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令和3年1月時事解説・時局分析/第60回NSP時局ならびに日本戦略講演会

私たち認定NPO法人日本再生プログラム推進フォーラム(NSP)が毎月開催している勉強会・前半/藤原直哉理事長による時事解説・時局分析のテキスト版(口語体)を、令和元年11月開催分より共有しています。
*皆さまの安心安全確保を最優先させていただくため、令和2年3月より収録版としてお届けしています。

私たちの暮らし、生命・生活・経済について、世の中では今どんなことが起きているのか、皆さまの日々の暮らしにご活用いただけましたら嬉しいです。

はじめに

みなさん、こんにちは。あけましておめでとうございます。
令和3年も慌ただしく始まりましたけれども、お元気でしょうか。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

まず、米国の大統領選挙でありますけれども、軍の出動が行われましてですね、軍事オプションが遂に切られたということです。おそらく、この3日間がまず最初に大変な時期で、それから30日が大変だとトランプに近い人が言っておりますので、3日ぐらい大暴れになって、戒厳令が出るとかいう可能性はありますね。ですから、30日間は政府機能が止まるとか、軍の管理によってですね、ということもありえます。まぁ、どこかで軍のオプションが出てくるということだと思うのですけれども、今回軍のオプションの発動となったわけです。その発動そのものはですね、ANTIFAというですね、民主党系の過激派団体ですね。あの連中が、トランプ支援者の集会に紛れ込んで、国会・米国の連邦議会議事堂に突入したところから始まったのですね。まぁ、いつもの偽装作戦でありまして。

トラップ政権ですね、もちろんペンス副大統領も含めて、以前からこのANTIFAの活動については厳しくモニターしていると言っておりましたから、彼らもわかっていたのだと思うのです。ですから、上院も下院も一時避難するという話でありますが、まだまだ情報は錯綜しております。よくわかりませんが、とにかく軍の発動であるということで。1月20日にですね、果たして大統領が正式に就任式をできるかどうかも、この状況だとよくわからないと思うのですね。もう少し後ろにずれる可能性もあると思います。

一番大事なことはですね、軍はトランプ支持に回っているということですね。軍は、トランプの味方についたということですね。ここはやっぱり決定的だったと思います。しかし、軍の中にも当然反乱軍がいるのです。ですから、軍・CIA・その他の政府機関はですね、ここで最後の大立ち回りが始まったというふうな状況ではないでしょうか。

***

(1)1月6日に米国で何が起きたか

・ここまでに決まったこと、まだ決まっていないこと
・これから何が起きそうか
・世界にこれからどうなりそうか

まずこのレジュメに沿いましてですね。1月6日に米国で何が起きたかを考えますと、まず最初に言えることは、副大統領も議会も予定通り次の大統領を選ぶことができなかったということですね。実は、ペンス副大統領にはいろいろなオプションがあったわけです。自分で不正票を排除して決めることもできたわけでありますが、ペンス氏は初めからそれについては非常に消極的でありましてですね。米国は本当に民主主義の国でありましてですね、これは別に誰が贔屓でとか言っているわけではなくて、ものすごい民主主義の国ですから、選挙は一番大事なのですよ。本当に米国で一番大事なことは選挙で。ですから、この選挙で投票結果が決まらないで、軍が決めたとか、裁判所が決めたとか、副大統領が決めたということは大変なことなのですよね、それ自身が。だから、そういう意味で言うと、副大統領だけの一方的な権限で大統領を決めるということは、普通はあり得ないことでありますね。

でも、それをあえてトランプ大統領はやれと言っていたわけで。だから、私はどう考えても、あれはプロレスだと思うのですよ。プロレスで言いましたら、いまはちょうどですね、議場で大統領を誰に決めるかと。レフリーがですね、1・2・3のカウントの1までやったところで、誰かがそのレフリーの足を引っ張って、場外にリング外に引き落としちゃったと。いまは場外乱闘が行われているような状況ですから、私はやっぱりですね、ここはトランプ劇場だと思うのです。国民もハラハラさせると。ただ、死亡者が出ちゃいましたよね、あの死亡した女性はですね、トランプの支持者だと言われておりますが、ANTIFAについて議事堂に入っていた人なのだと思うのですね。ANTIFAが最初に突入しますが、それについて入っていった人で、これは極めて悲劇的なことがあったと言わざるを得ません。これについては、トランプも当然責任を感じていると思いますね。

年始だったかに、ソーシャルメディア部長のダン・スカビノ(Daniel Scavino)があげた、スカビノとペンス副大統領が目が点になってトランプを見ている写真がありましたよね、白黒で。そこにgame onと書いてありましたよね、ゲームが始まると。あれじゃないかと思うのですね。このシナリオのことじゃないかと思うのですよ。目が点になりますよね。だから、ペンスがその場で決めるのではなくて、もう一気にやっちゃうと。でも、仮にもしですね、ペンスが一方的に大統領を決めたとしても、おそらくANTIFAは入ってきたでしょうね。それをやっている途中で入ってきたのではないでしょうか。今回は、アラスカ・アラバマ・アリゾナでしたっけ、ABC順に行くのですよ。各州ごとにその票の認証をやりますから。それで、アリゾナで異議が唱えられて、上下院に分けられて2時間にわたって討議をすると。この討議の最中にANTIFAが議場に入っていたわけですね。そこで中断になったと。ということは、もし副大統領がですね、一方的に票を排除してもですね、おそらく入ってきたと思うのです。したがって、たぶん結果はあまり変わらなかったのではないかと思うのですね。どの道ANTIFAが入ってきて、言ってみれば、最後の大暴れをするということで。これというのは、軍の出動の大きな名目になりますよね。これは決してヤラセではなくて、ANTIFAと言いますかバイデン側も相当焦っていたのではないかと思うのですね、イランもそれから中国も。やっぱり、今回ジョージアの決戦選挙でですね、また前と同じような不正をやって、全部また証拠を握られたわけですよね。今度は、中国とトルコにリアルタイムで選挙のデータがいっていたということを掴まれちゃって。潜入チームがそう言っていましたよね。だから、もう彼らにとってみると、もう行き場がなくなっちゃって、どの道ですね、最後どんなどんでん返しを用意していたのかわからないのですけれど、どの道この1月6日は普通に終わって普通に大統領にということにはなっていなかったとだと思うのですよ。必ずそこで、言ってみれば、レフリーの足を引っ張ってですね、リング外に引き落とすという、それをもうやらざるを得ない状況にまでおそらくきていたのではないかと思うのですね。それが実際に起きたということでありまして、これはもう軍の出動でありまして、軍はトランプの味方ということで。軍のことですからよくわからない部分もありますが、ワシントン特別区の市長の要請には、はっきりと拒否をしているのですね、軍の出動はですね。ですから、もうトランプ側についているわけで。ですから、ここで軍が出てきますと、いろいろありますよね。まず、基本的にはANTIFAのことも含めて反乱罪ですよね。反乱罪で軍事法廷の話になります。ですから、この先はですね、結構大暴れをする連中もいるでしょうけれども、最終的には軍が鎮圧していって、もう1回鎮圧が終わったところで民衆が出てきて、大統領を選び直すというかたちですかね。まぁ、議員のなかでどれくらい逮捕される人がいるのかはわかりませんけれども。それが抜けた後ですね、そこで選び直すというようなことなのかもしれません。

しかし同時にですね、やはり武力衝突ということになりますから、根本的に米国の中の分断がありますよね。米国の中で非常に深く分断しておりますから、いままで内に我慢をしていた不満がここでおそらく一気に出てくるのだと思うのです。これはトランプ支持者もそうだろうし、それから民主党系のリベラルな連中もそうだと思うのです。いままで我慢をしていたものが、ここで一気に吹き出してくるのだと思うのです。仕方ないですね。そういう意味で言いましたら、黙って座って次に行くということは、そもそもシナリオとしてはなかったんだろうと思うのですね、無理だったと思うのです。それが劇的なかたちで今回始まったわけでありますけれども、まだ決まっていないことがいくらでもあって、どこまでこの粛清が進むかですね。ここがやっぱり最大のポイントですよね。軍が出てきた以上、これは大粛清ですね。

例えば、この間ナッシュビルで爆発事件がありましたけれども、あれもキャンピングカーが爆発したとか言っているけれども、普通キャンピングカーが爆発すればですね、そこに残骸が残るのですけれどもないですよね。蒸発しちゃったみたいで、どこかに吹き飛んだみたいですよ。ということは、そのキャンピングカーが爆発したのではないですよね。他のところが爆発して、キャンピングカーが飛んだわけでしょう。だから蒸発しちゃったわけで。そうするとですね、あれも全部偽装作戦で。ナッシュビルの方なんかすごいですよね。その後もですね、変なヘリが飛んできて何かを撒いたとか言ってですね、改めて飛行禁止区域が設定されたりとかね。なにかまだやっていますし、何か証拠品の争奪戦かなにかやっているのですよ。トランプ大統領も非常事態宣言と申しますか、連邦政府が災害救助に出動できる場所に指定しましたよね。ですから、すでにいろいろとやっているのですね。まぁ、その決着がどこまで行くのかいうのは、まだわからないですね。ですから、フリン将軍は3日、30日と言っていますから、やっぱり1ヶ月ぐらいの戒厳令みたいなことはある感じはしますね。

当然これは、世界にも巨大な影響を与えると思いますね。要するにこれは、誰が裏切り者かという話が最初に出てくるわけですね。裏切り者は誰なのかということが、一番重要な話になってきます。いまのところですね、連邦政府が握っている、あるいは軍が握っている証拠は開示されていないのです。結論は言っていますよね。ナバロ補佐官がですね、2回にわたって選挙のレポートを出しましたね。ですから、不正選挙の結果については、もう明確に言っていますから、これは憲法上でもですね、そういう票を支持することはできないわけで。ですから、これはもうペンス副大統領が何をしてもですね、何をしてもしなくても、これは無効票ですよね。だから、次の大統領を選ぶのに、その票は使えないわけですよね。憲法上明らかでありまして、そこのところはもう最初から決まっていて、不正票では大統領を選べない。それから、上院のですね、ジョージア州の決選投票もですね、もしその最初の選挙で不正が行われて上院議員が選ばれていたとしたらですね、もし共和党が大きく勝っていたとしたらですね、決選投票そのものが意味のないということだから、なかったことになるわけですよね。それは、なかなかすごいことですよね。

