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2020 個人的ベストアルバム

新型コロナウイルスで大変なことになったこの一年。なんだか時間の流れとか、いろいろが不思議な感じのまま終わっていきそう。
相変わらず90年代のエモやらポップパンクやらオルタナやらのレコードを買い、新作もちょこちょこ買っては聴き、買っては聴き、の毎日ですが、その中でも今年リリースされたものでよかったものをいくつかご紹介して、勝手に今年を締め括りたいと思います!
(順不同・音源を購入した作品のみ)

蕾 / Climb the Mind

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名古屋の唄心秘宝の3人組クライムザマインド。前作「チャンネル3」から3年。超名盤の2nd「ほぞ」から10年を経ての4thアルバム。毎回、とにかく最高の一言しかないのですが、今作もものすごい。シンプルな3ピースバンドながら、風景や景色が目の前に突然広がって見えてきてしまうようなこの音像。唯一無二。

Punisher / Phoebe Bridgers

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LA出身の女性シンガー・ソングライター。2枚目のフルアルバム。前作以降、Julian Baker・Lucy Dacusとのユニット「Boy Genuius」やConor Oberstとの「BetterOblivion Community Center」を経ての新作。今年、The Nationalのオープニングアクトとして来日が予定されていたんですが、新型コロナで中止になってしまいました。前作も素晴らしかったけど、今回はもう完璧の一言。永遠に聴き続けたい一枚。

Moveys / Slow Pulp

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シカゴを拠点とする4人組インディーロックバンド。 Winspearからのファーストアルバム。ほんのりシューゲイザーっぽさもあるし、ドリームポップ感もあるし、エモを感じさせる部分も。繊細なボーカルとメロディーがとにかく魅力的。Audiotree Far Outでスリフトショップで収録したライブ映像があって、カジュアルな雰囲気とバンドの持つ空気が似合っていて、とても素敵でした。同じような自由なシチュエーションでのライブを見たいところ。

Adrianne Lenker / Songs And Instrumentals

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Big thiefのボーカリスト、エイドリアン・レンカーによる3rdソロアルバム。4ADからのリリース。「Songs」と「Instrumentals」という2枚のアルバムの同時リリースということになっており、コロナ状況でツアーが中止されたため、山小屋にてアナログ機材のみでレコーディングされたというアルバムになっています。環境音やざらざらした質感を残した音は、生々しくて感情的。歌もエモーションが滲みまくっている。

STATUES / Holocene

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スウェーデンの初期Starmarket、Kevlarのメンバーによる現在進行形バンド。前述2バンドの雰囲気をしっかりと感じさせつつ、少しDCっぽさをプラスしたサウンド。Sunday's Worst Enemyまでのパンク感強めなStarmarket的。好きじゃないわけがない。ウェーデンのこのタイプのバンド、ほんとにどれも素晴らしい。復活Starmarketももちろん最高なんだけど、こちらにもがんばってもらいたい。

beabadoobee / Fake It Flowers

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フィリピン生まれロンドン育ちのBeatrice Kristi LausによるソロプロジェクトのDirty Hitsからの1stアルバム。90年代オルタナティブ、グランジをがっつりと経由して現在のドリームポップに落とし込んでる。モロに当時のオルタナなのに、新鮮。最高。リリース記念の配信ライブも最高でした。ライブが見たすぎる。

Skullcrusher / Skullcrusher

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LA出身のSSW、Helen Ballentineによるプロジェクト。Secretly CanadianからのデビューEP。なぜかアートワークがやたらとパンクでかっこいい。このあたりは、Phoebe Bridgersのメタル風なアートワークの好みとかとも共通してる。ついついTシャツもゲットしてしまった。

Mock Orange / The Bridge

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Mock Orangeの久々のリリースとなった10インチのミニアルバム。初期のBraid、Cap'n Jazz的なエモサウンドも大好きですが、3rd以降のより開かれたオルタナカントリー的なアプローチも好みなので、地道に活動を続けてくれていて嬉しい限り。2018年には1st「Nines and Sixes」の再現ライブでの来日もありました。そろそろアルバムでがっつり聴かせて欲しい。

Christian Lee Hutson / Beginners

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シンガー・ソングライター、Christian Lee HutsonのAntiからリリースのファーストアルバム。まったくの予備知識なしで、Phoebe Bridgers初来日公演でのサポートアクトとしてライブを見ていました。Phoebe Bridgersによるプロデュースで完成したこのアルバムはその日のライブの印象をさらに大きく更新する素晴らしい作品となっていました。Elliot Smith的な繊細な歌と、フォーキーなサウンドはじんわり日常に染み込んでくる。Conor Oberst、Ethan Gruska、Lucy Dacusといった豪華なサポートも好みすぎ。

Waxahatchee / Saint Cloud

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アメリカ・アラバマのKatie Crutchfieldによるプロジェクトの5枚目のアルバム。元P.S. Eliotということで、エモ・ギターポップ方面の印象を引き継いでそれまでのアルバムも聴いていましたが、本作で大化け。カントリーやフォークを取り入れ、メロディーセンスが爆発。余分な装飾なし、シンプルだけど、ずっと聴けるアルバムとなりました。

