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久しぶりにシンガポールにいってきたので備忘録(コロナ対策の現状とか。2022年5月)

2022年のゴールデンウィークに、このCOVID-19にはいってから久しぶりに海外出張がありました。自分への備忘と、状況に応じて変わってしまうだろうなあ、ということをかねてまとめてみます。最新の情報は必ず関係各所に確認をいただければと思います。

あ、CMでITの監査人とかにむけたポッドキャストとかやってます(今回の帰りの空港でも収録してた)ので暇なときにぜひ。

シンガポールへの入国は楽だった。

2022年4月26日にシンガポールからワクチン接種済みの場合の隔離緩和などが発表されていました。日本国内でのPCRは必要なく(実は一度申し込んだけど、不要だと気が付いてキャンセル)、接種証明アプリで海外向けの接種証明をとっておいたり、SG Arrival Cardという事前申告のものを入力しておけばOKでした。あとはTraceTogetherという追跡アプリのインストールがもとめらてたけど、後述するように使う機会はなかったです。
なお、すべて紙ではもっていかずにスマホでみせられるようにしておいて、空港で飛行機に搭乗するときにちょっとチェックされたくらいで、入国の時は何も問題なくささっと通れました。
なので、以下をチェックしておきましょう。

久しぶりのシンガポール、キャッシュレスの進展、そして空港のGrabは要注意

街中では、ほぼほぼ現金をつかうことはありませんでした。ホーカーズも地下鉄のるのだってApple PayでOK(基本すべてApple Watchだけで生きていける)という状況。現金は”無理して使う”レベルになってしました。
ただ、一点だけ頭抱えたのが、深夜12時すぎに入国後にGrab(シンガポール版のUber、前から使ってたので日本でアプリを再インストールしてた)で空港からホテルに向かおうとしたところ、まったくつかまらない。あとで聴いたところ、Grabのドライバーが減ってしまって特に深夜の空港はまったくつからまないとのこと、その後普通のタクシーにかえたのだけど1時間程度並んでやっと乗れた。さらにはGrabで決済をなんどか試みた(そしてキャンセルした)のが”いきなり海外でのトランザクションが発生”ということでクレジットカードのデューデリジェンスに引っかかって降車時にカードが拒否される、という事態に。(現金もっててよかった)

新しいショッピングモールは近代的に。

コロナの影響と街の中

ちょうどいったタイミングでかなり規制が緩和されており、入国前にいれた追跡アプリはショッピングモールの入り口に使われていない残骸をみただけ(前はどこに入るにもチェックが必要だった)でした。とまったホテルはそれなりに豪華なホテルだったのですが、一番ひどい時は隔離収容施設として使われていたとのことだけど、その面影はなく、普通にレストランもプールも開いていました。
けっこう、”おや?”と思ったのは、街を歩いている人はほとんどマスクをしていました。一応、今の規制は”外ではマスクはずしてOK、建物の中ではマスクをしよう”ということらしく、アメリカなどの報道のようにみんな外ではマスクをはずしてるかな?と思ったら、ほぼ日本とかわらずにマスクしていました。それなりに習慣になっているようです。ただ、ジョギングなどをしている人は普通にはずしているので、こういうところは合理的でありがたいな、と感じられました。

使われてないTraceAppの装置

キャッシュレスやIT化への取り組み

現地の人に色々聞いたのですが、キャッシュレスは当たり前に老若男女に浸透しているし、政府が力を入れて教室なども開いているとことです。やっぱりちゃんと教えて、便利さが伝わらないと浸透はしない。
図書館とかもいったのだけど、ほとんど”働いてる人”はみなかった(貸出処理などはすべてシステム化)です。

図書館の貸し出し装置

政府によるデジタルシティの推進と”街づくり”

先ほど、図書館にいった、と書いたのですが、タンピネス(たぶん、タンピーヌス、みたいに発音するらしい)というチャンギ国際空港近所の比較的新しい街に遊びにいきました。こちら、ちょっとJリーグ界隈で話題になってたり、なんといってもわれらがジェフユナイテッド千葉出身の中村京雅選手が活躍しているローバーズというサッカーチームがあります。

