ChatGPTのパラドックス
皆さんこんにちは
若者に色々役に立つ情報をたまに呟いているおじさんです。
僕の好きなアニメの中に攻殻機動隊があるのですが、その中のタチコマが支援AIのおねーさんに対してパラドックス(矛盾)を起こさせる質問をしています。
これは、有名(知っている人は知っている)なエピメニデスのパラドックスが元になっていると考えられます。
エピメニデスはクレタ人であり、その彼がクレタ人が「みな」うそつきだと言っているが、この言葉が真実であれば、クレタ人は「みな」うそつきであるに矛盾する。しかし、この言葉が虚実だった場合、解釈が分かれる。【クレタ人は「みな」うそつきではない(つまりうそをつくひともつかない人もいるという解釈)】なのか【クレタ人は「みな」うそをつかない(みんな真実しか話さないという解釈)】かにより、前者はパラドックスは発生せず、後者はパラドックスが発生する。だから、人によってはエピメニデスの金言はパラドックスではないという人もいます。
さて、これを思い出した僕はChatGPTに対して質問をしてみました。
と返してくるので、パラドックス対策がちゃんとされているようです。アニメの中では支援AIのおねーさんは、思考迷路に取り込まれてしまい、そのまま考え込んでしまいました。今後AIが発達し、生活の中に溶け込んでいく際に、このようなパラドックス対策は重要な要素になるかもしれませんね。
追加で、質問してみました。
後半は、まだ人間の助けが必要という部分と、将来的にこのようなパラドックスに対しても的確な答えを出せる高度な思考AIが開発される可能性にも言及しているところがとても人間くさいと思いました。
最近は、現役に復活したため、自社の取扱商品を紹介する会社のHPのリノベーションのお仕事をしていますが、「○○を効果的に宣伝する文章を3つ教えて」のようにChatGPTにお願いしていたりします。自分では思いつかないようなキャッチコピーを生み出してくれるかもしれませんが、ChatGPT自体はインターネット上にある様々な文献から学習しているため、部分的に剽窃してしまわないか心配な面もあります。現状では丸写しではなく参考に自分で文章を書いていますが、この辺が最近話題の論文にまるっと使ってしまう問題に関わるんだと思うんですよね。まあ、論文の場合は自身が調べたことを自分の言葉で論述するのが目的なので、第三者に書いてもらうことがそもそも問題で剽窃も問題ですがそれは副次的な要素かもしれませんね。
あ、剽窃という言葉を使ってみたかったんです。
剽窃:
他人の文章・語句・説などをぬすんで使うこと。
皆さんも、生成系AIを使って色々楽しんでみてください。
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