Into It. Over It. / Figure

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Evan Weissによるソロプロジェクト、Into It. Over It.の4thアルバム。Damiera、The Progress、Up Up Down Down Left Right Left Right B A Start、Stay Ahead Of The Weather、Their/They're/There、Pet Symmetryなどなどたくさんのバンドでの活動があるエヴァンだけど、やっぱりソロ名義のInto It. Over It.は特別。今作もめちゃくちゃ最高のメロディーとエヴァンのボーカルが染み渡る、永遠に聴ける一枚。レコードは、装丁・ブックレットが豪華で、こういうのがあるからレコード買うのがやめられなくなるのです。

Fenne Lily / Breach

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イギリス・ブリストルで活動する女性SSW、Fenne LilyのDead Oceansよりリリースの2ndアルバム。繊細かつクールなインディーフォークをベースに、歪んだオルタナギターも時折入ってきたりして、とにかくツボ。Beabadoobie、Phoebe Bridgersとあわせて今年本当によく聴きました。

Soccer Mommy / Color Theory

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ナッシュビル拠点のSSW、Sophie Allisonによるソロプロジェクト。Roma Vistaからリリースの2nd。気怠い雰囲気に、煌めくメロディー。反面、重い歌詞がずしんと響く。Atiba Jeffersonによる、「circle the drain」のMVは、曲も映像も最高でした。

Purr / Like New

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ニューヨークの男女デュオ、Purrのデビューアルバム。Foxygen の Johnathan Radoによるプロデュースということで、Foxygen, Whitney, The Lemon Twigsあたりを感じさせる切ない雰囲気を持ったドリーミーでサイケなインディーポップ。2人の声のバランスも、サウンドも、文句なしって感じでずっと聴いていたい一枚。

Pinegrove / Marigold

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ニュージャージー拠点のインディーロックバンド、PinegroveのRough Tradeからリリースの4thアルバム。エモとインディーロックとオルタナカントリーとインディーフォークをいい感じにブレンドしたサウンド。WilcoとJawbreakerとBuilt to SpillとLuceroをミックスしたみたいな、もう好みすぎる。今年本当によく聴きました。

gezan / 狂

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gezanの5thアルバム。前作までと大幅に音楽性を変えてきた一枚。鬼気迫る迫力と、ミニマルなビート、爆発。

Stokoe / The Experiment Has Been A Complete And Utter Failure!

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正確には2005年リリースのイギリスのパンクバンドの1stアルバム。2020年に限定でアナログリリースとなりました。故Dickie(Leatherface, HDQなど)によるギターが冴えるUK MELODIC CLASSICサウンド。女性ボーカルで、ServoやCigarettemanなどに通じるその手のサウンドが好きな人にはたまらないギターとボーカルの掛け合いとなってます。

Taylor Swift / Folklore

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ジャケ、カッコよすぎ。内容も、コロナ環境下でしか生まれ得なかった内省的なサウンド + インディーロック感で好き。

Andy Shauf / The Neon Skyline

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カナダ出身のSSW、アンディ・シャウフの6作目。

Maya Hawke / Blush

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ストレンジャー・シングスのシーズン3のアイス屋のお姉さん。モデル、俳優として活躍している以外にも素晴らしいSSWとしての側面も!

Frankie Stubbs / Blood Orange Moon

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Leatherfaceのボーカリスト、Frankie Stubbsのソロシングルが突然のリリース。Leatherfaceでの新作も聴きたいところですが、こういう形で新曲を届けてくれるのも嬉しい限り。

Mei Ehara / Ampersands

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Mei Eharaのカクバリズムからのセカンドアルバム。最高!

I Love Your Lifestyle / No Driver

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スウェーデンの現行エモ・インディーロックバンドの3rdアルバム。スウェーデンということでStarmarketを思い出したりもしますが、タッピングを生かした今っぽいエモでありつつ、シンガロング必至な素晴らしいアルバム。ライブが見たすぎる。脱力系なジャケも好きです。

その他

Sweet Whirl / How Much Works
addy / Eclipse
Anna Burch / If You're Dreaming
Yumi Zouma / Truth Or Consequences
Squirrel Flower / I Was Born Swimming
Owen / The Avalanche
Gordi / Our Two Skins
Becca Mancari / The Greatest Part
Bully / Sugaregg
Whitney / Candid
Touché Amoré / Lament
Milk / Bricks
Covet  / technicolor
June Of 44 / Revisionist: Adaptations And Future Histories In The Time Of Love And Survival
Lakes / This World Of Ours, It Came Apart
Thao & The Get Down Stay Down / Temple
The Lemon Twigs / Songs For The General Public
Bob Nanna / Celebration States
Alexia Avina / Unearth
The Strokes / The New Abnormal
Tame Impara / The Slow Rush
Loss Leader / Song About
Ethan Gruska / En Garde
Perfume Genium / Set My Heart On Fire Immediately
思い出野郎aチーム / 独りの夜は


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デザインと音楽