見出し画像

【最終報告書】出産当日に仕事復帰してから半年。

私の働き方実験「研究計画書」「中間報告書」

本記事は、ランサーズ新しい働き方LABの「研究員制度」の活動の一環として、妻:ヤコナツメが行う「働き方実験」についてまとめたものです。

私の研究は「新生児と幼児の子育てをしながらフリーランスの仕事を楽しみながら両立できるか?」という内容です。

新しい働き方LAB2期生のキックオフミーティング当日に出産

新しい働き方LAB2期生のキックオフミーティングの当日の朝、私は次男を出産しました。

キックオフの前日、妊娠高血圧症候群の疑いで妊婦健診の流れのまま入院することになり、誘発分娩の準備をしている間に本陣痛。
「スマホで漢字の変換をしている余裕があるから夫を呼ばなくていいだろう」と判断し『まだ生まれないと思う、大丈夫』とメッセージを送った17分後には、助産師さんにTELで夫を呼ばれるレベルで一気に陣痛が進み。生まれる数十分前にギリギリで夫が立ち会い出産に滑り込むという、何から何まで急な出産を終えたのが、キックオフMTG当日の7:35でした。
なんやかんや処置をして、どうせベッドで横になっていなければならないんだから耳だけキックオフミーティングに参加していても問題ないだろうと、19時から参加をしました。

出産当日、メモアプリに残した心境。

研究テーマ

私は新しい働き方LABの2期生として活動をしながら、
子供たち、特に新生児を育てながら仕事を両立する上での課題を知る
フリーランスとして働いていく上での夫婦や家族の在り方を、データを通じて見直す
の2つのテーマを軸にして、仕事を両立できるのかどうか、家族としてどう在ることがより良いのかを半年間考えてきました。

「研究員制度のキックオフと同時期に、第二子の出産予定日がある。そのタイミングを活かして、今後の夫婦の生き方や子育てについて見直せないか?」と考えて、今回の研究員制度に申し込みました。

概要

以下、自主企画の測定方法として、実験計画書で掲げていた内容です。

◇具体的な活動時期と活動詳細について

1.
出産後の「稼働可能時間をどこに作ることができるのか」「どのような環境下、条件下であれば稼働が可能なのか」「稼働可能な業務の種類とは」など、今後のレポートにて分析するデータを収集・記録する。
(第1ステージ、産後休業の時期(出産日から8週間))

2.
「新生児と幼児の子育てという日々の生活の中でどのような課題に直面したのか」
「仕事に復帰するための『時間の確保の仕方』『仕事の仕方』『子育ての仕方』とは」
「『今の生き方の課題』『これからの皆が楽しくなる生き方』とは」
など、データを分析したり、感じたこと考えたことを言語化したりしてレポートにまとめる。
必要に応じて研究の方向性を修正しながら、自分自身にとっての「『新生児+幼児の子育て』と『フリーランスの仕事』を“楽しんで“両立する条件」とは何なのかを明らかにする。
(第2ステージ、育休の時期(8週以降、自身の体調や稼働可能な条件が揃った段階の復帰時期))

◇効果の測定方法

・「毎日のスマホやPCのスクリーンタイムの記録」「ヘルスケアの記録」など、自動収集されるデータと合間に取ったメモなどを文章、図表にまとめる形で、「産後の稼働可能時間や働き方について、懸念点」などについて分析します。
・仕事再開時の「提案数、問合数、依頼数、受注数」などをトラッキングして、フリーランスの仕事をどの程度稼働できているのかを分析します。
・その他、具体的なデータをもって比較分析できる要素は随時検討して、必要に応じて追跡調査します。

→先にお伝えしておくと、スクリーンタイムのデータや仕事数のメモはあるのですが、長時間PC画面を見ているのが厳しく子どもたちの看病をしていて間に合いませんでした…。