やっぱり話の中心は、共和党ですよね。与党・共和党の中に何人の裏切り者がいるかですよね。やっぱりね、日本もアメリカもそうなのだと思うのですけれども、例えば日本で今いえば官邸ですよね。総理大臣がいてですね、閣僚が何人かいますよね。官房長官、副官房長官ぐらいですね。あといる数百人は、全部役人ですから。言ってみれば、役所の権益に対抗することをやったら、全員が敵でスパイだと思っても間違いないですよね。トランプも同じだったと思うのですね。トランプも同じで。まぁ、米国の場合には全部人事をいじれますから。でも、そうするとやっぱり必ずスパイがいるわけで、それはかなり大変なことだったと思うのですね。想像を絶するような戦いをいままでやってきたのではないかと思うのですね。

これは、私だけじゃなくみんなが思っていると思うのですが、我々素人が考える、我々素人というのはですね、別に私だけじゃなくて、軍の専門家もそうですね。軍の専門家とか選挙の専門家が考えるのを五手も十手も先を考えたことをトランプは結構やるのですよね。だからもうびっくり仰天しちゃうわけですよ。それというのはですね、トランプは大統領になる前からそうですよね。中東和平もそうだし、例のロシア疑惑で、トランプを弾劾しようとして、ペロシと民主党は失敗しましたね。あの展開もですね、はっきりいって舌を巻く展開ですよね。よくまぁこんなことができるものだなぁと。

THE STINGという映画がありますけれども、映画の世界ぐらいにすごいですよね。ですから、今回のことについてもですね、我々は映画の観客だと。「民衆の皆さん頑張って一緒に参加しましょう」というメッセージがたぶん一番なのですよね。トランプ大統領は、今回議事堂にANTIFAが入ってきて大騒ぎになった後ひどいことになっちゃったので、「みなさん、家に帰って見ててください」と言っていますよね。だから、やっぱり何かここでですね、民衆が出てきて、舞台が変わったわけですね。やっぱり、こういうところで暴力を使ったら、それはもう負けですよね。喧嘩って、先に手を出しちゃた方が負けでしょう。今もずいぶんいろいろなことをやっていますよね、トランプのTwitterを閉鎖するとかね。でも、こういうことやると、Twitterが取り潰しになりますよね。取り潰されますよね。私はParlerのアカウントを持っていますけれども、Twitterそのものがなくなる可能性もありますよね。Facebookはそうですよね。

それから、中国共産党はもう完全にシャットダウンをされるのではないでしょうか。非常に興味深かかったのはですね、中国テレコムと他の中国通信会社3社の上場話ですね。ニューヨーク証券取引所に上場しているのですけれども、トランプ大統領が中国制裁の話をずっと進めていまして、今日これに抵触してですね、ニューヨーク証券取引所が中国テレコムと他3社の上場を取り消したのですね。これを取り消されると中国も大変ですよね。元々お金が足らなくて、ドルが足らなくて大変なところをですね、これを取り消されちゃったわけですから。それで、何か巻き返しをしたのですよ。上場取り消しが取り消しになったのですよ。もう一度上場を維持することになったのですよ。それから、もう1回変わりましてね。やっぱり上場を取り消すという話になったのです。なにかすごい攻防が行われていることがよくわかりますよね。

プロレスって、みなさんも見ていたらおわかりだと思うけれども。例えば、ヘッドロックをかけてですね、相手を動けなくしても、苦しがってくると、必ずレフリーがですね、ギブアップするかと聞くわけですよね。ギブアップしたら、そこで勝負は終わるのですけれども、ギブアップしないと言うと、もっと締め上げるわけですね。トランプは前からこのやり方をとっていますよね。あらゆる局面で、常に相手方の意向を確かめながら前に進めていますよね。一方的に最後までやってどうだとはやらないですよね。あれがプロレスのやり方で、必ず1回1回ですね、ギブアップするか、受けるか、拒否するか、確かめながらやっていますよね。要するに、相手の反応を見て、詰将棋ですよね。詰将棋をやっていますよね。だから、おそらくこのニューヨーク証券取引所における上場話もですね、ギブアップするかしないかのやりとりが中国とあったのだと思うのですよ。国家の存亡をかけた部分が中国にはあるのだと思うのですよ。

日本ですけれども、ポンペオ国務長官は以前から澄ました顔でですね、「もう手続きは全部終了している」と、「憲法に基づいて、トランプ2期目の移行が始まる」と、はっきり言っているのですね。ですから、トランプ劇場はやっているのだけれども、不正選挙については、我々に証拠を見せないだけで、連邦政府の方でちゃんと証拠を持っていて、無効票ももうはっきりとわかっていて、トラップの勝ちということはもう決まっているのでしょうけれども。まぁ、それをどのようなかたちで世界に見せるかということで、トランプは今回ですね、世界に「今日のことを見ていろ」と言ったのですよ。要するに、いかにひどいかということを見てくれと世界に言っていたのですよ。1月6日の昼間に米国を救う行進をやりましたよね。あのときにですね、“explosions of bullshit”という言葉を何度も使ったのですよ。「爆発的でデタラメ」という言葉ですよね。いい言葉ですよね。すごいですよね。

いろいろなコメントを見ると、トランプ自身もですね、こんなに酷いとは思わなかったということが本音のようですね。要するに、11月3日の選挙で、こんなに酷いとは思わなかったと。こんなにひどいことになった最大の理由は、やっぱりトランプ票が多かったからですよね。バイデン側の予想をはるかに超えて、トランプ票が多かったので、こんなに酷いことを数日間に渡ってやらないとバイデン勝利にもっていけなかったというのが、真相なのでしょうね。ですから、バイデン側は相当焦っていたそうですよね。トランプ側は全部それを見ていて、陸軍をつけていますからね。ソーシャルメディア部長のダン・スカビノ(Daniel Scavino)の過去の投稿の中にはですね、陸軍の旗の前で電話をかけている写真があるのですよ。ホワイトハウスの執務室からかな。大統領執務室からからもしれませんが、その外から写真を撮っていてですね、トランプがそこの机のところで電話をしているのですね。その後ろに陸軍の旗が写っていますよ。だから、陸軍のトランプ親衛部隊と一緒にやっていてね。QAnonのことも、これではっきりとわかったのですよ。NSAから最初始まって、トランプ政権ができる前から始まって、ポンペオ国務長官は彼らに通行手形を渡して動けるようにして、裏の予算もつけてやって、独立して自分たちで共有するあらゆるところに出てきて、いまの様子になっていると。

そんなふうに考えてくるとですね、軍を含めてですね、やっぱり今までデタラメをやられてきたところの反発、粛清を求める声は止まらなかったんじゃないかと思います。しかし、ここはやっぱり日本や他の国とアメリカが一番違うところだと思いますが、民衆が動いて決めないと、あの国はやっぱりダメなのですよ。例えば、明治維新みたいに誰かが、薩長や若手が動いて「新しい政権を作ったからみなさんついてきてくれ」ということは、なかなかダメだね。それから、昭和20年みたいに、いきなりマッカーサーがやってきて、「私がみなさんを統治します」と言ったって、そういうのはなかなか難しいのですよ。

ですから、民衆が下からの力で世の中を米国を変えていくという姿を世界は報道せざるを得なくなりますよね、これから先ね。いままで言っていたことは嘘だということを自分たちで報道していかなきゃならなくなりますよね。あるいは、バイデン勝利とか言ってですね、あちこちで通信社に書きまくってやっていましたけれども、あんなのも変えていかなければなりませんよね。それから、やっぱり粛清ですよね。粛清というのは、海外にも当然及ぶわけですね。海外から米国の反逆を手伝っていた人たちも、当然たくさんいるわけですから当然逮捕ですよね。軍が出てきて以上、これは粛清しかないですからね。それは、すごく大きな変化を世界中に起こすのではないでしょうか。

ちょうどソビエトが崩壊したとき、東ヨーロッパ諸国にそれぞれスパイをやっていた連中がたくさんいたのですよ。直接のスパイもいるし、東ドイツでもそうですが秘密警察の秘密の要員だった連中もたくさんいて、みんなバレちゃったのですよ。みんな一掃されましたよね。それから、昭和20年に日本が戦争で負けたときには、戦争協力者、直接でも間接でもそうですが、公職にあった多くの人たちが罪を問われましたよね。罪を問われたという意味は、公職追放ですよ。刑法上の罪に問われたのは戦犯とか一部でしたけれども、戦争に協力したということで公職追放になりましたよね。そういうことがやっぱり大きいのではないかと思うのですよ。

あとは、企業にも当然いるはずで、制裁破りですよ。裏の制裁破りとか、贈収賄・マネーロンダリング、これは出てくるでしょうね。トランプは、情報公開カードを持っているのですよね。エズラ・コーエン(Ezra Cohen)ですよね。彼は国防次官代行、公益機密解除委員会のいま委員長ですよ。なにか前からよく笑い話みたいに、UFOの秘密をいよいよトランプが出すのではないかと言われていますが、笑い話でもなんでもなくて、宇宙軍はトランプが抑えていますよね。何か出てくる可能性はあるし、それからエプスタインのことも含めてですね、いよいよ満を持してトランプが何かを出してくる可能性は大いにありますよね。そうすると、やっぱりここから先は、どうやったってトランプが政治をやっていると終わりの連中がたくさんいるわけですよ。その連中が、進退極まって反則技にでてきたということが今回のことで。これは、全世界を巻き込むも大きな粛清劇になるということなのではないでしょうか。

ですから、日本時間の今日未明に始まったことでありますから、まだまだ先は長いわけで、そう簡単には決着しないわけですけれども。いま入ってきたニュースでありますけれども、トランプ大統領を追い出す宣言をしろと民主党の議員たちがペンス副大統領に迫っているという話があります。憲法の修正条項25条ですね。これは前から言っていますよね。ジョン・ブレナン(John Brennan)、オバマ政権の時代のCIA長官いますよね。憲法修正条項25条を発動して、トランプから権限を取り上げろと言っていましたよね。やっぱりね、副大統領というのは大事な仕事なのですよね。同じことを言っていますよね。やっぱり困るのだと思うのですよ、トランプにこのまま続けられると。これでですね、もし本当にバイデンがすんなり勝つのであればですね、こんなに大騒ぎをする必要はなかったわけですよね。

それから、Facebookのザッカーバーグも何か言っていますよ。ワシントンDCの状況は非常事態だと言っていますね。非常事態としての対応をとると言っていますから、バイデン側の広報機関みたいな感じですよね。状況となりますから外したバイデン側の何か本当にこういう感じだな感じですね。まぁ、検閲を多くやりましょうということですね。それから、メラニア夫人の首席補佐官が辞任したと。とにかくこういう速報というのはですね、よくわからないのですよ。いずれにしても、軍が出てきたことに間違いはないので、日本も含めて大粛清だということです。

