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グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF 2865ってどうなの?【加筆修正・追記】

皆さんこんにちは
若者に色々役に立つかもしれない情報をたまに呟いているおじさんです。

すみません、ずいぶん長い間税率を間違えて記載していました。
特別口座で源泉徴収される税金は20%です。(30%ではありません)


昨年末にUSのNASDAQ100連動型のカバードコールETF 2865が日本に上陸しました。これは、米国市場のQYLDやXYLDのような毎月分配型の高配当ETFですが、日本で買うために、配当金には日本国内の税金(所得税と住民税)しかかからず、しかも見た目には為替の影響を受けなさそうなので、このところの為替の激しい変動に対しても安定的に運用できるETFだと思って、保有しています。

配当金は?

このところの配当実績を見ると1株当たり9円の配当を毎月貰っている感じです。4月18日の終値は久しぶりに当初の売り出し価格1株1000円に戻っているので、それをベースに計算すると、

毎月の1株配当金:9円(これは変わる可能性があります)
12か月の配当:108円(これも変わる可能性があります)
1株:1000円(これも変動します)
配当がそのまま継続された場合、
10.8%(108円/1000円*100%)の配当利益になります(ここから20%税金取られます)

面倒くさいので税引き前で計算しています

アリかナシか?

この手の毎月配当型のETFは米国のQYLDやXYLDを見ると分かるのですが、基本的に株価自体は徐々に目減りしていきます。もちろん上がることもありますが、このファンド自体の運用益が足りなくなれば配当のために自分の株を売却して配当金を入手する仕組みだと思うので、運用が好調のうちは株価は上昇するが、いずれ下降ラインになると予想されます。
買い方としては、下がった時にまとめてかうか、毎月積立型で一定額ずつ買い増していく方法が良い気がしています。
また、通常の株と異なり、単元株が1株ということで、なんと1株単位から購入することが可能ですので、個人の毎月の投資額に合わせて例えば3株買うとか、10株買うとかがミニ株のような自由度で買うことが可能です。
XYLDに比べ、米国と日本で二重課税されることもないため、確定申告の必要がなく、使い勝手の良いETFではないかと個人的には考えています。
このまま配当利率が同じ10%をキープしてくれて、株価も変わらなければ、5000万投資すれば、毎年何もしなくても500万(税引前)が配当で支払われるというなかなかパワフルなETFかと思います。

皆さんも、このETF少しだけでも保有してみると配当の面白さが分かると思います。

【修正しました】
前述した条件で、50万円を投資した場合に、配当金で株を買い増しするシミュレーションをしてみました。

初回500株(50万円投資)
毎月の1株配当金:9円
1株:1000円
がずっと続いた場合に、保有から3ヶ月後からもらえる配当金で更に株を買い増しする場合のシミュレーションです。
3か月後 配当3,600円(税引き後)・買い増し3株・総額503,600円
1年後  配当3,794円(税引き後)・買い増し3株・総額530,794円
5年後  配当5,126円(税引き後)・買い増し5株・総額717,126円
10年後 配当7,624円(税引き後)・買い増し7株・総額1,066,625円
20年後 配当17,330円(税引き後)・買い増し17株・総額2,424,330円
※配当の1円未満は切り捨ててあります

おじさんの手製のエクセル

10年で、保有株数は倍になり、毎月の配当もほぼ倍になっています。このときまで株価が変わらず1000円を維持していれば、1059株x1000円が投資資産額になるので、なんと50万円で始めた投資が倍以上に増えたことになります。夢がありますね。5000万円投資していたら10年で1億ですよ。税引き後の実質的な金利は10.8%から20%税金引かれるので8.64%なので、例の7.2の法則より少し利率が良いので実際は元本倍になるのは10年到達の少し前ですね。ただし、毎月配当型のETFは、どうしても右下がりの傾向があります。

XYLD
QYLD

これで永久機関は難しいですが、数年間のほったらかし運用は現実的な気がします。

サムネの画像はAdobe Fireflyで「Global X Nasdaq 100 Covered Call ETF」でAI生成した画像です。

最近の投資先に関する他のnoteも書いてみました
良かったら覗いてみてくださいませ

【2023/7/11 追記】

今日TwitterのTLでNasdaq100がリバランスをするという情報を見かけました。その方の出典はここ

で、現在NASDAQ100を支えている、MS、Apple、Google、Nvidia、Amazon、Teslaに関して、組み入れ量を減らすという話だそうで、これに連動すると、NASDAQ100連動型のETFはやはりこれらの銘柄を少し放出する形になり、各銘柄は少し値を落とすことになる。でもETF自体は内部をリバランスしているので特に下落している感じはない。

僕の所有しているMSは少し下げているけど

QYLDはなんかあまり顕著な落ち方をしていない

でもなぜか、2865は下がっている

為替変動リスクを回避するための為替ヘッジはしていないので、円高になったら下がるのかなーと考えています。グラフが似ないのは、QYLD自体も変動していてそこに為替が加わるのでこんなグラフになるのかなーと。
誰か円建て表示の米国株のグラフを表示しているサイトご存じないですかね?同じように、米ドル建ての日本株サイトも。
これあると色々便利だと思うんですけど、見つからないんです。

【追記】

今回Excelを使う際に、ROWNDDOWN関数を使ってみました。
=ROUNDDOWN(X,Y)
とセルに入れて、Xは対象とするセル、Yは切り捨てをしたい桁数を書きます。通常は、小数点以下を切り捨てるのですが、今回、配当金を再投資するにあたって、3600円の場合1株1000円だったら3.6株買えます。
=ROUNDDWON(3.6,1)
とすると3が値として得られますのでこれが追加購入株数になります。
しかし、この使い方はnoteを書いているときに気が付きました。元々は、3600の100以下を切り捨て、3000にして、1000で割ることで購入株数を求めていました。では、小数点以上の切り捨てはどうするかですが、Yにマイナスの値を入れることで実現します。
=ROUNDDWON(3600,-3)
とすると、小数点以上3桁が切り捨てられて3000という値が得られます。
Excelって色々面白い関数があるんですね。

【追記の追記】

2023年9月20日現在、やはり分配金は9円を維持しています。

【追記の追記の追記】

2023年11月9日現在で4か月分の分配金をまとめてみました。
上記で、9円と書いていますが、厳密には少しブレがあることが分かりました。良かったら↓これも読んでみてください。


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