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大切な人が亡くなった後の無意味な役所スタンプラリーを無くすには

大切な人の「死」というのは、100%確実に来るのですが、「いつ来るか?」については神様しか分かりません。

突然の大切な人との分かれの後に待っているのは、膨大な量の「後処理」です。その中の1つに役所での手続きがあります。

具体的には

・年金受給停止
・介護保険資格喪失届
・障害者手帳の返却
・住民票の抹消、世帯主の変更
・印鑑登録証明書の廃止
・雇用保険受給資格者証の返還
・国民年金の死亡一時金請求
・埋葬料請求(社会保険加入の場合)
・高額医療費の還付申請
・遺族年金の請求
・所得税準確定申告・納税
・水道料金などの引き落とし先の変更

等がありす。ここで、上記の項目に必ずしも全てに当てはまる訳ではありませんが、7割くらいは何かしら当てはまっていると感じます。


更に、この沢山の申請処理の中で「何が一番大変か?」というと

「えー、まずこの書類に亡くなった方の住所、氏名から…の記入をお願いします」

と、ほぼ100%の課で申請用紙を渡されて、手書きで必要事項を埋めていく作業が発生することです。

「何回同じこと書かせれば良いの!!」

と最後の方は「怒り」にも似た感情が込み上げてきました。結局、ほぼ1日役所のなかを回ることになってしまったのです。


ですが、各課の人の作業にとっては「必要な書類」なのです。決して嫌がらせをしている訳ではありません。


だから、解決策として、どこか「受付」となる部署で死亡した事実を確認すれば、各課に通知が自動的にいって、「承認ボタン」をクリックすると作業終了するシステムにならないか?と本気で考えます。

なぜなら、手続きする身内の人の苦労も膨大ですが、毎日窓口で悲しい気持ちにドップリ浸かっている人の相手をする事も、いくら「業務」とは言え避けたいと思うのが人間ではないでしょうか?

もっと言えば、「死亡届」を提出して、「火葬許可証」を貰った時点で上記の処理が行われれば、葬儀の後に役所で1日無駄にすることもありません。

役所内の処理状況は、法定相続人のマイナンバーカードのポータルサイトに通知が行けば済む問題のように私は考えますけどね。

つまり、大切な人が亡くなった後に、「死亡診断書」を持って各課をまるでスタンプラリーのように回っていく悲しくて無意味な作業を無くすためには、役所内の各課のシステムが連動されて、「受付」で亡くなった事を確認すれば自動的に通知される様になれば良いと考えます。

もっと言えば、「火葬許可証」は役所が発行するので、その時点で各課に通知されれば、役所に行ってバタバタ疲れる事もなく、ゆっくりと悲しみにひたることが出来るでしょう。

故人をしのぶには一体どちらが良いでしょうかね?

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