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(2)民衆による自由への革命が始まった

・100年前は軍による統制への革命が始まった
・信仰心と革命の関係が明確に
・今回の革命はどこまで進みそうか
・米国と世界はどのように変わりそうか

しかしですね、もう少し大きく考えるとですね、これは民衆の民衆による自由への革命が始まったということですよね。やっぱりこうやって暴力をふるわれるとですね、やっぱり民主はカンカンに怒りますよね。今回平和的に議事堂へ入っていた一人の女性が、非武装のですね、ワシントン警察によって射殺されるという事件が起きたわけですよね。これは大変です。実は、1991年のソ連8月クーデターでもそうだったのです。何人か殺されるのです。8月にですね、市民10万人がモスクワの大統領官邸を取り囲んで、あのときも確か数人殺されていますね。だから大変なのですよ。これが起きちゃうとですね、一気に人々の怒りが吹き上がるということになりますね。

要するに、100年前のスペイン風邪のときですね、第一次大戦が終わったとき、その後は軍による統制というものが世界を覆っていくわけですね。ソビエトという国がそうでしたよね。ソビエトは、まさに軍事力によってできた独裁国家でありましたよね。それから、ドイツがそうでしょう。イタリアがそうで、日本もそうですよね。戦後は中国も出てきますよね。軍による統制というものがですね、大きく世の中を動かす、そういう革命が本格的に始まるきっかけになったのが100年前の第一次大戦の終結とスペイン風邪なのですね。あそこから変わっていくわけですね。

今回の場合はですね、実は逆転するのではないでしょうか。要するに、軍だとか金融による統制というものができなくなって、彼らの最後の足掻きですよね。FacebookやTwitterだって、最後の足掻きですよね。ああいうことをやっていることは。いわゆる上からの統制をひっくり返せという最後の革命が米国で起きているというふうに理解すると良いのではないでしょうか。

前からよく紹介するのですけれども、鎌倉幕府を倒した醍醐天皇がどうやって鎌倉幕府を倒したか。要するに、全ての戦いにおいて負けていくのですよ。負けて、負けて、負けて、負け続けるほど支持率が上がっていったのですよ。支持する人が増えていったのです。すなわち、鎌倉幕府の特に最後ですね、北条得宗家の悪性にみんなが頭にきていたわけで。後醍醐天皇が立ち上がったときに、鎌倉幕府は数で優勢ですから、戦いをやれば負けるのですよ。負けるたびに支持者が増えていった。最後にですね、確か京都の六原を倒してですね、それに恐れ慄いた人たちはですね、鎌倉幕府の連中がですね、そのあと数ヶ月鎌倉幕府の中から倒れちゃったというようなことがあったのです。

ですから、護っている方にしてみればですね、民衆の怒りが一番濃いのだと思うのですね。要するに、民衆に語る言葉を持っていないから、検閲をしたり、銃口を持ってくるのですね。あるいは、不正選挙をやるわけですね。民衆と五分に話をする力を持っていれば、そんなことする必要は全くないわけですよ。ですから、やっぱり大切なことは、民衆と五分に語れる力を持っていれば良いわけで、民衆の世の中ということでありますから。しかし、それがない連中というのは、結局他の星の言葉を使うしかありませんので、それ自身が自滅への道なのですよね。

いろいろな技術進歩もあるし、世界の状況も人々の価値観も変わってきまして、やっぱりもう統制による統制に向けての革命というのは、茶番劇になっちゃったというのが、いまの姿なのではないでしょうか。インターネットもですね、いま何か統制・統制とか、検閲とか言っていますけれども、私に言わせたらですね、中国共産党はちょっと別ですけれども、あんなのは検閲になっていないですよね、いくらでも抜け道ありますよね。FacebookやTwitterだって商売でやっていて、検閲でたぶんお金儲けしているのではないでしょうか。検閲をやって、お金を貰って、ご飯を食べているのではないでしょうかね。商売ですよね。でも、別にあれを使わなくても他に何でもありますよね、インターネットの道具というのは。もし何かやりたかったら、ブロックチェーンでも既に使えるようになりますでしょう。何とでもなるわけですよね、はっきり言って。

そもそも、今回NSA(国家安全保障局)が完全にトランプについているわけで、バイデン側がやっていることというのは全部お見通しなっちゃっているわけですよね。そういうことを考えると、やっぱりもう統制型は無理だなと。特にアメリカは、9.11事件ですよね。2001年の9.11事件以降、猛烈に統制をかけて、そこに利権を作る連中が一気に台頭してきたのですけれども、まぁその終わりが軍事的にもここで本格的に急速に進んでいるということではないかと思うのです。

本当にですね、私は今回のトランプ革命を見ていて本当にびっくりするのは、信仰心と革命の関係が明確になったということですよね。これは実は、今回のトランプ革命に限ったことではないと思うのですね。例えば、明治維新のときもそうですね。南朝復興を含めてですね。様々な信仰心を持った人たちが強い精神力を持って明治維新を進めていきますね。戊辰戦争ですね。戊辰戦争もすごいし、その前もすごいですしね。その後もすごいですよね、西南戦争を含めてね。会津の人たちも大変でしたよね。だから、大きな戦いとか、大きな仕事というものは信仰心がないとできないということは当たり前のことなのですよ。

今回の場合は、トランプはキリスト教ですよね。キリスト教を持ってくると。キリスト教のことをトランプは1回目の大統領選挙のときから持ち出してきていて、選挙戦略であるのかなぁと。彼らを味方にしておくと選挙は強いですからね。そういうことなのかなぁと何気なく思っていたのですけれども。全然違ったね。皇国の興廃この一戦にありで。1期目に全部追い詰めて、2期目の頭のところで、あいつらは全部クラッシュすると。影の政府はクラッシュするという絵を描いていたのではないでしょうか。それがですね、結局今回信仰心ということで、はっきりと出てきたのではないかと思うのですよね。キリスト教徒の信仰心というものが、どんなにすごいものなのかということですね。やっぱり、宗教もすごく形骸化しているわけですよ、大抵のところではね。既存の宗教というのは、たいてい形骸化しておりますから、革命の原動力になるということはあまりないですよね。

例えば、イスラム教の過激派が過激的なことをやると言うけれども、一般のイスラム教徒はああいうことはやらないですよね。普通のイスラム教徒では、爆弾をお腹に巻いて突っ込んでくるなどということは絶対しないですよね。生活の安定と自分たちの平安のために信仰があるというところが大きいですよね。しかし、ものすごく仕事ができる超一級の軍人だとか弁護士たちが、ものすごい信仰心で今回革命をやっているわけですよ。特にそれはですね、一番はじめのロシア疑惑のころからずいぶんと明確になってきていて。最後は、今回の11月3日の選挙以降ですよね。やっぱり、キリスト教の神のご守護のもとに、この革命を成し遂げるのだと、神から与えられた使命であると、善と悪との戦いに勝つのが使命であるという明確な腹に据わった意識が、今回は本当にあったのだと思いますね。

いろいろな人の発言をずっと見ておりますので、これはやっぱりですね、半端でないものがあって、いまでもものすごく強いものがあるように思うのです。非常に興味深いのはですね、この間ジョージア州で決選投票があって、その前にトランプ一家が遊説にそこへ行きましたよね。あのときは、トランプ家族がたくさん動画に出てくるのですよ。トランプの演説の後ろに娘さんや奥さんいて。それからさっき言ったソーシャルメディア部長がアップした動画にもですね、Marine Oneというコールサインのジェット機にトランプが乗り込みますときに、娘や娘婿の映像もありますよね。2期目というのは、家族の仕事は政治の表舞台ではなくて、何かもっと別の役割になるのでしょうね。政治の表舞台の方は、明治新政府みたいな感じになってうて、ものすごくLaser-Sharpのような感じなのでしょうね。Laser-Sharpという言葉は、よくトランプが表現するときに使われますよね。レーザー光線というのはすごく鋭いですよね。ああいうものの考え方をするのですね、トランプというのは。

そうすると、何か事を為そうとすると、相手は陰謀屋ですから、陰謀屋・謀略屋を相手に仕事をするわけですから、そんな連中を相手にまた別の謀略をやったってクソミソの戦いにしかならないわけですから。やっぱり、これだけお金と武力の世が続くとですね、そこにある既得権益というものには、凄まじいものがあるわけですよね。そういうものを何とかしようと思ったら、やっぱり最後は信仰心しかないね。民衆の力というもの、私もよく民衆の民衆のと申しますけれども、今回のトランプの革命ではっきりとわかったことは、信仰心がなければ到底民衆革命は動かせない、あるいは信仰心がなければ到底民衆は動かないということですね。ここは、ものすごく明確になったと思うのですね。やっぱり、善と悪との戦いで言いましたらですね、善の神が宿る民衆でなければ、何事も為すことができない。善の神が宿るリーダーでなければ、何事も為すことができない。善の神が宿らないからこそ、お金を使う・武力を使う・謀略を使う・陰謀を使うという話になってくるわけで、そういう悪の手段を排除した上で、全部公明正大、お天道様に向かって仕事を進めるためには、善の神が宿る信仰心を持つこと以外に方法なしと。それを今回私はですね、トランプ革命で明確に示された一番重要な点じゃないかなと思うのです。

よく言われるわけですよね、例えば会社を良くしようと思ったときに、利害損得で社員をアメとムチで統制したって、立派な会社にはならないと。利害損得で統制したって、そんなものはコロコロ変わるから、会社は全然安定しないし、危機は乗り越えられないとよく言われますよね。あれと同じで、何気ないときには別に信仰心も何もなくても良いのですけれども、いまのように軍隊まで出動した革命になってきますと、やっぱりこれは信仰心でもないと腰が抜けますよね。腰が抜けて動けなくなるだけですよね。ここのところが、やっぱり今回は明確に見えてきたと。

ですから、これから日本もいろいろとやらなければいけないのですけれども、やっぱりまずは信仰心のある人でないと、これから先は前に進めないですね。信仰心というのは、別に何教とかこだわるわけではないのですよ。本物の信仰心というものですから、神様でも仏様でも、表向きは名前が違ったり、お姿違ったりするだけで奥は同じですから。言ってみれば、いろいろな色の車に乗っているみたいもので、怒られるかもしれませんが、私はそういうものだと思うのです。大きい車・小さい車といろいろありますけど、そのようなものだと思うのですよ。一番大事なことは、全然変わらないと思うのですよ。だから、そやっぱり本当の信仰心を持っている人でないと、今回のような民衆革命はできないということですよね。

