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ふぞろいの「麦わらストロー」にはサステナビリティが詰まっていた!(前編)

こんにちは! 「日テレR&Dラボ」です。

夏至も過ぎ去り、いよいよ夏が近づいてくるこの季節。冷たい飲み物が欲しくなりますね!そうそう、ちょうどこんな感じ・・・

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ふぅ、おいしい・・・

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ん??

このストロー、なんだかいつもと違うぞ・・・!?




そう! これこそ

Straw【名】麦わら

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というわけで、今回はこのnoteからご縁が出来た「麦わらストロー」の生産・製造見学ツアーを2回にわたってお届けします!


今回見学させて頂いたのは、一般社団法人・広域連携事業推進機構が主催する「ふぞろいのストロープロジェクト」の現場。

プラスチックの代替としての天然素材ストローという環境への配慮はもちろん、生産者・地域コミュニティの協力による地域活性化、農業と福祉の連携による障がい者雇用の創出など、麦わらストローがつなぐサステナブルな輪!というイメージの活動です。



まずお伺いしたのは、このプロジェクトに生産者の立場で参加されている、茨城県で農業を営む天海 剛さんの畑。
見てください、この一面に広がる

芋畑!!

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麦畑が来ると思いましたよね。わかります、筆者も思いました。
なぜ「麦わらストロー」なのに芋畑なのか!? 教えて、天海さん!


天海さん
茨城はサツマイモの産地でね。ここでは「紅はるか」という品種を育てているんだけど、芋の収穫をした後に、畑の土ぼこり防止のために麦をまく必要があるんですよ。ほらこんな感じ。

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なるほど! お芋を育てるためには、麦も必要なんですね。

天海さん
そうそう。だから麦も育てているんです。ちなみに私は本職は市役所の職員で、農業は5年前から始めたんですよ~。こういうことも周りから教えてもらってね。

え!? 天海さん市役所の方なんですか!
官民連携したこのプロジェクトを体現している・・・!

天海さん
そしてこっちが「麦わらストロー」の材料となる麦を干してある場所です。
ちょっと暑いけど、中へどうぞ!

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MUGI~♪(newe ZEROの音楽で)


芋畑の隣にあるハウスの中には、干された麦の束がびっしり!
飲料のパッケージでしか見たことがなかった麦が連なる光景に、思わず大きく息を吸い込んで香りを感じてしまいました。すぅぅはぁぁぁ。
天海さん、この麦がどうやって「麦わらストロー」になるんですか?

天海さん
これは大麦なんだけど、干した大麦をきれいにした後に、ストローにちょうど良い長さにカットして作るんです。だいたい20センチくらいかな(チョキチョキ)。

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チョキチョキするだけなんですね! これは本当に天然素材!

口に入るものということでもちろん洗浄や検査が行われるそうですが、余分な加工が全くない、まさに産地直送なストロー。1本1本太さや色合いが違うのも、自然のものならではです。

プラスチック製のストローよりも口当たりがやわらかくて、優しい自然を感じながらサステナブルな未来に貢献できる、消費者にも嬉しい品ですね。

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次回は、この大量の麦の束がどのように「麦わらストロー」へと変身していくのかを詳しく見ていきます!


この日、私たちのために有給を取って対応してくださった天海さん。
「紅はるか」の干し芋めちゃくちゃおいしかったです!
ありがとうございました!
ひたちなか・東海・那珂 ほしいも協議会

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