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【僕のサッカーへの気持ち】 4年 吉永天聖

これまでの部員ブログを見たら、みんながメッセージ性の強くていいことをたくさん書いてくれているので、僕はただ自分のことを書きたいと思います。

「サッカーを続ける決意をしてきたんじゃなく、サッカーを辞める決断ができなかった」

Twitterで回ってきた、どこかの大学の部員ブログに書いてあった言葉だ。
これを見た時、まさに自分のことだと驚いたのを強く覚えている。
中学、高校、大学と進学していく中で、僕もなぜだか、サッカーで大成できなかった後悔からか、足でボールを扱うサッカーの没頭感からか、サッカーをやめるという決断はできなかった。だからといって死ぬ気でサッカーだけに人生の全精力を注ぐような根性も覚悟もないくせにだ。入学してすぐサッカー部に入らずに途中入部になったのも、きっと強豪で大所帯な日体大サッカー部にびびっていたんだと思う。

ぼくははっきり言ってサッカーが下手だ。
中学のクラブでは1番下手だったし、高校も弱小校、大学でも公式戦出場はIリーグ2試合途中出場だけだ。1番下のチームにいても、練習では毎回「みんな上手いな」と本当に思う。
それでも、大学4年の今でも、まだサッカーをやめることも、サッカーで上を目指すことを諦める決断もできる気配がない。
部活では上手くいかないことがほとんどだし、それを笑われることも、それで腹が立つことだっていくらでもある。チームにいづらいと感じたことも。
それでもまだ、Iリーグはもちろん、関東リーグに出てゴールを決めたい気持ちは無くならないし、誰もが一度は夢見るように、なれるものならプロにも、日本代表にだってなりたいとも心のどこがでかすかに思う。
今までの自分の言動がその目標に見合っていたものとはとても言えない。
朝練に寝坊したことも、酒に潰れたことだって何度もある。自主練をめちゃくちゃしてきたわけでもない。
自分で書いていても情けなくなるような過去だ。夢ばかり一丁前だな、自分でも少し恥ずかしい。

でも、今から僕がどんな成長を見せるかなんて、誰にもわからない。唯一17年間一度も辞めずに続けているサッカーで、自分がどこまでいけるのか試したい。
それに、僕のこのサッカー選手として絶望的な過去と今の状態から、サッカーで何かを成し遂げたら、単純にめちゃめちゃ面白いと思う。
映画にできるレベルで。
いや、もしだめだったとしてもそれはそれで面白いか。
だから僕は、自分自身で自然と「サッカーを諦める決意」ができるその時まで、やれるだけやってみたいと思う。
他の誰でもない、俺の人生だからだ。
おっさんになってから後悔しないように、やりたいことをやりきろうと思う。
過去の自分をできない理由にしないで、今の「サッカーをしたい」という気持ちを大切にしたいと思う。

待ってろ、俺の最高到達点。
まずは関東リーグからだ。


名前:吉永 天聖 (ヨシナガ テンセイ)
学年:4年
学部:スポーツ文化学部スポーツ国際学科
経歴:YSCC JY(平楽中学校) → 横浜商業高校