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自分が今まで経験してきた、持病の脳動静脈奇形(AVM)に関連する検査を紹介します。なお、医学的あるいは技術的な理解が十分でない恐れがあるため、説明に誤りを含む可能性がありますがお許し下さい。


CT検査

いろんな病気の検査で行われ、最も手短に終わります。寝台に横になり、機械の穴の中に身体を通して放射線で輪切り画像を撮影します。
検査自体は数分で、患者は横になって目を瞑っているだけで終わります。
撮った画像は、検査後の診察で先生からの説明とともに見ることができる場合が多いと思います。

造影剤を使ったCT検査もあります。
造影剤とは放射線に反応する薬剤で、血管に流して血流などの状態を撮影しやすくするものです。
人によってはアレルギー反応や重篤な副作用を引き起こす可能性があるので、事前に先生からの説明があり、使用に同意する必要があります。



MRI検査

いろんな病気の検査で行われ、CT検査よりも少し時間がかかります。患者は身体を寝台ごと機械の穴に入れられるだけなので、CT検査とほぼ同じですが、頭部の場合は狭い空間に頭を入れてじっとしていなければならないので、閉所が苦手だと嫌に感じる方もいるようです。機械に入れられる前に目を瞑って、終わるまで動かないように寝ていれば平気です。

一度だけ、心電図計?を身体に付けての撮影を受けたことがあります。
これは心拍と血管の状態を関連させて撮影するためだったと思います。

検査時間は30分程度です。
検査中はものを引っ掻くような音や大きな電子音が機械から鳴るので、耳栓やヘッドホンを着用させられる場合がほとんどだと思います。

MRIは磁気を使って3次元画像の撮影ができ、血管の形などCT検査よりも精密な画像が得られます。
撮影した画像は検査後の診察で先生の説明とともに見ることが出来る場合が多いと思います。



脳血管造影検査

自分が経験した中で最も大掛かりで、時間を要する検査です。
こちらも造影剤を使用して、血流の精密な様子を撮影します。

検査用の部屋で行われます。
検査中、患者は手術台のような寝台に仰向けに寝かされた状態になります。

足の付け根に注射をし、動脈の中にカテーテルを通して首のところから造影剤を流します。
足の付け根に注射を打つということは滅多にないので違和感があります。(脳卒中で病院に運び込まれたときにもここから採血されましたが、ちょっと苦手です。)

痛みを我慢するのはこれだけです。血管の中にカテーテルを通すというとかなり恐ろしい印象を受けますが、これはほとんど何も感じません。首の後ろの方でカサカサと音が鳴るのが聞こえるくらいです。

血管が分岐しているのか、造影剤を流す先を変えてそれぞれ撮影、というのを何度か繰り返します。
検査時間は1〜2時間ほどだったと記憶しています。

検査終了後は注射した所の血が完全に止まるまでベッドで安静となり、6時間ほど身体を起こすことができなくなります。

この時困るのはやはりトイレです。男性の場合尿道カテーテルは使用されないようで、局部に管の付いたカバーをはめその上にオムツを履くという格好になるのですが、横になった状態で用を足すというのは困難を極めます。自分はできるようになるとは思えません。
結局、安静が解除されるまで我慢せざるを得ませんでした。



脳波検査(おまけ

うろ覚えですが、個室の寝台に寝かされて頭に電極?をいくつも付けられます。
部屋を暗くして、瞑った状態の目に点滅する光を当てられるなどします。
検査時間は30分~1時間くらいでしょうか?
電極?を取り付けるのに少し時間がかかったように思います。

以上です。

2019年7月16 記

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