiPhoneの予測変換に期待したらヤもアも出てきて役立たずだった。(ヤ でした)
今日はお部屋の退去の日だ。
ガスの閉栓に立ち会って、二時間なにも無い部屋で昼寝をしながら管理会社の人を待ち、退去の立会い。特にどこも問題なかったのですぐに終わった。
綺麗に使って頂いてますね、と言われたが、実は前日にクローゼットの扉が壊れて閉まらなくなってしまい、絶対に修繕費を請求されたくない!という強い想いから自力で直したのを彼は知らない。
新しい家に戻って、開梱やらなんやら、とにかくバタバタしたものの、とりあえずひと段落。
夕飯は引っ越し蕎麦。
でも引っ越し蕎麦って、越してきた人が近隣の方に振る舞うのが正しいらしいですね。
まぁ江戸時代じゃないから自分で食べても良いでしょう。
新しい家は広くて快適でソワソワするが、
6畳の部屋に私のものを全部置いたら、ほぼ前の家と同じ様子になって心が落ち着いた。
(昨日 7/27分の日記です)
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