安藤ゆゆ

ただのオタク 英語が得意ではないのにアルスターサイクルの翻訳をはじめました 薄い本を出…

安藤ゆゆ

ただのオタク 英語が得意ではないのにアルスターサイクルの翻訳をはじめました 薄い本を出してます  アルスターサイクルのリストを作りました  http://oleotb.yu-nagi.com/ulstercycle/UC_list.html

マガジン

  • アルスターサイクル_英語訳

    アルスターサイクルの英語訳をまとめています。以前は英語訳を載せてくれていたサイトさんがあったのですが、そちらが閉鎖したため、当方の手許に英語訳のデータがあるものをnoteにあげています。

  • アルスターサイクル翻訳(日本語訳

    個人で翻訳しているアルスターサイクルの日本語訳のまとめ。クー・フラン(クー・フーリン)中心です。

最近の記事

Brinna Ferchertne (The Death of Cu Roi mac Dairi)『ファクトナの幻想』英語訳

 当方はアルスターサイクルの翻訳リストサイトを運営しているのですが、英語訳を載せてくれていたサイトさんの閉鎖により、かなりの数の英語訳へのリンクが切れてしまいました。    英語訳のいくつかは当方の手許にコピーしたものがあったため、こちらに載せておきます。  かつて英語訳を載せてくれていたサイトさんからのコピーですが、英語訳じたいは百年以上前に発行されている本からの転載なので、著作権等の問題はありません。    もとの話には注釈がありましたが、ほぼ閉鎖したサイトの管理人さんが

    • Cuchulinn and Conlaech 『クー・フランとコンラ』英語訳

       当方はアルスターサイクルの翻訳リストサイトを運営しているのですが、英語訳を載せてくれていたサイトさんの閉鎖により、かなりの数の英語訳へのリンクが切れてしまいました。    英語訳のいくつかは当方の手許にコピーしたものがあったため、こちらに載せておきます。  かつて英語訳を載せてくれていたサイトさんからのコピーですが、英語訳じたいは百年以上前に発行されている本からの転載なので、著作権等の問題はありません。    もとの話には注釈がありましたが、ほぼ閉鎖したサイトの管理人さんが

      • The Sick-bed of Cuchulain, and the only jealousy of Emer 『エウェルの嫉妬』英語訳

         当方はアルスターサイクルの翻訳リストサイトを運営しているのですが、英語訳を載せてくれていたサイトさんの閉鎖により、かなりの数の英語訳へのリンクが切れてしまいました。  英語訳のいくつかは当方の手許にコピーしたものがあったため、こちらに載せておきます。  かつて英語訳を載せてくれていたサイトさんからのコピーですが、英語訳じたいは百年以上前に発行されている本からの転載なので、著作権等の問題はありません。   もとの話には注釈がありましたが、ほぼ閉鎖したサイトの管理人さんがつ

        • 【翻訳】●クー・フランと偉大な女神との出逢い●

           ・本人の英語力は地を這うレベル  ・そのため翻訳の内容についての質問は受けつけかねます(誤訳についてのご指摘はありがたく……)  ・登場人物の名前は英語読みとアイルランド語読みが混在しています  ・人名や地名など固有名詞の一部は訳せないままになっております  ・一文が長いところは適宜、改行しています  ・意訳し、補足し、削除したほうがわかりやすそうな冗長な部分は若干削除しました  ・本文中の()、また[]内は英文にあるものです。【】は、追加しました  ・兄貴好きのマスター

        Brinna Ferchertne (The Death of Cu Roi mac Dairi)『ファクトナの幻想』英語訳

        マガジン

        • アルスターサイクル_英語訳
          3本
        • アルスターサイクル翻訳(日本語訳
          8本

        記事

          【翻訳】 ●ルギドが上王になる幕間●

          ●ルギドが上王になる幕間●Serglige Con Culainn ocus Óenét Emire Lebor na h-Uidre 英語訳: Eugene O'Curry ・こちらは『エウェルの嫉妬』( https://note.com/nteyu/n/n557cdb3352f5 )にあるものの、作品としての流れが不自然なため、いくらかの英語訳では省略されてしまっているパートです ・ふたつの違う物語のあいだに挿入されたものです ・クー・フランのありがたい訓示は、「ブレホ