100年前の場合は、むしろ陰謀とか武力とかお金の力の方が強かったのです。だから、100年前のスペイン風邪が本格化する時代は、むしろ悪の力の方が強かったのですね。結局だから、お金と武力と陰謀に全部負けて。ドイツも結局とんでもない統制国家になってくるでしょう、ナチス。あれも陰謀から始まったわけでしょう、政権取りも。ムッソリーニもそうですよね。だから、あの時代というのはですね、悪に悪に引き込まれていった方向だと思うのです。しかし、いまそれが全く逆転しているのだと思うのですよ。今度は、善の神でないと一歩も動かない。だから、めちゃくちゃをやっているとですね、それっきりになっちゃうということでありますから、どんな職業をしてようが、どんな地位であろうが、要するに信仰心のなきものは、ここから先は動けないと。利害損得しか考えない人たちは、動けない。排除されるというよりも、おそらく動けなくなるのだと思うのですよ。どうして良いのかわからなくなっちゃって、腰が抜けちゃって。そういうことなのだろうと思いますね。だから、気持ちが改まるまでは、そこから先には行けないという、すごいことじゃないでしょうかね。

それで、今回の革命はどこまで進みそうか。革命というものは、いったん始まったら、そう簡単に止まらないのですよ。例えば、幕末でありましたら、安政の大獄ぐらいから始まりますよね。安政の大獄ぐらいから始まって、明治維新があって、西南戦くらいまででしょう。20年ぐらいは簡単にいくのではないでしょうか。だから、アメリカから今回始まったこともそうですよね。アメリカは、世界から手を引いて元に戻ろうということでしょう。昔のアメリカに戻ろうということですよね。ですから、そういうふうに考えてくると、イギリスもEUから離れて元に戻っちゃったということですよね。ですから、アメリカもそういう状況になるわけで。日本は、まさに安政の大獄の頃からですけれども、開国で結果的に英米の背中を追いかける国作りを進めてきたことですから、それが終わりになるということですよね。それが終わりになるということじゃないですか。これは、なかなかすごいことです。

そうすると、やっぱり革命は相当進みますよね。しかも、それは10年20年ぐらいをかけて進んでいくと。したがって、人を粛清したり、悪党を捕まえて処罰するのは一瞬なのですよ。証拠が上がっているわけですから一瞬です。その後が大変なのです。革命というのは、人事だけでは終わりませんから。我々の生活全てが変わっていくわけで、日本の革命というものは、今回は戦国武将のような国取り合戦ではなくて、ヨコの連携の中でみんなが生きていく時代へ着陸させなきゃいけないわけですよ。例えば、米国もそうだね、トランプ大統領が最終的に勝ったとしましょうか、でもその後の方がもっと大変ですよね。米国一国経済をどういうふうにまわしていくかですよね。言ってみれば、産業が衰退してしまった米国をどう復活させるかですよね。英国も、いままさにその問題ですよね。そうなってくると、革命というのは、その次の新しい安定を取り戻すまで続くという生活・経済・すべてにおいて、次の新しい安定を取り戻すまで続くということになりますから、20年ぐらいは平気でかかるのではないでしょうか。

本格的に革命のゴングが鳴ったと。革命開始のゴングが鳴ったと。いままでは、言ってみると、見えない世界・マイナーな世界で進んでいた革命が、いよいよメジャーになるということでしょうね。孤立経済といいますか、開国を鎖国にしてどういうふうに国をまわすのですかという話。例えば、英国はいままで、いろいろ想像の世界であり、準備の世界であったわけですが、今年の1月1日からは現実の世界ですよね。このように、マイナーがメジャーになっていったわけですよね。メジャーになったところからですね、全部を変えていくという大作業が急激に始まるわけですよね。ですから、私はだいたい20年ぐらいはかかるかなと。20年ぐらいかけて、我々の生活とかシステムが一新し終わるまで変わるのだと思うのですね。

従って、米国と世界はどのように変わりそうか。やっぱり、お金と武力による統制が効かなくなってきて、ヨコの時代ですよね。本物のヨコの時代の到来ということになります。これは、なかなか大変ですよ。今まで使っていなかった細胞を動かすといいますか、いままで使っていなかった神経と筋肉を動かすとかいうことが大事になってきますね。

やっぱり私はですね、まず世界秩序は混乱が広がると思うのですよ。英国がBREXITで既にもう混乱していますよね。ものが入らない、ものが出せないということで、英国とEUの間で混乱が始まっていますよね。米国では軍まで出てきたでしょう。まず初めに世界を革命の最初の段階・粛清にもっていきますね。責任を取らせて粛清をするというところへもっていくわけですよ。現状に耐えきれない人たちが動いてくると。その中に金融も十分入っていると思うのですよ。金融やテクノロジーも十分に入っていて、やっぱり変わるものは相当変わるのではないでしょうか。

それから一方、台頭してくるのは、民衆力ですよね。民衆力がどんどん台頭してくるので、いろいろなかたちで台頭してくるのだと思いますよ。そもそも、海外へ行って仕事をするということができない時代になってきたでしょう。だから、いままでのように出稼ぎへ行くとか海外へ留学するということが、どんどんできなくなっているのだから、自分の国で頑張るしかないわけですよ。頑張れば何かかたちになってくるわけで、やっぱりそれは下から勃興する力ですよね。私も自分の経験で言いますと、観光立国だとか、新しい農業だとか、あるいは健康も一番初めというのは、何も起きないので言っているだけですね。一番最初が大変で、渦をまわし始める。渦を作ってまわし始めるところが、一番大変なのですよ。これをやっていくと、まわりがどんどん変わっていきます。だから、最初のところが実は一番大事ですよね。それこそ、1・2年から3年ぐらいでしょうかね。3年も保たないかな、世界中で余裕がないから1年くらいかもね。

実は英国がEUから離脱してね、通商協定が昨年末に失効しましたよね。通商協定が失効して、事実上合意なき離脱となったわけですよ。どんな変化が起きるかということは、だいたい考えられたのだけれども、数年間かけて変化が進むだろうと。例えば、いきなりものが入らない・出さないということではなくて、数年くらいかけて徐々にわかれていくのだろうと、みんなが思っていたのですよ。ところが実際はですね、1月1日からいきなり止めちゃったのですよ。1月1日からいきなりシャットダウンとか、1月1日からいきなり注文できないとか、1月1日からいきなり操業できないとか、輸出できないとかいう話が始まったわけ。全く移行期間がなかったわけですよ。一瞬に非連続的に変わったわけですよ。ですから、今回ももう一つの可能性は、一瞬で非連続的に変わる可能性があるのですよ。

例えば、株なんかボコスカ上がっていますけどもね、実体経済は全く逆でしょう。米国では軍まで出てきちゃったのだから、経済どころではないですよね。そうするとですね、これは大変なんじゃないの、経済どころじゃないから。そうすると、やっぱり株とか金融市場は、消える可能性がありますよね。Eraseですよ。消滅・消去ですよ。一瞬で動く可能性すらありますから、どうなるかよくわかりませんけれども、本当に見ていないといけないですよね。

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(3)影の政府の解体とあらゆる世界秩序の解体・再編成

・リーマン危機で実質崩壊し、コロナとトランプでとどめを刺された
・影の政府が解体されると何が起きるか
・寡占独占のない経済の運営とはどんな姿か
・特に日本はカネをばらまくのが政府の仕事という時代が終わる

影の政府の解体とあらゆる世界秩序の解体・再編成ということですけれども、さっきも言ったように今晩米国議会が再開すると言っていますが、再開する場所がワシントンDCの議事堂ではなくてペンシルバニア州ポトマック川沿いの陸軍の基地なのですよ。そこは、かつてリンカーン大統領が暗殺されたときに、軍事法廷が開かれた場所で死刑をやった場所なのですよ。有名な場所なのですよ。そこに議員の人たちが行ったと、それってどうなのかなという話で。やっぱり私はですね、完全にこれは1991年のソ連8月クーデターと同じだと思うのですよ。やっぱり民衆の国・米国で民衆を敵に回して成功するということはありえないですよね。そうすると、影の政府は解体で、あらゆる世界秩序の解体・再編成になってきますよね。そういうふうに考えていくと、この影の政府と言われるものの実態ですけれども、古く言うならば近代そのものが影の政府ですよね。

要するに、なぜ影の政府と言われるかというと、政府といった場合には、その領土で国民が選ぶ政府という意味があります。その領土で国民が選ぶ政府。しかしですね、それというのは一国だけの話でありますから、結局経済というものは、もともとヨコに広がるものでしょう。中世の封建領主たちも商人の力を借りないと自分の国の運営すらできないわけですから。商人たちは、国境を越えて移動しながら仕事をしているわけですよね。それ事態が商人の力があれば、その商人に対して領土の国民は何もなすことができないわけでありますから、選んだりすることができませんよね。したがって、それそのものが言ってみれば、影の政府の原型ですよね。ですから、もともとそこにあるのは、その土地で生きていくたちの世界と土地をヨコに繋げていく移動する商人の世界との戦いなのですよ。その領土の中にいて、その領土の中で生きていく人たちと、その領土を越えてヨコに広がりながら動いていく人たちとの戦いというものが太古の昔からあって。

いま問題になっている影の政府というのは、近代以降ですよね。特に、金融資本を真ん中に置いたヨコの制度ですよ。英国は、金本位制をひきましたよね。あれを支えたのが、ロスチャイルド家ですよね。金本位制をしくことによって、お金の力で世界をどんどん統合していって、彼らが影の政府の主役と今日まで君臨してきたわけですよね。所詮だから、戦争もなにも最後はお金の話ですから、やっぱりお金を握っていたところが、いままで一番強かったわけですよね。そうなってくると、影の政府の中核は金融でありますから、やっぱりメディアではない。メディアは1つの道具ですから、真ん中は金融で大金持ちですよ。大金持ちが吹っ飛ぶと、これは終わりになるよね。

しかし、実際には何が起きたかと言えばですね、リーマンショックですよね。2008年のリーマンショックで、よもやの出来事が起きちゃって、影の政府は実質的に解体・崩壊しちゃったわけですよね。ロスチャイルド家も含めて、お手上げになっちゃったわけですよ。だから2008年から、ビットコインの研究が本格的に始まりますよね。ドルも何も保たないということでありましたから。だから2008年には、実質的に崩壊しちゃっているのですよ。それで、今年に入ってコロナとトランプで止めを刺されたということが、いまの状況なのではないでしょうか。だから、実際には勢いが登っているときに彼らが権力を出したわけでなくて、むしろ反対だと思うのですよ。ズッコケちゃって、あと一歩後退したら全部瓦解すると、もういよいよ後がないというところに、今回のことで彼らは追い詰められちゃったのでしょう。それで、いよいよ動きだしたというのが実態だと思のです。

したがって、彼らの世界に戻るということは、もう無理だと思いますよね。弱くなっちゃっているわけですから。いまも(収録中)出ましたね。Facebookはトランプ大統領の投稿を24時間ブロックすると言っていますね。すごいですね、これ革命ですね。御家騒動ってありますでしょう。御家騒動・革命・乗っ取り劇ですね。はっきりしていますね、情けないことをやるね、バイデン側。それぐらい怖いのでしょうね。それぐらい怖いということだと思うのです。昔、カーター大統領という人がいましてですね。CIAが選んだといわれていますが、そのあと2期目にいくかと思ったら、レーガンが勝ったわけですよね。レーガンは、CIAではなく民衆が選んだ大統領といわれていますが、カーターの最後は哀れなものでしたよね。だから、こんなに大騒ぎで革命をやらなくても消えていきましたからね。それから、ブッシュの親父のときもそうだったよね。何がどう揉めたのかは知りませんが、1期目で終わりになって、見る影もなく消えていきましたよね。