◇詳細

まずは「新生児と幼児の子育て」という日々の生活の中で「どのような課題に直面したのか」をレポートにまとめます。
そして、それぞれの課題について「家族の協力」や「行政の支援」、「友人や仲間の支援」などを受けることで、どこまで「フリーランスの仕事」と両立できるのかを実験し、分析します。

振り返り

「ワクワク」と「ポジティブ」…もしかしたら、この2つがこれまでの私にとって最も欠けていたものかもしれないと感じています。
そして、この実験に限らず、人生においても本当に大切なものなのかも、とも。

と中間報告書にもまとめましたが、子育ても仕事もどちらも楽しみながら進めることができたことは、何より私にとって貴重な経験でした。

・子供2人に増えたけれど稼働時間は妊娠前と同等まで戻しました。4月以降、上の子の園の送迎時間の都合で、日中に連続して仕事のできる時間は減りました。まだ、ここから調整していく段階かなと思います。

・在住地域では、生後四ヶ月で支援が切れてしまう制度が多かったです。産後ケアであれば、宿泊型、日帰り型、訪問型のそれぞれで、通算7回まで。
精神的に不安定になりやすい時期でもあるので、それぞれ半年間に14日くらい利用枠があっても良いのではないかなと感じました。

・仕事に関する具体的な振り返りは、「指定企画:チーム」の最終報告書にまとめてあります。

・新生児の育児と仕事の両立はできる。できるし、運営サポートとして本気で遊ぶくらいの余裕もあった。でも、夫や家族の協力、LABのメンバーに支えてもらって、体の調子にも気を配ってこそできることだと痛感しています。

・自分だけでなく、乳幼児と一緒にZoom会議に出ている方も少なくありませんでした。お子さんがいても会議に支障はなかったし、私自身まったく気にならなかったです。むしろ、お菓子をもらいにきたり、抱っこして欲しがったりする様子で癒されることも多々ありました。
Zoomにも空気感があって、とても温かく見守ってもらえたことを嬉しく思います。

唐突ですが、結論

「新生児と幼児の子育てをしながらフリーランスの仕事を楽しみながら両立できるか?」
→この半年、楽しみながら両立できました。で、済ませてしまうにはあまりにも何も語っていなさすぎるのですが…

1ヶ月前から自分自身の鼻炎と目眩が悪化→1週間ほど前から家族揃って風邪で全滅という状況で、最終報告書をまとめるには、全く時間が足りませんでした。

「今は熱出さないで!」と思う時に限って子どもたちが体調を崩す(&自分も)という子育てあるあるを再現してしまった感はあります。
一ヶ月前、次男を一時預かりで保育園に預け始めてからの不調なので、「保育園の洗礼」なのかもしれません。

と、いうわけで実験としては、最後の最後に崩れてしまった感はあるのですが、最終報告書は以上です。
家事も育児も分担しながらいつも気遣ってくれる夫への感謝も、見守ってくれている子どもたちや家族、友人たちへの感謝も、あたらぼ2期生で知り合ったたくさんの素敵な研究員の皆さんへの感謝も、何一つ書けていないのですが…私自身も子どもたちも体調不良な中で最終報告書、書けませんでした。

今回の実験については、せっかくデータを取って記録してきたことなので、どこかのタイミングでもう一度別の記事にして公開できたら良いなと思います。

まずは、鼻詰まりでぐずっているこの子を抱っこしながら、今日も朝までゆらゆらして過ごしたいと思います。
眠くても寝られない子供の寝かしつけと自分の体調回復の両立は、難しいです。

私が半年やってきたことは、私個人の自主企画ではなくて、家族みんなでの自主企画だったと思います。
自分の中で納得のいく言葉に落とし込めてはいないこと、何一つ満足いくように書けなかったことが心残りですが、あたらぼ二期生という貴重な挑戦の機会をいただいて、本当にありがとうございました。
アワード含め、これからもよろしくお願いいたします!

夫婦&家族&ヤモリたちのあれやこれや、意義のある研究から意義のないお遊びまでを記事にしていきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします!