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雑記 2024.1.5 漫画の実写化になぜか興味が湧かない話

これは個人的な感覚の話で、実写そのものを否定する話ではありません!

ある作品を世に広めたいときに、漫画を読む層・アニメを見る層・人気俳優による実写なら見る層・舞台なら見る層、いろんな層に満遍なく楽しんでもらうにはメディアミックスは必要なものだと思います。
そのうえでの個人的な話。


私は、好きな漫画やアニメが実写化される事に興味が湧かない。
その作品が好きであればある程。

私は、想像力で大概のことは賄える典型的なオタクなので、漫画の世界を生身の人間で見たいという願望が無い。
そのキャラがどんな人間かは脳内で構築済みだし、景色や建物も、舞台になった場所の写真を見たりその場所に行ったりして自分で空気感を確かめられればそれでいい。
映画で、実際の場所で生身の人間が漫画と同じ服を着て同じセリフを喋っていたとしても、結局自分の想像力の中で完成されたもの以上のリアリティが得られない。
どうしても、「そのキャラのコスプレしてる人がその場面の再現をしてる」と感じてしまう。
メイクや髪型、衣装や小道具まで徹底的にこだわって文句のつけようがないほど再現率が高かったとしても、それは変わらない。
だからもうこれは完全に私の問題。
私が悪い。

あと、あまりにも好きな作品だと、すごく細かい部分やちょっとしたセリフまでだいたい頭に入ってしまっているから、映画を見るときの脳の状態が「鑑賞」ではなく「答え合わせ」になってしまう。
「ここ省いたんだ」とか
「ここは原作通りだな」とか
「あのキャラいない事にしたんだ」とか
「こことここ繋いだらあのエピソードどうなるんだろう?」とか。
映画として純粋に楽しめない。

でも、アニメ化の場合はむしろ嬉しい。
アニメはアニメで原作と違う部分があって多少思うところはあるけど、基本的には元々の絵に色がついて動いて喋ってる状態なので「漫画が動いている」と感じる。

たぶん自分の中では、
二次元→二次元
には違和感を感じない。
二次元→三次元
になると急に、「漫画を使ってやっているイベント」というか、「漫画から派生した何か」という感覚になってしまう。
なので舞台化・ミュージカル化にもあまり興味が湧かない。
ただ、個人がそのキャラを好きでコスプレしてるぶんには、似てるなぁ凄いなぁと思って微笑ましく思う。

けど実際、好きで見てたドラマが実は漫画原作だった、という事もよくあるので、自分が知らない漫画が実写になっているものはふつうに見ている事も多い。
あと、漫画にハマっていたのがあまりにも昔すぎて自分の中でもう思い出になっている作品が実写になる場合に限っては、見てみたいなと思うこともある。

書いてて思ったけど、いまリアルタイムで大好きな作品が実写になる事に対して興味が湧かないのだと思う。

ふつうに「実写化だ!わーい!あのキャラあの俳優なんだ!めっちゃ合う!」って楽しめた方が絶対楽しいし原作者さんも喜ぶとは思うんだけど、私はどうしても偏屈なのでそんな感じで静観してしまうのだ。
困ったものだ。
いや、それでも気になって一回は見に行くんだけど。

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