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ドライアイ。


何でもないで蓋することが多い私。


気がついてしまうのがもう少し遅かったら。

気がつくのがもう少し早かったら。

気が付かないフリが上手になったはずの私は

今どこで息をしているのだろう。

瞬きをたくさんぱちぱちと。

またさらにぱちぱちと。

ぱち。ぱち。


なーんて。


そんなことをきっと明日も明後日も

私は食べているのでしょう。



でも私はまだ子供だから。

イヤイヤと言いたくて。

私はもう子供じゃないから。

嫌をできるだけギュッとしてギュッとして。

わたしだけのわたしでいるのは

とても難解なのかもね。


こんなに考えをする私になったのも

強がりを教えてくれたのも

鈍感を身につけさせてくれたのも

きっとあれやこれやそれや…。


私でありわたしじゃない。




そろそろ最終電車の時間かしら。

前照灯が眩しいね。

笑った顔は見たいけど

笑い声は見せないで。


できるだけ上手に

ぱち。ぱち。



ぱち。



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