最近、おもしろい街づくりをしていて、スタジアムを真ん中に、その四方をとりまく形で映画館、行政が運営するサービスセンター、スポーツジムや図書館、屋上にはプール、そしてショッピングモールが固まっている、という街づくりをしています。日本では考えられないけど、真ん中のスタジアムは普通に図書館とかショッピングモールの中からも見ることができて(行った日は試合はやってなかったけど)、近所に住んでいる人たちが自然とここに集まり、そしてサッカーに触れられる、という仕組みができています。(特にシンガポール、基本暑いので街に色々あるところをぶらぶらまわるよりも一か所にすべてまとまってくれたほうが生活にも楽)

図書館の中から試合が見られる

シンガポールプレミアリーグが盛り上がっているか?と言われると、はてながついてしまう(実際、街のサッカーショップでローカルチームのユニフォーム扱ってるか聞いても、全滅だった。)けど、こうして生活にとけこめる形で場所が用意され、そしてそこにはかなり行政が力をいれている、というのがよくわかる街づくりでした。

スタジアムの屋上プール

マレーシア国境付近のConey Islandというところにも遊びに行ったのですが(えっと、仕事は?)、その近所では、政府のSmart Nation構想にのっとったpunggol digital districtというスマートシティがまさに建設中で、行政が主導しつつ、様々な民間(それこそショッピングモールもそうだし、上記のスポーツチームもそうだし)と連携して生活自体をかえていくことにアクティブな姿をみることができました。(日本だと、こうはいかんなあ、とちょっと思ったり)

こんなのも図書館に。

そして日本への帰国(ファストトラック、たぶん大事)

日本の再入国は帰国時から起算して72時間でのPCR検査(簡易検査は×。簡易検査の自販機はたくさん町中にあったけど)が必要なので、ウェブで検索して、ホテルの近所のクリニックを予約。Swab testとかPre departure PCRとかで検索するとたくさん出てきます。日本語で説明あるところもあったのですが、今回は土曜日に受ける必要があったので、土日休みのところを避けて受けにいきました。
正直、がら透きで予約時間の30分以上前にさくっといって並びもせず鼻にめんぼうみたいなのつっこまれて終了、結果は10:30くらいにうけてメールで夕方には届いていた、という感じです。
そして、日本の再入国ですが、外務省のホームページでもMySoSというアプリにこちらでやったPCRの結果を事前登録しとけ、というのが推奨されています。帰国する日の昼間にPCRの結果を登録しようとしてたのですが、なんどか差し戻し(画像の解像度があらい、とか、QRコードが読み取れない、とか)をくらいましたが、なんどかのやりとりで無事に登録はできました。(登録してみると30分くらいでお返事がかえってくる。ダメな時は指示がとんでくる)

ショッピングモールにポツンとあるPCR検査所

空港でも特になにか問題はなく(問題があるとすれば、出国審査後のお店とかでお酒飲めるところがすごい減ってた。セブンイレブンで缶のタイガービール飲んで時間つぶしてた、ってのとベトナムホーチミン経由(格安航空のコードシェア)でえらく時間かかった。おかげさまではじめてのベトナム、体験できた。)、普通に日本にもどってこれました。

はじめてのベトナム

そして再入国へ。

今回は成田着だったのですが、入国の検疫、順路が整理されているけど、いろんなところでチェックされます。日本的にオーガナイズされてるけど、”これ、海外でいきなり日本に入国した人は面食らうだろうなあ”ということと、ファストトラック無いとさらにまたされるのか、と思うとげんなりです。
ある程度の検査が終わると結果待ちでだいたい1時間程度、ぼさっと座って待ちます。最初気が付かなかったけど、一応自販機がある区画です。(これも知らない海外の人、結構つらいと思う)

キティよ!私は帰ってきた!



何も問題がなければ無罪放免、とはいえ、ちゃんとMySoSアプリで位置情報とか明確にしておいてね、という感じでおうちに帰ることになりました。

海外ではワクチン証明があれば入出国が簡素化される中、日本ではまだ空港の検疫が必要であったりもします。“元に戻る”が正ではなく、“より良い仕組みになる”日が来るように祈っています。










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