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宇宙から「鬼を探せ」!衛星データが導く東京ミステリー紀行 ~青梅の里編~

こんにちは!「日テレR&Dラボ」です。

今回は、私たち「R&Dラボ」と宇宙メディア「宙畑」さんにより結成された『衛星データによる「鬼」探索隊』の冒険の一部始終をお届けします。

いきなりこの記事を読まれた方は、謎のテンションについていけないと思いますので、よろしければ前回の記事をご覧ください<m(__)m>

(ざっくり言うと)
専門家の知識と最先端の衛星データを活用して「東京で鬼が生息できそうな場所」をプロットできたので、実際に「鬼がいるか?」を探索してみよう!という趣旨です。


ーーーAM11:00 JR河辺駅に集合ーーー

某月某日(小雨) 探索隊はJR河辺駅に集合、探索をスタートしました。

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今回、私たちR&Dラボに加えて「宙畑」編集長の中村友弥さん、鬼生息データを導き出した衛星データのプロフェッショナル今村尚人さんにも参加頂きました!

今村さんに作成頂いた「鬼生息地のデータ」は、このようにtellusの提供する地図にマッピングされます。

スマホの地図を頼りに、いざ鬼探しの旅に出発です!

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道中、お二人に改めて「鬼が生息すると言われる場所」について伺ったところ、夜間照度鉄鉱山からの距離に加えて、「岩」がつく地名がポイントだそうです。

ちなみに、この探索で私たちが頼りにするのは衛星データが導き出した「鬼生息地」のピンのみ。
実際にそこに何かあるのかなどはあえて事前に調べていません。

果たしてピンが指し示す場所には何があるのか?
そして本当に「鬼」はいるのか?

進むにつれ深みを増す山の緑に、隊員達の期待は高まります。

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ーーーAM11:30  岩倉鉱泉ーーー


隊員達が最初にたどり着いたポイントは「岩倉鉱泉」

いきなり「岩」の付く場所にテンションが高まります。

立て看板には、あのヤマトタケルノミコトが身を清めたと記されており、たいへん由緒正しい場所のようです。

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小径を抜けて、岩倉鉱泉に到着。

画像だとわかりにくいですが、確かに池の底から鉱泉が湧いています。
「鬼達もこの鉱泉に立ち寄ったのだろうか・・・」
思いを馳せながら、隊員はさらに奥地へと進みます。

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「あっー!!」


隊員の恐怖の叫び声に集まる一同!


「こ、この木の形は!!!」

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「きっと鬼の仕業に違いない・・・」
まるで屈強な鬼の腕で捻られたような木の幹・・・
鬼達の狂気を感じます。

きっと奴らは近くに潜んでいるに違いない!


「うわぁぁぁぁ!」

「どどっ、どうしたぁぁぁぁ!!!」

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木の幹が変形し、まるで「鬼の子供」のような模様に・・・

「奴らはすぐ近くにいる!」

隊員達に緊張が走ります。

隊員の一人が、本当に鬼が出た時の為に用意していた「豆」を取り出しました。

豆を握る手も、心なしか震えているように見えます。

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ーーーAM12:00 七国峠へ向かう道ーーー


隊員達は、鬼の気配が漂う小径をさらに進むことにしました。

しばらく進むと「七国峠」という看板が目に入ります。

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看板が怪しげに隊員達を誘います。

この「七国峠」は青梅と飯能を結ぶ峠で、見晴らしがよいことから「七つの国が見える峠」といいう由来でついている名前とのことです。


隊員たちは、さらに山の奥へと探索を進めます。

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しばらく歩くと小川を発見。

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「奇麗だ・・・」


隊員たちは小川のせせらぎとマイナスイオンに癒され、
「きっと鬼の子供たちも、普段は小川で無邪気に遊んでいるのだろう」と、鬼たちの平和な日常を垣間見るのでした。

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ーーーPM1:00 さらに山の中へーーー


すっかり青梅の自然に癒された隊員達。

気を引き締め直し、今回の衛星データが示した鬼生息地の中で、最も有力と思われるポイントへ向かいます。

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民家からもほどよく離れており、絶好の鬼生息ロケーション。
山の奥へと歩みを進めます。

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時折激しく雨が降る中、ひたすら山道を歩き続けます。

軽装を後悔する隊員たち・・・


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雨に打たれながら歩き続けるとと・・・


突如目の前に「巨大な岩」が出現!


大岩


写真だと伝わり辛いかも知れませんが、自然の偉大さに圧倒されるほどの巨大な岩です。


あまりの大きさに驚いた隊員達、しばし鬼のことを忘れ、この岩を観察し始めます。

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何故このような岩がむき出しになっているのか・・・
いったいどのように生まれた地形なのか・・・

自然のパワーに圧倒される隊員達。

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「こ、これ見てっ!!!」


ある隊員が岩肌の「異変」に気がつきました!



これは!!!「鬼の爪痕」じゃないか???

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岩を「鬼の固い爪」で切り裂いたような跡!


やはり岩にまつわる場所に、鬼達も集まっているようです。


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隊員たちは、手分けをしてこの大岩の周りを探索しましたが、残念ながら鬼と遭遇することはできないまま、雨が激しくなり撤収することに。


ちらちらと気配を感じさせるのに、なかなか姿を見せてくれないシャイな鬼達。

探索隊は泣く泣く山を下り、この日の探索は終了しました。



ーーー後日、驚愕の事実が!!!ーーー


「うわっっ!!」

日テレ社内で、隊員が撮影した写真を整理していると「驚愕の事実」が・・・


これ・・、「鬼」・・・?


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探索の途中、巨大な岩の近くでたまたま撮影した「山の景色」

木々と空と山々が映し出す風景の中に浮かび上がるのは、まるで「鬼の顔」のようなシルエット・・・


(私たちにはこんな風に見えました)

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シャイな鬼たちからの「ここにいるよ」という隠れたメッセージ、無事に私たちの心に届きましたよ。

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ーーー衛星データで鬼探し「完」ーーー



・・・大丈夫ですか?
読者のみなさま、ついてきてくれてますか?


ところどころお見苦しい部分があったかもしれませんが…
私たち、「衛星データ」の可能性をむちゃくちゃ体感できました!!!!!


ちょっと真面目な話に戻りますが・・・

宇宙からの衛星データはもはや写真だけではなく、様々な波長とセンサーを活用して土地の持つ魅力を引き出してくれる存在です。

今回、初めて衛星データを活用してみた私たちですが、衛星データを活用して地域を見つめなおした時に、「そこにあったのに今まで気が付かなかった何かを発見」したり、「新しい視点で地域の魅力に気づける」という大きな可能性を感じました!!!

直接目で見えないものであっても、衛星データで「面白い解釈」「新しい解釈」を与えることで、「行動」「発見」を促すきっかけになり、「地域の活性化」にもつながるかも知れません。

宇宙ビジネスの中にそんな新たな分野が生まれても面白いと思いました!


貴重な機会を提供頂いた、「宙畑」編集長の中村友弥さん、衛星データのプロフェッショナル今村尚人さん、ありがとうございました!!!

なお、前回の記事でご紹介した宙畑の記事の「後編」を7月に宙畑(執筆:ノオト)で公開予定とのことですので、こちらも是非ご覧頂ければと思います。


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