見出し画像

頑張れない人間だと思っていた私が、夢を取り戻して新しい未来を描くまで

自分は頑張れない人間なんだと思っていた

Dr.Bala」というドキュメンタリー映画を見たとき、国境なき医師団の村田さんのインタビューを読んだとき、私がいの一番に抱いた感情は虚無だった。こんなにも頑張れる人間がいるのに、私はどうして頑張れないんだろう。気付けば周りの仲間もはるか先を走っていた。未だにくすぶっている私は、一歩踏み出さねば、先へと進めないのに、「どうしたらいいかわからない」と言い訳をしてその場に留まっていた。
人の命に関わる方々は私と違うんだ、と言い捨ててしまうことは簡単だ。だけど、やっぱりどうしても見つけたかった。

頑張れる理由を。

その答えを、村田慎二郎さんの著書『「国境なき医師団」の僕が世界一過酷な場所で見つけた命の次に大事なこと』で見つけたのは以下のレビューに書かせていただいたのでよろしければ読んでいただきたく。

書評やレビューって、面白い。結論を導くに当たって、自分自身を詳らかにしなくてはいけない。そうすると、自分の知らない自分が顔を出してくる。今回私は、無意識に封印していた過去の自分が顔をのぞかせてきた。
頑張ってた時期あるよね。熱かった時期あるよね。夢を抱いていた時期あるよね。この人のためにってもがいていた時期あるよね。若かりし自分がそうやって語りかけてくる。ああ、そうだったな、と胸が熱くなって自然と目から涙がぽたぽた落ちていた。

人のために、って私頑張ってたな。と思い返したとき、ああそんなエッセイ書いたなあと思い出す。読み返して当時のことをリアルに感じ取る。書いててよかった過去の自分。
(実は今回の書評、初稿は「人のために頑張る」を軸に書いていたんです。そのときにこのエッセイを思い出して読み返してました)

いつの間に夢を忘れていたんだろう。眼の前の出来事をこなす日々ばかりで、時間ばかりが溶けていく。その上ある程度安定して生きていけているからこそ、現実的なことばかりを考えていたように思う。気付けば「まあまあ人生イージーモード」みたいな状態になっていた。そりゃあつまんないわ。刺激がなさすぎる。

人のために頑張りたいと気づいたとき

今回の書評は、あまり刺さらない人もいると思っている。夢がなくてもやっていける人もいる。自分のために頑張れる人もいる。「夢見がちな人なんだなあ」という感想で終わる方もいると思ってるし、それでいいとも思ってる。

だけど、私は誰かのためにじゃないと頑張れないって気が付いた。依存的な考え方かもしれないから、他者によりかかりすぎず、適切な距離感で人のために頑張りたい。

2023年、ずっと満たされていない感覚だった。手当たり次第に興味のあるものを買ってみたり、チャレンジしてみたりしたけど、自分を満たせたのは一時的だった。「まあまあ人生イージーモード」じゃあつまんない。夢を叶えるために動いていこうよ。

頑張る方向性も、軸もなんとなく見えてきた。2024年こそ、一歩どころか二歩三歩前へと進みたい。

夢は消えない。形を変えて、あり続ける。
そんなこともかつて書いてたな。本当に、過去の私書き続けてくれてありがとう。

2019年の時点で「誰かの心を救いたい」って宣言してるじゃん。もう二度と忘れないでね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?