身体の声 〜前十字靭帯単独損傷 編〜 vol.5
vol.5
前十字靭帯損傷についてはこれで終わり。頭の中がだいぶ整理されたので。
今回はリハビリphaseⅢ〜Ⅵまで。
前回も書いたが、種目の画像や写真などは後ほど追加していく予定。お楽しみに!
Phase Ⅲ 4週〜8週
・ブレース固定 6週まで固定
8週で外す事を目標に
・ROM訓練 正常範囲を維持する事が目的
・運動 phaseⅡの運動の継続
両側のCKC運動
エアロバイク
8週目から45〜90°の範囲で二重チュー
ブでOKC運動
Phase Ⅳ 8週〜24週
・ブレース derotatation braceなどを使用
・ROM訓練 正常範囲を維持
・運動 一側性のCKC運動
レッグプレス 0〜60°
ステップアップ開始
20週〜直線のジョギングが開始できるように。
チューブを使用しての下腿回旋運動←これ大切です。
Phase Ⅴ 6ヶ月〜9ヶ月
筋力、持久力、バランス強化向上。9ヶ月〜12ヶ月の間で完全競技復帰。
Phase Ⅵ
この時期はメンテナンス(維持)の時期である。
リハビリには大まかに2タイプある。
traditional protocol
・屈曲と伸展を回復させるのに、ゆっくりとした段階をふむ
・術後、部分荷重又は免荷
・CKC運動は術後3〜4週から
・術後6〜9ヶ月でスポーツ活動に復帰
accelerated protocol
・ただちに可動域(完全伸展含む)を戻してく
・術後、耐えられる範囲でただちに荷重
・筋力強化と神経筋コントロールのためCKC運動開始
・術後2ヶ月でスポーツ活動開始、5〜6ヶ月で完全復帰
まとめ
2つのタイプがあって、どちらが良いとかではない。選手の回復状況などを良く観察してリハビリを選択しなければならない。
今回は損傷についてvol.5まで書いたが、本当は怪我をしないのが1番!!その為に予防のトレーニングなどが大切。今後、どこかのタイミングでそれも書けたらと思ってます。ただどうしても損傷を防げない事もあるので、そこはしっかり向き合っていかなければならない。
自分の自己満足で書いた今回。
Vol.5まで読んで頂き本当にありがとうございました!
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