          【翻訳】 ●ルギドが上王になる幕間●

          【翻訳】●クー・フランとコンラ●

          この話をまとめた本を作りました。詳しくは以下の記事でどうぞ。  https://note.com/nteyu/n/n954b506550e7  ※4/27に上記記事に追記しました。 ●クー・フランとコンラ●TCD MS 1336 英語訳: James George O'Keeffe  クー・フランはアルバのスカサハのもとに修行に行った。スカサハは娘のオイフェを彼に与えた。彼はオイフェを妊娠させたのに、アイルランドに帰った。  クー・フランはオイフェに云った。  「この

          【翻訳】●クー・フランとコンラ●

          【翻訳】●コンラの悲劇的な最期、またはオイフェの一人息子の死●

          この話をまとめた本を作りました。詳しくは以下の記事でどうぞ。    ●コンラの悲劇的な最期、またはオイフェの一人息子の死●Aided Óenfir Aífe The Yellow Book of Lecan 英語訳: Kuno Meyer  クー・フランが息子を殺した原因はなにか?  語るのは難しくない。  クー・フランは、アードガムの娘スカサハに武術を教わるため本土(レーサ)に赴き、ついに奥義をすべて伝授されるに至った。  しかも隣国の女傑オイフェがクー・フランのも

          【翻訳】●コンラの悲劇的な最期、またはオイフェの一人息子の死●

          【翻訳】●ファクトナの幻想(クー・ロイの最期)●

           現在、4種類確認できる『クー・ロイの最期』のうち、Laud 610の四行詩版です。   ●ファクトナの幻想(クー・ロイの最期)●Brinna Ferchertne inso triana codlud Laud 610 英語版: Kuno Meyer 1.  ふたりの猟犬が名誉ある勇敢な戦いをしているのが眼に浮かぶ。  クー・フランは、ダーリの息子クー・ロイの死を誇っている。 2.  Eraind(マンスターの部族)がエリンを襲った。ひじょうに多い集団だった。  ミ

          【翻訳】●ファクトナの幻想(クー・ロイの最期)●

          【翻訳】●クー・ロイ・マク・ダーリの悲劇的な最期●

           現在、4種類確認できる『クー・ロイの最期』のうち、YBL版です。   ●クー・ロイ・マク・ダーリの悲劇的な最期●Aided Conroi Maic Dairi Yellow Book of Lecan 英語版: R.I. Best 【1905年発行の本】 1.  なぜアルスターの人々は、ダーリの息子クー・ロイを殺したのか?  語るのはたやすい。  ファルガの人々の包囲戦から攫われたメンの娘ブラートナドのため、淡い赤色の三頭の牛とオハンの三人の男のため、つまり、よくその

          【翻訳】●クー・ロイ・マク・ダーリの悲劇的な最期●

          【翻訳】翻訳本『エウェルの嫉妬』通販開始してます

           アルスターサイクル、クー・フラン(クー・フーリン)に関する物語、『エウェルの嫉妬』、『クー・ロイの最期』2編、『コンラの最期』2編をまとめた翻訳本です。    A5 / 86ページ / イベント頒布価格 1000円  現状では、イベント売りがなく、通販のみです。  通販価格は少し額が高くなってます。    通販は、メロンさんで扱ってもらってます。  https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=18623

          【翻訳】翻訳本『エウェルの嫉妬』通販開始してます

          【翻訳】●クー・フランの病とエウェルのただひとつの嫉妬●

           ・『エウェルの嫉妬』を読みたかったけれど粗筋以外の日本語訳が見つからないので思い余った結果  ・本人の英語力は地を這うレベル  ・そのため翻訳の内容についての質問は受けつけかねます(誤訳についてのご指摘はありがたく……)  ・物語の前半でクー・フランの妻は「エンヤ(エーネ、あるいはエスネ)」とされ、後半は「エウェル」になっています。  ・ご存じのかたも多いとは思いますが、この物語はふたつの違う話を統合したものだと分析されています。そのため、妻の件など、もとの物語の段階でおか

          【翻訳】●クー・フランの病とエウェルのただひとつの嫉妬●