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どんな自分でありたいかは自分で決めるんですがなにか

10月1日。4月をスタートとするなら、この日はちょうど折り返しになる。半年が経とうとする中で、みなさんいかがお過ごしでしょうか。私は新しい部で、且つ後輩を持つことになりました。

その部、いやその仕事は2018年の2度目の転職時には知っていて、やってみたいなあと思ってはいた。けど経験がなくて、そのタイミングでは仕事に就けず、ゆっくりゆっくり遠回りをしてようやくたどり着いたのが今この瞬間である。今までやってきた事、全部無駄じゃなかった。3度目の転職活動で本命に落とされて絶望してたけど、「いいじゃん、この会社、行っちゃえば?」と勧めてくれた担当者さん、本当にありがとう。あの時流されて、今の会社に入ってよかった。10年近く社会人やってると何かを極める人も多いけど、私は広く浅く派で、それが弱みだと思ってもいたけど、生かすも殺すも自分次第だなって改めて思った。

さて、希望の部にうつることになった私だが、明るい異動かと言われたらそうではない。もともと所属してた部では真正面から部長に「適正ないね」と言われ、だったらじゃあ、みたいなかたちでの異動となった。適正ないねってなんやねん。前々から感じていたが、この上司とは本当に馬が合わない。結果、異動先の上司に「あーお前くるんだったらこういう仕事頼みたいなー」って言われたんで喜んで異動することにした。ぐう無能だと思われながら使役されるよりも、まあ託してみるよって言ってくれる人のところで働きたいわけです。

過程はどうであれ、結果がこう出たのだから不満はない。どうもありがとうございます。さようなら。

そんな馬の合わない上司に最後に託されたのがこの言葉である。「先輩として恥ずかしくないように。後輩に抜かれるなんてつらいよ」

…はあ。どうもありがとうございます。

正直全くピンと来なかった。先輩として恥ずかしくないように、はまあわかりましたという感じ。ただ「後輩に抜かれるとつらい」はそうなんだという感覚しかなかった。まあ確かに優秀な後輩が私を見下してくるのはつらい。むり。焦るっちゃ焦る。ただ、自分の後輩が超優秀な子に育ってくれて、私を追い抜いていくのであればそれでいい。というか、頼りない私を支えてくれ。

なんかこういう強くあらねばならないみたいな考えって、弱さを晒せない、そういう人特有な考えな気がするんだよな。いや、もうハッキリと言うけど男性らしいなというか。ケアのできないタイプの男性像ね。強さこそ漢って感じのガチムチなやつ。昭和か?

私は強い上司になりたいのではなくて、共に手を取りあえる上司になりたい。いいところがあったら年下でも見習いたいし、互いが切磋琢磨学びあえる関係性がいい。そして、誰もが安心できる場所でありたい。温かい場所を作りたい。

なので、上司の最後の置き台詞は半分聞いて、半分は無視させていただく。どんな自分でありたいかは、自分で決めていくんで。

さあ、新しい場所で、やりたい仕事に向き合って、会社のためにも、お客様のためにもプラスになるような活動をしていこう。

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