ですから、大統領選挙で勝ったというならば、あと2週間でいなくなる大統領のツイートを止めるなどしなくても、十分いいはずですよね。何を言ったって、国民の意識が離れていれば、国民が離反した大統領であれば、大統領が何を言っても国民は動かないでしょう。それをですね、わざわざこうやって血相を変えて発言を止めるということは、よほど怖いわけよ。だから、浅はかなのですよ、私に言わせると。本当に浅はかで、御家騒動とか経験したことがある人ならば、わかると思いますよ。お粗末だなぁと。「こんなことをしたら、私が正当に勝ちました」と、誰があなたに正当だと言ってくれるかですよ。大塚家具ではないけど、あまりに大人げないことをやって、「私が代表をやります」とか言って、後が大変ですから。そういうところが子供ですよね。何と言いますか、お粗末な人たちが集まっちゃって。反対にトランプ側の方は、猛者ばっかり集まっていますよね。やっぱり、それくらい米国も大変だったのだろうと思います。

それで、今回止めを刺されたと。影の政府の解体ですから、過去の世界大恐慌の後と同じで、企業解体とルールの作り直しですよね。企業解体・ルールの作り直しで、世界の金融貿易体制が変わっていきますからね。影の政府に依存して生きている国・属国、それから影の政府の仕事をしている具体的な企業・人、そこに勤めている人・そこに取引している会社は、仕事が消えるのではないでしょうか。完全に消えるかどうかはわかりませんけれども、相当消えるのではないでしょうか。だから、よく確かめておいた方が良いですよね。もう軍が動いているのですから、速いと思ったらいいと思いますよ。軍が動き出したら速いわけですよ、こういうものは。だから、よくよく見ていないと。この先というのは、公式な情報は当てにならないですよね。いつもそうですよ。ソ連が崩壊するときだって、モスクワ放送とソ連共産党のプラウドを読んでいたら、ソ連は崩壊しなかったですよね。それから、第二世界大戦だってですね、毎日発表される大本営を読んでいたら日本軍は負けるはずがなかったわけですよね。そういうことがいま起きているわけですから、まさにモスクワ放送みたいになって来ちゃったわけよ、TwitterとかFacebookもね。でもこの二社だけなのではないでしょうか。TwitterとかFacebookぐらいなものでしょう。大立ち回りをやってね、大統領の発言まで止めちゃうのは。他にいくらでもありますから、私に言わせれば検閲などなっていないのですよ。ですから、そういう意味でもいろいろなところから情報を取ると良いと思いますよ。したがって、テレビや新聞をそのまま見てそれだけ信用していると、ソ連末期だとか戦争末期の日本の人たちみたいに、酷い目にあうこともありますから、自分でいろいろと見ていくと良いと思います。

情報というのは、流れがあるのですよ。これは確かだと思う情報は、二報・三報が入ってくるわけですよ。一報・二報・三報方と入ってきますから、よく見ているといいわけですね。情報操作とか何をしようが、起きていることは起きていることなので、二報・三報が入ってくるわけです。火事の通報と同じですよ。火事が起きると、みんな119番をするでしょう。1件ではないですよね、何人も電話をしますよ。煙や火が上がっているのを見れば、みんな119番をするでしょう。いくつも119番の火災通報が入ってきますよね。同じですよね。だから、変わっていくときというのは、多くの人たちが情報を取り上げますから、それぞれの見方を皆さんも勉強された方が良いと思います。この先は、寡占・独占のない時代に向かうしかないわけでありますから、本来それが一番効率的なはずなのです。寡占・独占のない経済こそ、一番効率的なのですよ。従って、何かに依存するというかたちが一番まずいですね。依存型というのが、一番まずいことですね。

寡占・独占のない経済というのは、自由競争ということですね。しかし、自由競争で、レッセーフェールで新自由主義でというのは、それは違うわけですよ。何が違うかというと、あれはインチキなのですよ。竹中平蔵が言っているような新自由主義は、寡占・独占をやった上での自由経済なのですよ。一握りの人たちが、システムを寡占・独占をする上でみんなが自由にやりなさいと言っているだけ。あれでは、完全に人々を家畜にするという話です。寡占・独占で牧場を抱え込むわけ。「この中でしか生きられませんよ」と牧場を抱え込んで、この中に家畜を離して、ご飯を食べてその場で糞尿・交尾をしているでしょう。喧嘩もするでしょう。でも、「どうぞ勝手にやってください。わたしは外で見ています」という世界が新自由主義ですから。めちゃくちゃですから、自由な経済でも何でもなく、まったく反対です。昔のソビエトとか、金日成のときの北朝鮮とか、毛沢東のときの中国と同じで、全くの嘘偽りです。完全な奴隷制ですね。人々を家畜にする奴隷制そのものですね。

本当に寡占・独占のない経済というのは、地産地消であり、自給自足であり、その人の持っている能力を引き出すことによって、みんなが生活をしていくという姿ですね。人も土地も水も風土も文化も歴史も、みんなそれぞれが持っている力を中から表に出してきて、それをかたちにしてつなげていく。これが、本当の寡占・独占のない経済の運営の仕方です。例えば、砂漠はどうするか。最近は砂漠で太陽光発電機とか風車を置いて、発電しようという人たちもいますよね。でもそれは、過渡的なものだと思うのです。やはり、砂漠は緑化して、豊かに人々が住めるようにもう一度直していかなければいけないのですよ。要するに、生命をもっと宿らせなければならないのですよ。水や大地に、もっと生命を宿らせることができれば、自然に人々は暮らしていけるようになるでしょう。

ですから、寡占・独占のない経済というのは、大自然の恵みをそのまま人が受けて、大自然の恵みに人が手をかけて、より良くしていくという、本当に自然と人間の原点に戻るということなのです。合わせて、今回の米国トランプ革命でわかったことは、それをやるにあたっては信仰心が必要ですよ。信仰心がないと成功しないということが、はっきりと今回わかったわけですね。やっぱり、困難というのはいくらでもあるわけです。困難を克服するためには、信仰心がないと駄目だと。善の神が宿らない人には、到底無理だと。特にリーダーとなる人、専門能力を持った人。要するに、いまバイデン側にいる人、影の政府側にいる人というのは、悪の神が宿っているのに技や術を持っている人たち。これが影の政府側なのですよ。ですから、逆に仕事ができるけれども、悪神が宿っている人ほど危ないものはないですよ。仕事ができて悪神が宿っている人ほど、一番危ないですからね。これが、今回はっきりとわかったわけでしょう。そうすると、やっぱり悪神をはびこらせるような教育は、絶対にしてはいけないと、これがよくわかるわけですね。悪神がはびこるような教育はやらない。悪神がはびこることができるよう経済制度はしないということ、ものすごく重要だということがわかったと思いますね。

本当にですね、祭政一致ということですよ。祭政一致という言葉がありますよね、卑弥呼の世界ですよ。邪馬台国・卑弥呼の世界。明治維新のはじめもそうなのですよ。明治維新の一番はじめは、明治天皇が出てきまして。まぁ、どこから出てきたかは別の話としまして。南朝復興ということで始まりましたから。それまで朝廷は全部お坊さんが仕切っていて、お坊さんの仕切りを止めて神官が仕切るわけ。でも、神官といっても、いまのような神社本庁みたいなものがあったわけでもないですから。吉田神道とか、いくつかありましたよね。細々と伝わっていた神道を中心に表に出してきて、神殿を建てて、自分たちで祭式も考えてやるわけです。要するに、明治維新の一番最初ですら、神仏の加護なくして到底突破不能という状況だったわけですよ。いまのトランプと同じ状況だと思いますよ。

江戸時代までの寡占・独占はすごいものでしょう。鎖国なのですから。鎖国の猛烈な寡占・独占の世界の中で、みんな打ち拉がれていたと。これをみんな吹き飛ばしちゃったと。欧米各国は、虎視淡々とヨコから狙っていると、絶体絶命ですよね。これで国を運営しようと思えば、神仏に頼るしかないのですよ。ある意味で寡占・独占のない経済での不安感は同じだと思いますね。寡占・独占があると、昼寝していてもお金が入るわと。上手に今だけ金だけ自分だけをやっていたら一生食べられるという世界になりますけれども、寡占・独占がないということになると、毎日毎日真剣勝負ですよね。ただ、人間は野生の動物ではないのです。野生の動物だと思えば、それは真剣勝負で大変なことになっちゃって相争う世界になり、新自由主義の世界みたいになっちゃうわけですが、サファリパーク・牧場で生きていけと言われている状態ですね。野獣みたいにしか生活できなくなちゃうわけですよ、新自由主義では。

そうではないのです。寡占・独占のない経済であり、なおかつそこには、土の恵み・水の恵み、それから人間の能力を引き出すという本源的に自然が我々に与えてくれてる恵みを自分たちの力で引き出して、それをもっと花を咲かせていくという、そこを我々自身ができるわけですよね。そうすると、やればいくらでもできるのですよ。その力というようなものが、やっぱり信仰心だよね。その信仰心をもとに、経済を立て直していって、それに政治が乗っかるということでしょう。それがだいたい、新しく建て替わるまで、今日を起点にすれば20年ということかな。

ですから、政府という意味が変わるわけです。日本政府が、特に明治以降どうなっていたかというところ、だいぶ変わってきたのですよね。そもそも明治以降の前を見ても、結構信心深い大名とかが昔もよくいましたからね。いろいろな人がいたと思うのですけれども、お金をばらまくというのが仕事というならば、田中角栄以降が本格的になってきましたよね。なぜかというと、法律を作りますよね。角栄がいろいろな法律を作って、法律を作ってお金をまくと。したがって、民間だけではなくて、役人も政治家も堂々とそこでお金を懐に入れられる。それから、あの頃は特殊法人というものがありましたよね。あれは。マネーロンダリングですから。特殊法人に財政資金を出せば、あとは特殊法人に入ったお金は自由に使えるわけで、マネーロンダリングですね。ですから、日本はあの頃お金がたまってもろくなことをしなかったわけだね。あの頃から、日本政府も。ずいぶん長きに渡るものですよ。昭和40年代・1960年代からの話ですから、もう60年くらいこういうことをやっているのですね。ひたすら政府がお金をばらまく場所だということになっていたわけですが、それがもう終わりですよ。

