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懐かしさ、新しさ

ランニングを始めて半年以上が経過。

冬は寒いですが、晴天の朝はとても気持ちがいいです。夏とは違った爽快感があります。

コースは自宅周辺で、走りやすい道の他に
普段では通らない道を選ぶと意外にも新鮮な気持ちになります。 


ですが最近、少し残念なことがありました。
以前から前を通過していた竹林が開拓されているのです。

それほど広い土地ではなく走れば数秒で通り過ぎてしまいますが、
夏の暑い時期には日陰をつくり、また竹の青々とした色味や風で揺れる音が清々しさを与えてくれました。


開拓を知ったのは一か月ほど前。休日にランニングをするので見るたびに景色が平たくなります。

切り株や崩れかけた古い小屋が見えるようになり重機が残った根を掘り出していました。
竹林の面影も残さず次第に家や駐車場になるのだろうと思います。

田舎ではよくあることかもしれませんが、なんだか悲しく感じられます。

地方から上京してきた学生時代の友人たちも、そんなことを思っていたのでしょうか。

ノスタルジックな古い建物が、現代らしい立派な家に変わったとき
嫉妬なのか意地なのか、それとも違う感情なのか
街並みに合わず浮いているなあと感じてしまいます。

しかし同時に、ここで誰かの新しい生活が始まるんだと思うと
家を建てるという人生の1つのイベントにほっこりした気分にもなります。

その家にも次第に生活感が生まれ、
どういった外観の変化をしていくかも少し楽しみです。

散歩中でも通勤中でも
苔の生えた何でもないようなブロック塀にも何かのドラマがあると思うと面白いのでおすすめです。

皆さんも想像してみてください。
何か出会いがあるかもしれません。

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