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レザーウェア縫製工場をはじめるまで|エヌエスプロ沿革

こんにちは!

福島県福島市にあるレザーウェア縫製工場、エヌエスプロ代表の杉山です。

わたしは2001年にこの会社にに入ったので、それから数えて今年で20年。途中いろいろあったのですが、なんにせよ、月日が流れるのは早いですね。

こんな話をしたのは、noteに書くことを考えながら、いろいろな会社のサイトを見ていたときに、”沿革”という言葉が目についたからなのでした。

皆さん”沿革”ってどういう意味かご存じでしたか?わたしは知らなかったので、調べてみました。

えん‐かく【沿革】 の解説
《「沿」は前に因って変わらない、「革」は旧を改め新しくする意》物事の移り変わり。今日までの歴史。変遷。「町の沿革」
出典:goo辞書

サイトではそれぞれの会社の歴史が”沿革”としてまとめられていたんですねー。そういえばエヌエスプロのサイトには”沿革”、書いてませんでした。

この会社は、実はわたしが生まれる前からあって、知らないこともあるので、創業社長の奥さんに話を聞きつつまとめてみることにしました。

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(▲創業社長の奥さん。普段は趣味のものづくりをされていますが、たまにお手伝いしてもらったり…。この人なくして今のわたしたちはありません!)

エヌエスプロ沿革

エヌエスプロは2017年にセイコーという会社を引き継いでできた会社です。それまでは親族経営だったのを、わたしが譲り受けたタイミングで名前を変えました。

セイコーの創業は1967年。当時は洋装店、メンズテーラーの会社でした。

ちなみに、わたしの師匠こと先代社長は、初代の息子です。若いころは親の跡を継ぐために東京でテーラーの丁稚奉公をしていたそうです。昔あった「洋装」って雑誌でも型紙を引いていたみたいなのですが、ご存じの方、いますかねー?

80年代から、テーラー縫製の技術力を見込んでレザーウェアの仕事が舞い込みはじめました。その結果、会社を量産工場に変えていくことになり、今の体制ができあがります。

そして、90年代にバブルがはじけると、海外生産の安価なレザー製品が国内に押し寄せてくるようになりました。それらとの差別化を図るため、高価格商材を扱える技術力を、会社の強みにしていく方針ができました。

2001年に何の知識も持たないまま入社したわたしは、パターンから縫製から、すべてをこの会社で教えてもらいました。のちにわたしは自分の知識を確認するために文化服装学院に入学するのですが、授業を受けていくうちに、パターン、縫製に関しては自分が大体理解していることがわかって、会社で教えられてきたことは間違っていない知識だったんだと、感じることになりました。

セイコーから考えると今年で設立54年。エヌエスプロになってからも本当に色々な波がありました(今もです…😅)が、会社を続けられているのは これまで関わってくれた職人さんが培ってきた技術と、その技術を信頼してお仕事をくださっている取引先の皆さんのおかげだなと、振り返ってみて改めて感じます。

皆さんの期待を裏切らないためにも、これまで教えてもらってきた技術やノウハウを、一緒に働いている従業員にちゃんと受け止めてもらえるよう、きちんと伝えていかないとなと、気持ちを新たにしました。

大きな企業さんと比べるとささやかな沿革ではありますが、以上がわたしたちの会社の歴史になります。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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