政府は、やっぱり民衆のヨコの連携を確実にさせて、外交をやるところですね。防衛もありますけれども、軍事力を使ったらお手上げですから。お金もないし、めちゃくちゃになるだけですから。要するに、戦争にもっていかないことが世界では寛容で、まだまだ先があると思いますね。クーデーターが終わった後はですね、軍について何かものすごい変化が起きるのではないでしょうか。アメリカ発で。私はそんな予感がしておりまして、いまとは全然違うかたちになるような予感がします。いずれにしても、教育も含めて政府にお金をもらえばいいという考え方は、もう全く通用しないと言い切っちゃっても良いのではないかと思います。だから、政府は自分たちで作るということですよね。まぁ、我々がいま日本にとってみると、まさに旧ソビエトですよ。それから、戦争中の日本も一応ですね、国のもとで配給制度は一応はあったのですよ。だいぶ減ってきていたとはいえ、戦争中一応はあったのです。戦後も一応あるのですけれども、ガクッと減るでしょう。やっぱり戦争中はそれなりに統制は動いていたのです。本土は良かったのですが、特に満州とか朝鮮半島は敗戦と同時に全部消滅しましたから、当時日本の統治機構は一瞬で煙と化して消えていきましたからね。それは大変なことになったわけですよ。だから、政府にお金を貰っていれば良いという前提で暮らしていると大変なことになるのですよ。やっぱりここは、潜り抜けなきゃいけないのです。

どんな感じでいけるかはですね、今日が武力革命の1日目だとすると、あと3ヶ月ぐらいすると、なんとなく見えてくるのではないでしょうか。だいたいの感覚が。どの辺にとりあえず収まりそうで、その先どうなるか、3ヶ月ぐらいすると雰囲気で見えてくると思います。それでもう1回判断しても良いと思います。とにかく、政府からお金を貰えば良いということは、時間の問題だということです。

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(4)日本の令和維新はどうやって進めればよいか

・維新は政治を含む社会全体で現実的に進める必要
・ヨコ型で渦を形成していき、中道で多くの実力者、意識の高い人の結集が必要
・日本再生プログラム推進フォーラムの役割は極めて重要

さぁ、それで日本の令和維新でありますけれども、私はやはり維新というものは革命とだいぶ違うと思うのです。革命というのは、流れから倒せということですから、トランプたちの議論を見ていてもわかりますけれども、とりあえず倒そうということで。あまりにも酷いですからね。要するに、圧政があまりに酷いと倒せという話になるわけですよ。自民党もそうだよね。選挙で負けるということがあれば、それで実際に変わるでしょう。会社だったら、威張っていてもお金がなくなって倒産したら変わるでしょう。今回の米国の様子を見ていても、やっぱり激しいですよね。やっぱり日本とは全然違いますよ、中国もそうですけど、激しい。

日本はですね、最後はなぁなぁで収めるところがあるのですよ。ですから、維新なのですよ。革命というふうにはなかなかならずに、やっぱり維新なのですよ。だから、上は挿げ替えて、新しい方向性に向かっていくからみんな参加しましょうという、どこかで手打ちをやるのですよ。綺麗にはいかないのだけれども、しかし今回綺麗にいく部分というは、維新でやるのではなくて信仰心でやると思います。要するに、ものすごい猛烈なことに社会がなっていくから、腰が抜ける人には維新どころではないのですよ。怖くてここから先は行動ができなくなるというか、まともに仕事ができなくなる可能性もありますよね、腰が抜けちゃって。そうすると、動ける人たちだけでやるしかないのです。この先は、動ける人=信仰心のある人だよね。結果的に信仰心が高い人たちが集まって維新をやるということになるのだというですね。維新とはそういうものではないかなと思うのです。

社会全体で現実的に進める必要がありますから、各分野でそれなりの能力を持った人が出てこないと駄目ですよね。どこか1ヶ所に全部の中心があるかどうかは、今回わからないですね。明治維新のときみたいに、どこか1ヶ所・策源地かどうかとういことはよくわからないです。要するに、やり方としてはヨコ型で、情報伝達もヨコに、みんなで渦を形成していって、中道ですよね。中道右派、中道左派で良いわけですよ。中の中だけではなくて、中の右・中の左でも良いわけです、中が入っていれば。この中道というところは、右翼・左翼の離れたところのようにイデオロギーで動かない人たちですよね。中道右派でも中道左派でも、そこは現実的に動く人たちですから。維新というものは、現実的に動く人たちを集めないとダメでしょう。ですから、中道・中道右派・中道左派に多くの実力者や意識の高い人たちがいるのですよ。この人たちを結集することが必要ですよね。

一番初めは、やっぱりみんなで方向性について、いろいろと擦り合わせをしていかないと難しいと思いますね。いまはまだ菅内閣で動いていますけれども、ああいうことが終わることが来ると思いますよね、いまの米国のように。バチンと終わってしまったでしょう、1月6日をもって。日本では、軍事クーデターのようなことはありませんが、もうお手上げ昭和20年8月15日みたいに、敗戦・お手上げになりましたということがあるのだと思うのですよ。そういうふうになったときがポイントですよね。

前々から、私どもNSPでは次の社会についていろいろ提唱しております。これは、こうなりたいというよりも、なりたいという気持ちもありますが、ここしか道がないという部分ですよね。選択肢がいろいろあった方が良いと言いますけれども、例えばですけど、仮想通貨をバンバンと出して、みんながお金まみれに暮らすかというと、中道派の人たちは動かないですよね。実力者は動かないですよ。私がいつも注意深く見ているのは、世の中にたくさんの実力者とか、意識の高い人たちがいますよね、この人たちがどこに行くかですよね。米国もまさにその通りで、米国の場合はだいたい私が見るところ3つにわかれていて、1)この世の理想を追求する人、2)その下にいて、その理想を現実にする人、3)儲かるからついていく人。この3つに、だいたいわかれているのですよ。一番上のこの世の理想を追求する人が、まずいまどこに集まっているか。その下に、それを実現するための実力者が集まっているかどうか、ここを見るとよくわかりますね。トランプ政権には、集まっているのだと思うのですよ。正に、この世の理想を求める人と、それをかたちにできる実力者が集まっているなど思います。そこが集まっていれば、あとは多少の時間がかかっても、みんながついてきますよね。やっぱり、日本でもこういうものを作らなきゃ駄目ですよね。

いままで、オルタナティブといいますか、自然回帰といいますか、分散型といいますか、そういう世の中の動かし方はマイナーでしたよね。メジャーは統制でしたから、日本も平成の時代からいままでね。ひたすら統制で、上に逆らったらクビだと、ひたすらそういうことばかりをやっていたでしょう。疲弊しきっちゃったわけですよ。実力のある人たちは、外に出ちゃって、中の人たちはみんな腰が抜けちゃっているという状況になってしまったわけですよね。ですから、ここを何とかするためには、もう1回実力者を呼んでこなければダメですよね。これは、権力で呼んできたって駄目ですよね。要するに、いまの菅内閣やその前の安倍内閣みたいにね。お金をぶら下げて、利権を分けるから、その分を献金してよねという、それでは全然駄目ですよね。だから、そこのところは全然違うやり方で、意識の高い人の結集というのは、なかなか難しいですよね。意識の高い人たちの結集というのは、なかなか難しいことだと思います。

そうすると、我々NSPも相当頑張らなければなりません。我々だけで出来るとも思えませんが、我々も頑張らないとダメですね。いまのままだと、要するにみんなが分断されたままでしょう。そうすると、みんなが集まれる場所がないのです。危機感は日本の中でも広がってくると思うのですよ。米国で軍が出たと一気に展開してきますから、みんな見えてくると思うのです。見えてきたときに、我々はどうしようかと集まらなければなりません。何をやっていけば良いのかという話ですよね。ここから先は、シナリオがあってその通りに誰かが役をもらって動けば良いというものにはならないと思いますね。

以前、前川製作所の前川顧問のお話をNSPでも伺ったことがありますが(参考/前川製作所とNSPのご縁)、イノベーションをやるのはすみ分けであり、共同体をつくらなければできないというお話がありましたよね。やっぱり共同体をつくるということですよね。お互いに気心知れた仲間でないと、なかなか新しいことはできない。だから、いま本当に必要とされていることは、信仰心のある実力者ですよね。こういう人たちが出てこないと、理想はかたちにならないのですよ。意識の高い人たちが見える、これはもう前からそうですよね。そのあとは、実際に政府だとか、企業だとか、医療だとか、学校だとか、あらゆる具体的なものを変えていかなければならないでしょう。

具体的なものを変えていくためにはですね、理想を現実化するための人たちがいるのですよ。この人たちが実は一番重要で、実力を持った人でなければいけないのですが、ここに悪神の連中が入ってくると全部ぶっ壊してしまいますから、ここにこそ善の神が宿った人がいないとダメなのですよ。いまは、善の神が宿っている人たちが一堂に集える場所が、ないのですよ、分断されていて。分断されているとういことは、それぞれのところで、いろいろな人たちの出入りが起きていて、それぞれのところでお互い気心知れた仲間になってきたということですから。幕末でいったら藩のようなもので、各藩で自分たちで人を養成してきたと。藩のヨコの交流も進んでいると。いまの日本の地域がそうでしょう。地域を越えたいろいろな活動もそうでしょう。「こういう理想をかたちにしよう」と言ったときに、それを実現できる人たちを更に一堂に集めて行動しなければいけないときが早晩きますね。他に手はなしということが早晩来るように、私は見ていて思います。そのときには、やっぱり我々も相当頑張らなくてはいけないと。

革命で倒そうなどという面倒くさいことは考えていません。みんなヨコに束ねていくと。年内に選挙もあって、選挙前か選挙後だよね。今度は、行動意欲のある人たちも結構出てくるのではないでしょうか。それをヨコにつないでいかなければなりません。全部を見ていくような仕事はすごく大事だし、今回はやっぱり民と共に維新を進めるしかないですから。一部の人たちだけでできることではない、トランプを見ているとよくわかりますよね。もっと簡単にできることはいくらでもあるのですよ、大統領権限を使うとかね。本当にあっという間に全部できちゃうのだけれども、あえてそれをやらないところが、やっぱり本当だぁと私も感心していつも見ているのです。チョチョいのちょいで済むところを、あれだけ手間をかけてよくまぁやる人だなぁと、気力がよく続くなぁと思うのです。でも、そういう時代なのですね。信仰心に基づいて、民衆のためと一途に推し進めるということは、本当にそういうやり方なのですね。実力者が、飛び道具をいきなり使ってはいけないのですよ。

