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No.20 ご挨拶〜超人との会話〜
「その人は、いつかは我々のもとに来るであろう。世を救う人は、大地に目標を与える人は「超人」と呼ばれる」
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私の科学は中学校の実験室からではなく、「2001年宇宙の旅」を見るために映画館の周りを一重二重に並んだことから始まります。「あのモノリスはどんな意味があるのか」、なぞは深まるばかりで、その後のDVD発売や後続のアーサー・クラーク【2010年宇宙の旅】からも結局、何の答えも見いだせすじまいで終わっていました。科学も宇宙も何が分かっていて、何が不思議なのか、今もなお区別が付いていません。
SNSのNoteを利用したNTS Journalで、研究室インタビューという企画を受け、実務として20余名のアカデミア先生方とのインタビューをさせていただきました。先生方との話題をつなぐために、人知れず脂汗や冷や汗をかき続けています。
それもでもお会いした方々の中には【超人】がいるのだろう、天才の発想や知見にわずかでも触れられれば幸いかなと、この仕事に感謝と感動を受け続けてきました。先生方の過ぎ越し方をうかがうにつれて、残された時間の少なさをもどかしく思われていることを感じながら、後進や研究者へ託す想いを聞きながら、先生方が触れたモノリスの感触を聴ける喜びがあります。
多くの先生方が時代を憂い、後進への期待をたくさん語ってくださいました。
「多くの人と出会い、広く関心を持ち、高く望むことです」というのが共通項のようでした。
異分野や業際にこそ、新たな発見があるだろうことは、偉大な発見が辺境の土地から生まれることに通じるようです。
これからも超人と出会えることを楽しみに、引き続きこの企画が続くことを願っています。読後の感想や取材した先生方へのメッセージもいただければ望外の喜びです。
令和4年12月 NTS Journal編集長 花房 陵
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