【 僕なりのGK 】 4年 村田怜穏
突然ですが、
あなたはゴールキーパーをしてみたいですか?
ロベルトカルロスの本気のシュートを止めてみたいですか?
至近距離のシュートを顔面で止める覚悟はありますか?
申し遅れました、
日本体育大学4年 村田怜穏(むらたれのん)です。
ポジションはお察しの通りGKです。
日本体育大学サッカー部の今年からの試みの一つであるnote、伊藤純也キャプテンに次ぐ第2回目のテーマは「僕なりのGK 」についてです。
よく聞かれます、なんでキーパーやってるの?シュート怖くないの?痛くないの?
GKの印象を聞くと、ネガティブな返答ばかり返ってきます。
もちろんキーパーは試合を勝たせることはできません。良くて引き分けです。FPが点を決めてくれなければ勝てないのです。サッカーの醍醐味は点を奪うことです。それを阻むGKはもはや邪魔者です。その相手からしたら邪魔者こそ試合の流れを大きく動かすことができる、味方にとっての大きな存在であると思います。
GKには1つの正解があります。
それはゴールに決めさせないことです。ゴールを決めさせなければなにをしても良いのです。言い換えれば、手が骨折しようとも、顔面に当たるのが怖くても、痛くても、なにがなんでも、どんな形でもゴールラインを割らせてはいけません。フィールド上の誰よりも最後まで諦めてはいけません。
今まで述べてきたのは「守」の場面ですが、現代のサッカーの流行は「攻」における場面でもGKの関わりが大事になってきています。ロングパス、ミドルパス、ショートパス、今まではビルドアップにおいてCBが担ってきた仕事をGKがしなければならなくなりました。時代が進むにつれ、GKに求められることが増えてきたのです。
はい!!!
ここまでGKにとっては当たり前の一般論を述べてしまいました。大変つまらないものになってしまい申し訳ない。。
私が理想とするキーパーは、試合中に喜怒哀楽の「喜」と「哀」を抜き取った、GKです。
試合中は喜ぶことは必要ないという一個人の意見です。1つのビックセーブ、1つのゴールは試合終了の笛までは何の価値もないものです。1つビックセーブしても平然と、いつも通りだよ、としている方が味方にとっては心強いのかなと思っているし、私はそういうGKになりたいとおもっています。その中でも相手との駆け引きや、色々なピンチの場面では楽しむことを忘れずにプレーしたい。サッカーをする原点ってやっぱり楽しいかどうかだと思うし、ピンチの時にこそ楽しむということは大事なことだと思います。
大学生活もいよいよラスト1年になりました。副将という立場をいただきました。日体大サッカー部の未来を作っていかなければならない立場です。
強い覚悟をもって今シーズン戦います。
応援よろしくお願いします。
名前:村田 怜穏 ( ムラタ レノン )
学年:4年
学部:体育学部体育学科
経歴:東京V・JY ( 立川第七中学校 ) → 東京V・Y ( 府中高等学校 )