「死ぬくらいなら会社を辞めれば」ができない理由 -書評-
・会社に行くのが辛くてたまらない人
・自分を犠牲にして働いている人
・仕事を辞めたいのに、「辞められない理由」を先に探してしまう人。
この本は上記のような人たちにぜひ読んでいただきたいです。
著書は、いわゆる「ブラック企業」勤めていた著者が、
駅のホームで無意識に「過労自殺」を考えた著者の経験をもとに、
自身の経験をもとに、ブラック企業に働いている人の
心境や職場の雰囲気が本当にリアルに描かれています。。。
「最低でも3年は働かないとだめ。」
「みんな頑張っているのに自分だけ仕事を辞めるなんて言いづらい。」
「自分が仕事を辞めることで会社に、みんなに迷惑をかけてしまう。」
「仕事を辞めた後が不安」
転職を考えている私ですが、こんな事ばかりを考えて
辞職に一歩踏み切れないところがありました。
「石の上にも三年」
⇒黙って会社にしがみついていればそれなりのリターンがあった昔とは違うから、自分なりの出口を作るほうが大切。
「みんな頑張っているのに自分だけ仕事を辞めるなんて言いづらい。」
⇒人のことを優先してしまう人、周りの目が気になる人。
(会社・親・友人等)
自分の命と人生を優先すると、死ぬまで頑張ってしまうことはなくなります。
「自分が仕事を辞めることで会社に、みんなに迷惑をかけてしまう。」
⇒そんなことはありません。
誰かが辞めるても、ちゃんと回るのが正しい会社。
あなたが休んだり仕事を辞めることで回らなくなるのは会社の責任。
国の大統領さえも替えが聞くのに、ただの一般社員一人が辞めるだけで、
仕事が回らなくなる会社は間違ってます。
「仕事を辞めた後が不安」
⇒世界は広いです。
ブラック企業を辞めた人たちから
「前の企業を辞めるんじゃなかった」
という声は一回も聞いたことがないとの事。
辞めたらやめたで後からどうにでもなる。
心身を病むと社会復帰に10年以上かかることもあり、
転職に失敗するリスクよりもはるかに大きい。
まずは一歩踏み出すことが大事。
-最後に-
この本を読んで共感してしまう人は、
間違いなく自分の人生を見直す必要があると思います。
周りのことを考えて会社を辞められない人はすごく優しい人です。
自分で決めた人生だから絶対に辞められない。という意思を持った人もいるかと思います。
考えてください。
誰のために働いているのでしょうか?
自分が仕事を辞めることで誰に責められるのでしょうか?
親?上司?世間?
子どものころは、自由に遊びすぎていると大人に怒られました。
だから大人に怒られないよう、大人の言うとおりに生きてきました。
今は自分自身が大人です。
大人という鎖に縛られていた子どものころとは違います。
「辞める会社がどうなっても知ったこっちゃねぇ。」
この本は当たり前であるはずの「自分の人生」を考えさせてくれる本です。
過労で人生の選択肢が狭くなっていませんか?
周りでそんな人がいるなら、ぜひこの本をおすすめしてあげてほしいです。
-了-
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