僕の夢は美容師になること
格好良くて 立派な 美容師になること

毎日 僕は 早起きして
夜は遅くまで 残ったりして

誰もいない部屋にただいまを言ったりして
夜は何も食べずにすぐ寝て
休みの日は 遊び過ぎたりもして
余計に 疲れが溜まったりもして

当たり前のように生きて
当たり前のように結婚して
当たり前のように子供を育て
たまには旅行にでも行って
そんな当たり前のような事は
当たり前じゃないって事 今さら気づきました

あなたの仕事は 美容師という仕事
あなたの仕事は 美容師という仕事

たまに来る あなたの後輩に
僕は 質問をするのです

あの人は若い時 どんな人だったのですかと
あなたは 恥ずかしそうにそれを制するのです

毎日食パンに うまい棒を挟んで食べてたと聞いてた僕は
その言葉に衝撃を受けたのです。

僕が東京に遊びに行った時
とってもいい物食わしてくれたなぁ
お金はなさそうだったけど
美味いもん 食わしてくれたなぁ。

僕の夢は 立派な 美容師になる事
恰好良い 美容師になる事
心も身体も削って削りとって
その時の為に貯めているんだ。

僕はお金も持っていなくて
ブランド物の服もあんたらの様には買えなくて
税金もちょっぴり払えてなくて
それでも カッコだけは つけたくて

誰かが僕の所に遊びに来てくれたら
その時はいい物食わしてあげたいな
明日のお金なんか考えなくていい
美味いものを 食べさせてあげたい。

あなたの言ったその言葉
今はお金なんて無いのかもしれないけど、この腕に貯金しているんだ。
僕はその時になったら
莫大な金利もとってやるから

その時が来るまでは
僕は 何もかも 削りとって 削りとって。

僕の夢は美容師になるのではなくて
あなたの様な人間になりたいのかもしれない
あなたが格好良く 美容師をやっているから
きっと僕の夢はそうなのかもしれない。



◎解説
今日が誕生日なので、夢という曲を書きました。最近はアコギで作った曲ばっかり。
尊敬する先輩の曲です。こんなこと、本人には口が裂けても言えません。

#音楽 #歌詞 #弾き語り #夢