実力者がいきなり飛び道具を使ったら、ただの専門家なのですよ。ただの専門家なんかは、いくらでもいるわけですよ。そうではないのですよ。実力者というのは、専門的な仕事もできけれども、やっぱり民を動かせる人たちだよね。民を動かせる人たち、民を幸福にできる人たち、これが本当の実力者なのですよね。特に政治や経済におきましてはね。そこはやっぱり、そういう人を集めなければいけませんね。だから、みなさんにも考えておいてほしいのです。「どんな人がいるのですか」と。理想は、だいたい見えている。それは、大きな差はないでしょう。国内だけでなくて世界も。それを実際にかたちにできる実力を持った人、善の神が宿る信仰心を持った実力者。そういう人たちは、思想的にはだいたい中道だと思いますよ。中道の左か、中道の右か、中道か。ですから、そこは中道におさまると思いますよ。そこを外れたら仕事もできないから。そういった人たちがどこにいるのかということを、ぜひみなさんにもいまから見ておいていただきたいと思います。

今日は、米国で急転直下、状況が動いたといいますか、いよいよソ連8月クーデーターの大詰めの段階に入ってきたという感じがしています。そうするとですね、その次を考えておかないと、もう間に合わなくなりますので、今日はまだまだ状況が決まっていない段階でお話を申し上げましたので、来月はもう少し状況は変わっているでしょうから、そのときにはまたお話をしていこうかというふうに思っています。とりあえず私の方からは、今日の話はこれぐらいにしておきまして、ご質問の方をお受けしたいと思っております。

***

質疑応答

収録前に、会員限定の質問・メッセージ受付をしております。 ご質問・メッセージをお寄せくださった会員の皆さま、ありがとうございました! (お寄せいただいたテキスト投稿のまま掲載しております)

\質問/
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。より変化が実感されてくる年だと思います。株価も依然高値ですが、当初のとおりコロナ終息あたりから政治経済落ち込みは始まるのでしょうか。

まぁ、そうですね。それに加えて、今回は米国で軍も出動する革命でありましたから、もっと早いかもしれません。1ヶ月ぐらいで結構劇的に変わる可能性もあります。ですから、コロナを待たないかもしれません。でもいずれにしろ今年前半ですよね。今年の前半は、やっぱり政治・経済の落ち込みは、非連続的に行くのではないでしょうか。よほどこれは考えないと難しいと思います。やっぱりこの変化というものはですね、いままでのものをそのまま続ければいいとか、利害損得で考えているリーダーには、全く対処不能だと思いますね。ですから、いま見ていると、落ち込みはかなりひどいのではないでしょうか。特に大きいところ。中堅以下のところは、まだまともな人たちが結構いるように、ま私は見ていて思うのですけれども、大きいところのほとんどは、どこまで物を考えて仕事をしているのかなという人が多いですよね。ちょっとそこはですね、はっきり言って不安な部分と言いますか、もういいかんなぁと思う部分も多いのです。だから前倒しになってきたと思います。

***

\質問/
軍産複合体の主要メンバーのビル・ゲイツや戦争屋のリチャード・アーミテージ、ドナルド・ラムズフェルドに日本政府が旭日大綬章を天皇陛下を通して与えたことに、非常な違和感を感じてきましたが、先生はその事についてどの様なお考えをお持ちでしょうか?

それは違和感ですよ。でもね、勲章というものはそういうものなのですよ。戦前の日本政府は、ムッソリーニやヒトラーにもちゃんと勲章を与えているでしょう。外交なんていい加減なものですよ。だからね、とんでもない人にでも結構勲章を出すのですよ。外国でも国内でもそうですよ。東條英機でも勲章を貰っているでしょう。変な人にも勲章を出すのですよ。まぁ、真面目にやって勲章を貰った人には失礼ですけれどね、いろいろな勲章があるのです。政治的な勲章もあれば、その人の功績を称えた勲章もあれば。政治外交上の配慮で出す勲章というものがあるのですよ。ヒトラーだけではないですよね、圧政を敷いた人たちにも勲章を交互に交換したりするのですよ。そういう世界のことですから、戦争屋の人たちを称えたわけでしょう。日本は戦争屋陣営であるということを示したような勲章ですよね。いる所ですね。日独伊3国同盟みたいな話ですよね。それ以上の意味は、たぶんあまりないのではないかと思います。

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\質問/
中国の崩壊が、カタチになってきたようです。1. 新型コロナの国内過小評価、2. 経済成長の過大評価、3. 習近平の健康問題などです。崩壊を仮定したら、崩壊→内戦→各地独立というプロセスを経るのでしょうか?また、多数の難民が出てくるのではないでしょうか?まとまりの無い質問ですが、考えをお聞かせください。

今回トランプがですね、一気にここまで状況を進めて、軍が出てきましたよね。私はやっぱり早いと思うのですよ。経済的にもですね、あといろいろなところでたぶん追い詰められますよね、中国は。トランプの持っている重要なカードは、機密の公開ですよね。要するに、民衆の時代でありますから、機密の公開をやられちゃったら、どんな方法で大統領になったと言ったって、パンツを脱いだ猿なのですよ。機密をばらされたら完全にパンツを脱いだ猿なのです。これは、トランプが権限を持っていますよね。中国も全く同じです。全部ばらされちゃったら、いまでもそうですけれども、習近平もパンツを脱いだぬいぐるみになっちゃっているわけですよ。パンツを脱いだくまのプーさんになっちゃっているわけですよ。国内でいろいろと気張っていますけれども、もう一度国内回帰しても毛沢東の時代に戻ってしまうわけですよ。土埃をかき分けながら、土埃を巻き立てながら暮らしていた50年前・60年前の中国に戻っちゃうわけですよ。いまの共産主義で運営しいていたら。それは、中国人は耐えきれませんよ。それは、必ず下から動いてきますよ。中国は民が食べられなくなったら動くという伝統がありますから。何主義であろうが、食べられなくなったら動くという伝統が中国にはあるでしょう。制裁をくらってやられちゃったら、それはお手上げですよ。

そういうふうに考えるとですね、具体的なプロセスはよくわかりませんが、中国の最後は正に独立なのでしょうね。あちこちが独立をしていって、それぞれ新しい外交を始め、国内経済を運営すると、ソ連崩壊と同じようなかたちになってくるのではないでしょうか。やはり今日が米国の軍事革命のDay 1でありますから、1ヶ月から3ヶ月ぐらい様子を見るとですね、もうちょっとはっきりしてくるのではないかなというふうに思います。

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\質問/
アメリカ通貨監督庁の発表したブロックチェーンを使ったステイブルコインの事は大変大きな影響がでると思いますが、その仕組みと同様な影響がでるかを解説願います。また日本に与える影響についてもお願い致します。

ブロックチェーンについては、みなさんそれぞれ勉強してくださいね。私もあちこちで研修などやっておりますし、本もいろいろと出ていますから、ブロックチェーンについては、みなさんそれぞれ勉強してください。

ステーブルコインですけれども、ドルと固定為替になった仮想通貨ということですね。完全な固定というよりも、いくつかの固定があるのですけれども、要するにドルと同じように使える、投機的に上下しない通貨という意味だから、これにはビットコインは入らないですよね。しかし、いまはそういうふうに言っているだけの話で、ブロックチェーンを使った通貨を仮想通貨を決済手段に容認したということは、ロスチャイルド家以来の金融は終わりにしてもいいということですよ。オルタナティブができたということですよ。17世紀でしょう、最初にスウェーデンで中央銀行が始まったのは。それから英国ですよね。あれに替わる新しい通貨を銀行が扱って良いというわけですから、通貨革命ですよ。

国家と金融が一体で運営をしてきましたよね。国家と金融を一体にして、財政金融は一体にして、これまでみんな運営してきたわけですよね。それがもう終わるわけですよね。法廷通貨も当然出してもいいわけですし、それ以外の通貨も使った方がいいし、使っていいというわけだから、なにもドルだけ使う必要がないわけですから。例えば、まさに今日ですよね、米国が武力革命を始めましたよね。ここで例えば、トランプが猛烈な金融制裁を中国に対して課すとしますよね、仮にね。ドルが使えなくなりますよね。そうしたら、このステーブルコインを使っていけばいいのではないでしょうか。これは、つい数日前ですよ。このステーブルコインを使っていいという話。いまの副長官を長官にしようという人事をトランプが発表したのですよ。あっと思ってみたら、このステーブルコインを使っていいという話があったわけですよ。これは何かあるなと思っていたら、その数日後に一週間も経たない間に、この軍の出動ですわ。

日本にとっては、いまのドルが紙屑になる可能性もありますよ。米国にとってみると、米国第一というのは、現実外交だと。ポンペオ国務長官がはっきりと言っていますよね。米国第一主義というものは、現実外交であるとはっきり言っていますから。米国にとってみれば、現実外交であり国益外交であるとはっきりと言っていますから。米国にとってみれば最大の頭痛の種は、巨額の対外債務でしょう。巨額の対外債務を返し続けるということは、米国が世界の奴隷であり続けるということで、中国の奴隷であり続けるのですよ。これを止めるわけですよ。そうしたら、やっぱり一番簡単なことは、ドルの価値を下げてしまうことですよね。日本もかつてはそれで助かったのですから。日本は、戦中にものすごい大量の通貨を発行しているのです。国内はもとより、朝鮮半島でも中国大陸でも、南洋でもですね、ずいぶんとたくさんのいろいろな通貨を発行しているのですよ。戦争に負けて、これが最後どうなったかといいますと、それが全部ハイパーインフレを起こして、紙くずになったのですよ。でも、紙くずみたいに安くなると、実はそれを最後に買い取るのはすごく少ない金額でできるのです。ですから、実は日本政府は律儀に紙くずになった通貨を持ち込まれたものについては全部払い戻しているのですよ。紙くずみたいになったから、ごく少ない資金で戦争中の猛烈な通貨増発の後始末ができたのです。私はあれだと思うのです。

ドルを紙くずみたいにしちゃうと、それは米国にとっては実に安く済みますよね。ですから、私は前から言っていますよね、いつまでもドルを持っていても知りませんよと。最後のところでゴールドでも買えられれば、ドルを売って早々にゴールドにでも乗り換えれば良いと思いますが、もうできるでしょうかね。麻生・菅・黒田に、そのようなことができますかね。まぁ、これも運命ですよ。自分で行動する人は、行動すれば良いですよ。自分の選択ですね。政治家も自分たちの選択だと思いますね。

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\質問/
以前から日本には中核になる中道の構築が大事であると言われてきましたが、その中道の構築をしていく場合のポイントは何でしょうか。民衆の覚醒や具体的行動などが必要なのでしょうか。権藤成卿の自治民政理のような考え方の行動が大事だと考えますが如何でしょうか。

