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なにを、したいですか?

このまま、良くないことが起きて
あと少ししか、時間がないと分かったら
わたしは、あなたは、何をしたいですか?

って、単純な、けれども深い質問な気がする。

あなたなら、どんな答えを出しますか?

ここで、「うっ…」と詰まったら
日常の隙間時間…歯を磨いているとき、とか、髪を乾かしている時とか
洗濯物を干しているときとか、なーんもしてない通勤中とかに
ぼんやりこの質問を浮かべてみると
ふわふわ浮かぶ雲のように見えてくるかもしれない。

このときに覚えておいてほしいのは、
浮かばなくても大丈夫、ということ。

浮かなばないとダメなような印象を
言葉と文章を読むというカタチで質問を知ると思ってしまうから言うけど
答えがでなくても、自分に罰は与えないでほしい。

質問されたら答えるって
さんざん学校でやってきたでしょ。
あの癖があるのよね。

でも、もうそんな癖は捨ててください。
ぽいってゴミ箱行きにして、忘れてください。

そして、浮かばないとなったら
この質問も忘れてください。

すると面白いことに
まったく関係のないことをやっている
ちょっとしたタイミングや時間に
浮かんできます。

大好きな誰かの笑顔を見ているとき。
好きなドラマをニマニマしながら観ているとき。
レタスを手でちぎりながらサラダを作っているとき。
湯気たつお風呂に浸かっているときかもしれません。

浮かんだら、忘れないようにメモを取ってください。

メモなんぞ取らなくても覚えてるわって人は取らなくてもいいですよ。

忘れちゃいそうと思った人は、書いてください。
デジタル派の人は、アプリに記憶しても大丈夫。

こんなことを書いている私、ですけど

この質問の答えを出すのに
かなり長い年月を要しました。

かれこれ17年ほど。
いや、もっとかもしれない。

ただそのときは、「それ」が答えだと思って
夢中になってやってきました。
心血を注ぎ、お金も時間も注ぎ、
これこそが我が求めることぞー!と信じてやみませんでした。

たぶんね、それはそのときの真実だったのでしょう。
自分にとってのベスト、だったんです。

それが、どこかが違うぞと感じ出した。
手にした洋服を着てみたけれど
最初は似合ってる、素敵よって言われもして
本人も満足だったけれど
あれ?なんか違うぞと違和感に気づく。

それでも着続けていたら
身体に不調が現れて
もう脱ぐしか方法がなくなってしまった。

裸になって、いやもお、寒いわ暑いわ、どういたらいいのよってなったときに
あなたにはあるでしょ、服などなくとも自前の肌が、髪が、と
なにも着なくても充分だったと気づくわけです。

そろそろ、終焉がやってくる。
そのまえにやりたいことはなに?好きなことは?

それを見つけて欲しいと願うばかり。

だから、ぼんやりしましょう。

この時代に、足りないことがあるとすれば
ぼんやり時間じゃないかな。


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