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脳動静脈奇形(AVM)が判明した話

自分は「脳動静脈奇形(AVM)」という病気を持っています。
前回の記事ではこの持病について詳しく書かなかったので、判明した経緯とあわせて別記事としてこちらに書くことにしました。

AVMとは、脳の一部に動脈と静脈が異常なくっつき方をした脆い血管群(ナイダス)のある先天性疾患のことで、脳卒中の直接的な原因になる可能性があります。

存在自体がてんかん発作などの症状を引き起こす場合もあれば、何ともないこともあります。
自分の場合はほぼ後者で、24歳になって偶然見つかるまで自分がそんな状態だとは考えたこともありませんでした。(この病気の存在自体知らなかったので当たり前ですが。)

[参考]
脳動静脈奇形 - Wikipedia



2016年の秋、仕事中に閃輝暗点と偏頭痛が発症し、帰宅するのも這々の体になるほどの頭痛・右目の奥の痛みと吐き気に見舞われました。

なんとか帰宅したあとは、眠れず一晩中呻いていたように記憶しています。
翌朝、親に車を出してもらって総合病院で診ていただきました。
すぐに受けたCT検査でAVMの疑いありとなり、入院後のMRI検査にて確定となりました。
偏頭痛がたまたまAVMの発見につながったということです。

ちなみにこのとき、脳の出血などはなく頭痛の原因が何だったのかは分かっていませんが、恐らく本格的な偏頭痛発症の始まりだったのではないかと思います。そして、それ以降数ヶ月に一回の頻度で偏頭痛が起きるようになりました。

[参考]
閃輝暗点 -Wikipedia
偏頭痛 - Wikipedia

(*偏頭痛は脳血管に異状がないような方でも起こり得るようです。
AVMと偏頭痛はどちらも脳の血管・血流に関する病気ですが、自分の場合でこの2つがどれほど関連しているのか明確には分かっていません。)


この偏頭痛は、後日脳内出血を起こしたときより強烈だったように思います。自力で動けなかったほどですから。
逆に言いますと、大したことがないような頭痛でも脳内出血のサインになる得るということです。

大学病院に紹介して頂きAVMの治療を検討しましたが、検査の結果、手術した場合後遺症が必発するとの先生のご判断で、出血等を起こすまでは様子見することにしました。

自分のような例もありますので、慢性的な閃輝暗点や頭痛がある方は、一度脳神経外科で検査を受けるべきだと思います。

2019年7月14日 記

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