そうですね、自治民政理(参考/自治民政理 国会図書館)は歴史書なのです。日本がかつてどのようにこの国を運営してきたのか記されている歴史書なのです。ですから、歴史書の中に、未来に向けた知恵がたくさん入っているわけですね。それを学ぶことは大事ですが、さっきから申し上げたように、今回トランプ革命ではっきりとわかったことがあるのです。要するに、これからの革命におきましては、日本ですと維新になりますけれども、中道中心の維新というものは、まず一番上でしっかりと将来を展望した理想・方針をしっかりと立てる人がいなければなりません。二つ目は、それを現実のものとして落とし込める実力者がいなければなりません。理想をしっかりとつくれる人と理想を現実のものにする実力者と両方必要なのです。両方とも強い信仰心が必要だということです。

特に実力者です。実力者は、とかく自分の実力を過信して神も仏もあるものかと実力を振り回して、自分のために行動して生活するという今だけ金だけ自分だけになっている人が意外に多いのです。それはダメです。そういう人には、こういう仕事はできません。ですから、トランプ政権を見ていると、中枢はほんのわずかなしかいないでしょう。ほんのわずかな人だけを集めて中枢はやっていますよね。ああいうものだと思います。その外側には、いろいろな人が来て良いのです。真ん中さえちゃんとしておけば、渦は崩れませんから。渦は崩れないので、真ん中さえちゃんとしておけば大丈夫ですから。そこさえちゃんとしておけば、あとはいろいろな人が参加できますよね。そうやって運営していくので、自治民政理の勉強は大事ですよね。歴史書ですから。自然と共に生きる日本、抽象的な言葉で言うけれども、実際に過去のリーダーたちがどのように考えてこの国を統治してきたのか、それを知ることはすごく重要なことでしょうね。あとは、やっぱりたまり場ですよね。たまり場をちゃんとつくっていかないと、何か未来づくりも具体的に始まらないと。中道構築の場合のポイントは、やはり信仰心と実力者、それからたまり場だと私は思います。

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\質問/
日々大きな動きがあり時代の大峠を実感します。まともな人たちがいて世界を変えようという行動にホッとします。受身でなく自らが主体的になる必要を感じます。理事長の話では、少数でもブレずに価値観を持って未来を形作る人たちが日本でもあちこち出現する。それを助長するリーダーシップ能力を形作る今後のNSP活動について、ご教示下さい。

まだ前年度の総会(通常:毎秋10月開催)をひらけていないのですよ。コロナがありまして、毎年10月にやるはずの総会をひらけていないのです。3月にやろうと延期したのですが、コロナの様子ですと3月もできない可能性があるかもしれないのです。しかし、総会は必ずやりますので(参考/4月24日再延期開催予定)。まぁ、幸か不幸か時代はどんどん動いていきますから、具体的なポイントについては、コロナ明け動けるようになってからですから。それまでは、準備でありますから。コロナが明けて、総会をやるときに改めて私の考えやみなさんの考えをすり合わせて決めていきたいと思っています。具体的なポイントは、コロナ明けになると思います。我々も重要な仕事をしなければいけないということだけは、間違いないと思います。

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\質問/
トランプが再選された後2期目でトランプドルの発行が考えられますが、日本にはどのような影響が出るでしょうか。また通貨権を握る事になると思いますがFRBの解体あるいは改組にも繋がりますか。

そうでしょうね。だから、いまのドルを後生大事に持っていると紙くずにされてしまうのではないでしょうか。日本政府も運用をやっている日銀も腰が抜けているうちはダメですよね。ちゃんと米国の革命をよく見ていて、世界をよく見ていて、迅速に売ったり買ったり、あるいは丁々発止をやらないと国民の財産を守れませんよ。どうなるかですね。お手並み拝見だと私は正直思っております。

通貨権ということですけれども、FRBをどう改組するかということですよね。政府の国立銀行にしてしまうということもありえますよね。米国は連邦準備銀行が全部で12あるのです。地理別に分けて12あって、あれを完全に国立銀行にしちゃって、大統領の完全な指揮下に置くということもありえますよ。ただ、それをいまの状況でやっちゃうと、財政支出がすごくなっちゃうということで、みなさんこれまでやらなかったのだけれども。要するに、いまの自由な国際資本移動ができなくなると、空売りをかけられるような自由な国際資本移動ができなくなるということになったら、それは良いのではないでしょうか。以前ネットでもご紹介しましたけれども、いろいろな考えがでていて、金本位制・金銀本位制・連邦仮想通貨、この3つぐらいのなかで通貨のリセットがあるのではないかという議論がありましたよね。いまのように、世界中を自由に流通する通貨ではなくて、いってみれば米国一国通貨、江戸時代の日本の通貨・一国通貨のようでありまして。海外とのやりとりは、双方合意の上で適宜の方法でやるのだと思います。

でも一番大事なことは、一国通貨にした場合にはその国のなかで基本的には経常収支をバランスにしておかないと国が破産するのです。国民も破産するのです。ですから、一国経済に戻して、国が破産しないような稼ぐ力をどう国のなかで作るかが、全ての重要なポイントですね。そういうふうに考えると、本当にいまの英国も大変だし、米国も大変だし、中国なんてもっと大変だし、日本もかなり大変だと思うのです。でも、それをやることになりますから、今度は投資銀行が必要なのですよ。いまのFRBは、いわゆる決済銀行ですよね。主に決済を中心にやっていますよね。そうではなくて、今度は投資銀行がいるのですよ。今年の大河ドラマは、渋沢栄一ですよね。あの人は、明治の投資銀行家の1人ですよね。やっぱり投資銀行をつくらないといけないので、決済の部分は仮想通貨でもいいとFRBはいらないわけですよ。FRBを使わずに、決済は仮想通貨でやってもいいと言う話でしょう。既に米国で決まったわけでしょう。FRBを国立銀行にして、アナログ通貨は何かというと、法廷通貨は何かというと、金リンクだとか金銀リンクだとか、兌換券だと。ただし、海外には持ち出せないと。海外に持ち出す場合には、厳重な許可がいると。国内でのみ通用する兌換券だということですよね。

そこまではいいのですけれども、国の中の収支を合わせるために新しい産業はちゃんとゼロから立ち上げて、人々に就職の機会を与えるという一大事が必要です。それをやる投資銀行はまだ見えていない、その話はまだ私は見ていない、そこが天王山です。ですから、ちょっとまだまだ距離があるかなというふうに私は見ております。

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\質問/
菅内閣はコロナ対応の失政で更に支持率を落とすと共に、トランプから中国との関係の清算を迫られ立ち往生となり、春頃には退陣となる可能性があると思われますが、如何でしょうか。また二階や公明党など新中国勢力は一気に力を削がれるのでないでしょうか。

それはそうですよね。菅内閣もいつまで保つかですよね。あらゆる問題が逆風になってきていますから。あの人が総理を辞任するとですね、副総理ですから麻生太郎なのではないでしょうか。いまの自民党に、いまの段階で臨時党大会を開いて、次を選ぶとか求心力はもうないのではないでしょうか。米国の革命が広がってきちゃって、軍まで出てきちゃったわけだから、「次の日本はこうだ」という方が自民党・公明党の中から出てきますかね。私は出てくるように見えないのです、正直言って。したがって、みんな尻込みしちゃって、腰が抜けちゃって、麻生副総理が総選挙までやると。麻生副総理で総選挙をやって終わっちゃったということが、現実的なシナリオなのではないでしょうか。次の総選挙はもう党派に関係ないと。このままでいくと、二階派もそうですけれども、公認候補を追い落とせということで対抗馬を出してきて、保守共倒れになる選挙区もかなり出てくるのではないかと思うのですね。広島は、公明党が独自候補を出しましたでしょう。同じようなことが出てくるのではないかと思うのですよ。

そうするとですね、保守乱立選挙になる可能性もありますよね。従って、この次は党派関係ないのではないでしょうか。やはり政治も民政自治ということがわかっている人でなければ、この革命のなかで全く仕事ができないと思いますよ。利権の分配だけをやっている人では、全く無理だと思いますよ。従って、今度の総選挙というのは、だいぶ入れ替わる総選挙になるのではないかなと私は感じております。

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おわりに

今日は、本当に大きな変化のなかでお話を申し上げました。革命というのは、どんどんと進んでいきますから。今日は、Day 1でありますから、軍が出てきたDay 1でありますから、まだまだこれからであります。しかし一方で、3ヶ月もするとかなり見えてくるのだと思います。ちょっと予言みたいなこと言うと、「えっ」と思われるかもしれませんが、私は予言書が結構好きでいろいろなものを読むのですよ。聖書の予言もあるでしょう。それから、ノストラダムスの予言もあるでしょう。出口なお・出口王仁三郎の予言もあるのですよ。

出口なおの予言には、面白いことが書いてあるのです。面白いと言ったら、怒られちゃうけど。このままいくと、世界に7人も8人もいる王様が、みんなやっていけなくなるのだと。どうにもならなくなっちゃうと。もう7人も8人も世界に王様がいると、どうしようもなくなっちゃうと。完全にお手上げになっちゃうと、世界を一つにまとめるしかないという合意に至るのだということが書いてあるのです。何か私はわかるなぁと。英国はBREXITで始まっていますよね。米国の場合は、トランプ革命ですよね。革命をやるとこまではいいのだけれど、その後ですね。「さぁ、では一国で見て土地の恵み・水の恵み、それから個人の持っている能力を全部出して、砂漠も緑化して、きちんと行くということが、いまの政府にできるかな」と。実力者にできるのかなと、正直言って思うところがあるのですよ。いますぐできなくても、道すら道をつくれるのかなという気はするのです。

なにか、力とお金で作った世界の政治でしょう。力とお金で作った世界の政治で、民衆が出てきた倒すところまでは良いのですけれど、倒したあとに次はどうやってやろうかというところに、果たして大宇宙と一体になったようなところまで踏み込んだ政治ができる人がいるかどうかですよね。世界の実力を持った人たちのなかに。その部分については、私は甚だ悲観的なのですよ。

英国は、真っ先に行き詰まるのではないかと思うのですよ。ジョンソンが責任を取って辞めるとか、そんなことは簡単な話でしょう。でも、英国はどうやってご飯を食べていくのかと。トランプ革命が広がれば、世界中で同じことが広がっていきますから。その中から、世界でもののわかる人が必ずいますから、内から入れ替わるというプロセスが早晩来ると、長い時間をかけるのではなくて、かなり急速に出てくるような予感がするのです。世界を見ていると、そのような感じがするのです。まぁ、そういうこともありますので、まだまだいまの段階では想定できないこともありますから、乞うご期待といってはなんですが、悲観することないし状況は前へ進んでいるので、くれぐれもコロナにはお気をつけいただきまして、健康第一で。まぁ、足元のお金の話や金融のことは、現実的に対処していただきまして進んでいただければと思います。

来月は節分明けになりますね。早いですね。どうぞみなさん元気にお過ごしください。

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