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~「日テレR&Dラボ、初めてコラボしてみました(後編)」~

こんにちは。『日テレR&Dラボ』です。

今回は、私たちが1年ほどアイデア創出をしてきた、Panasonic Design FUTURE LIFE FACTORY(以後FLFと表記します)の皆さんとのコラボレーションについてお届けしています!

私たちR&Dラボにとっては、実はFLFさんが初めての対外的なコラボになります。これがきっかけで、とある「プロトタイプ」を制作中なのですが・・・、それについては近々公開していきたいと思います。

今回の座談会では、なぜ私たちがFLFの皆さんとの共創をスタートしたのかを紹介していきます!

前編で出た話題は…
■「なるほど!!AIってこんな使い方もできるんだ」…FUTURE LIFE FACTORYとの出会い
■「社内で完結するものはほとんど無い!」FLFが目指すこととは?

前編では私たちR&DラボとFLFさんとの出会いや、コラボレーションからアイデアを実現するお話を伺いました。後編は、家電の領域を超えて広がる具体的なプロジェクトへとトークは続きます。


■もはや家電では無い!!「自分を知る」をテーマにしたFLFのプロジェクト

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加藤: FLFで白鳥さん、東江さんが関わってるプロジェクトにはどんなものがあるのんですか?

白鳥:弊社が「くらしアップデート」というスローガンを掲げてるんですけど、世の中の変化が多い中でアップデートするにもお客さま自身も自分のことや、自分のしたいアップデートについて解らないのでは?という話をしていて、去年は「自分を知る」というテーマでいろいろものを作ってました。

久野:「自分を知る」って深いテーマですけど、具体的にはどんなことをしていたんですか?

白鳥:私は『10000 PROJECT』(ヨロズプロジェクト)という、食に関するプロジェクトをやってました。

『10000 PROJECT』(ヨロズプロジェクト) はこちら↓↓↓

白鳥:弊社の商品もそうなんですけど、今までは「作る」とか「食べる」ことに価値を置いてたと思うんですけど、食料問題やフードテックがもっと一般化したらこれからは「意味」とか「価値」「おいしい」に置き変わっていく要素としてもっと重要になるんじゃないかと思ってスタートしました。

それは例えばビーガンの方は「エシカル」であることに「心理的に美味しさを感じる」とか、「山の上で食べるおにぎりは美味しい」というようにシチュエーションによって美味しさを感じるとか…、食べることだけじゃなくてそういう部分もおいしさに影響与えるんじゃないか?

それをきっかけに自分のことを知ったり、他の人の“おいしい”の価値観というものを知って「自分にとってのベストなおいしいって何だろう」っていうことを考えてもらうことで「アップデート」してもらえるようなものを、アプリケーションとワークショップの体系として作りました。

久野:完全に家電じゃないですね!

白鳥:搭載できたら面白そう!みたいな思惑はありました。

加藤:東江さんはどんなプロジェクトを進めているんですか?

東江:私がやっている『aura meditation』は、自分を知る際に「言葉」でフィードバックしても、言葉って人によって認識が違うのに確実に捉えられるのだろうか?という疑問からスタートしています。

『aura meditation』についてはこちら↓↓↓

東江:オーラみたいな「感覚的なもの」を使ってフィードバックするとどうなるんだろう?ということで、「人のオーラ」を題材にしてみました。

東江:本当にオーラが見える人と一緒に、「オーラ図鑑」のようなものを作って、そこから「色」、とか「形」、とか「質感」みたいなパラメータを出して、それをPanasonic独自の感性センシング技術と掛け合わせています。

今まではスピリチュアルだったものをセンサーの解析に組み込んで、「ちょっと占い」で「ちょっと科学的」な、そういうものを作りました。


■プロダクトとメディア、相互作用で生きやすい社会ができあがる!

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加藤:みなさん「自分を知る」という大枠のテーマに沿ったものを、1年で実現するのですか?

白鳥:そうですね。ここ2年くらいはそのように進めています。
今日は居ないですけど大嶋のやってる「3rd TIMEはたらいきかた」も、自分にとってベストな暮らし方や働き方って何だろう?というテーマでやっています。

「3rd TIMEはたらいきかた」についてはこちら↓↓↓


白鳥:今年度は「自分を知る」からもうちょっと広げて「自分とその周囲を知る」ことをテーマにしていて、東江と私は一緒に「生」「性」をテーマにしたプロジェクトをやっていました。

東江:「性」は健康とか安全とか関係性、振る舞いなど、実はすごく広い意味を含んでいるのに、今まではセクシャルなこととして、偏ったイメージをされがちだったと思います。

もう少し広いものとして見られれば、性へのハードルを下げて、もっと自分らしさを問えるような会話ができるような環境を作れるんじゃないか?と思い、プロジェクト『YOUR NORMAL』を進めています。

『YOUR NORMAL』についてはこちら↓↓↓

加藤:「生」と「性」をテーマに、コミュニケーションの領域みたいなところをパナソニックさんが考えられているのは、我々にとってもすごく刺激的ですね。

久野:「性」については、込み入った話って例えば地上波の放送ではなかなかできなかったりして、配信ではチャレンジし始めていますが、そういうことも真剣に考えていく時代なんですよね。

白鳥:そうですね、テレビやメディアでも、ちょっとずつ「性」の話題が取り上げられるようになってきて、私たちのプロジェクトにも追い風になっていると感じます。相互作用で、もっと生きやすい社会になっていくと良いなと思います。

加藤:そうですね、是非生きやすい社会につながるようなアイデアであったり、相互作用も生み出して行けるといいですね!

■そして、TONDEMO LIFE FACTORY結成へ!

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今回は私たちR&DラボとFLFさんの出会いや、FLFさんの活動についてお話ししましたが、次回は両社で結成したチーム「TONDEMO LIFE FACTORY」のメンバーで、これまでの活動についてお伝えしたいと思います!

果たして、TONDEMO LIFE FACTORYとはどんなチームなのか!?
次回からのnoteで綴っていきたいと思います!