おしゃれのはなし

最近、欲しい服をパッと選ぶ事が、出来なくなった！と感じます。

昔はそんなことありませんでした。
学生時代は今よりもっとお金が無かったので、良いな！と思ったものがお安ければ、多少サイズがおかしかったり、動きにくかったり、作りがチープでもパパッと買っていたように思う。
流行や着まわしなんて考えていませんでした…買った服に自分が合わせていくぞ、という気概です。

多分、私は奇抜な方だったと思います。ただ、美大だったのもあって周りも個性的な人が多く、その環境の中では、似合っていたと思います。若さも手伝ってくれましたしね。

それが今や、どうでしょう！
ネットで服を色々と見てみるものの、やれ首回りが開きすぎだの、シワになりやすそうだの、合わせにくそうだの、考えすぎてしまって欲しい服が見つかりません！

中途半端な年齢って一番着るものが難しい気がします。私は大人っぽすぎるのは似合わないし、かといって可愛らしいものは、もう、ちょっと、という感じなので、いっそおばあちゃんになった時のファッションを楽しみにしています。

職場にたまに来店されるご婦人がいらっしゃるのですが、それはもう素敵なんです。
ボリューミーな白髪をふわっと綺麗にセットされて、お化粧もばっちり。ヴィヴィアンの指輪をつけて、ある時はヨーロッパの街並みが似合うドレス、またある時は黄緑色のセットアップ、またある時はスポーツブランドのジャージに白いチュールのロングスカート…と、とにかくお洒落。お洒落泥棒！

私も、おばあちゃんになったら、そこまでのレベルではなくとも、ロングスカートをはいて、可愛い帽子やスカーフをつけて、丸眼鏡をかけたいな！

理想はクレアおばさんです。

その日まで、今はとりあえずシンプルに。
でも春なのでやっぱり明るい色が着たいなぁ！