日記(2023/05/05) 「月の裏側/恩田陸」読了 #まじ日
「月の裏側/恩田陸」読了
ホラーというかSFというか。
恩田陸の文体は現実味がないのに地に足がついていて不思議で、心地よい。私は好きだなぁとしみじみした。
自分が自分だと思っているものや、世界との境界がゆらぐ瞬間も好きなので、おもしろかった。
九州の箭納倉は街が堀に囲まれていて、川が家のそばを流れている。箭納倉で人が消える事件が発生。消えると言っても、数日経ったら何事もなかったかのように戻ってくる。
事件の真相を追う内に、思いもよらない考えに辿り着いて……?
という、ミステリーなのだが、結末もはっきりしないし、冗長な描写も多い。なんとも言えない気持ち悪さが気持ちいい小説だと思う。し、恩田陸はそういう作品を書くのがうまい。必然ではない描写がうまい。世界に漂っていられる感じがする。
箭納倉は福岡の柳川がモチーフになっている。
私が柳川に行った時は暑くて川は穏やかだった。先にこの本を読んでいたら、見え方は変わっただろうな。
にしても今日は、1日中寝ていたような気がする。
起きて、ラジオ聞きながら洗濯干したりして、寝て、昼ごはん食べて、寝て、無料漫画読みながら寝て、本読んで、寝て、コンビニ行って帰ってきて寝て、夜ご飯食べて、テレビ見て、今。
なんかずっと眠い。
人生!
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