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布教したい映画2022『アメリカン・ビューティー』、『犬王』、『RRR』

2022年中に映画館及び動画配信サイトで観た映画のうち、人に布教したいぐらい好きになった作品を紹介します。※2022年公開ではないもの含む。

『アメリカン・ビューティー』(1999)

あらすじ
郊外の新興住宅地に暮らす夫婦と娘の三人家族。夫婦仲は冷め、娘は親と意思の疎通がない。おかしな青年とゲイ嫌いの父親がいる隣家も同様の家庭だ。だが夫がリストラに合い、娘の友人に性的妄想を抱き、妻は浮気、娘は隣家の青年と駆け落ちを決意し……。コミカルで辛辣な家庭崩壊ドラマ。アカデミー作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞、撮影賞の5部門を獲得。

アメリカン・ビューティー : 作品情報 - 映画.com

↓観た直後の感想ツイ。ツリーはネタバレあり。

「めちゃくちゃ良かった」、これに尽きる。いろんなことが起きるけど、すべて終わり(=死)に向かって物語が進んでいるような雰囲気があった。アメリカン・ビューティーは人生……。

『犬王』(2022)

あらすじ
室町の京の都、猿楽の一座に生まれた異形の子、犬王。周囲に疎まれ、その顔は瓢箪の面で隠された。
ある日犬王は、平家の呪いで盲目になった琵琶法師の少年・友魚と出会う。名よりも先に、歌と舞を交わす二人。 友魚は琵琶の弦を弾き、犬王は足を踏み鳴らす。一瞬にして拡がる、二人だけの呼吸、二人だけの世界。
「ここから始まるんだ俺たちは!」
壮絶な運命すら楽しみ、力強い舞で自らの人生を切り拓く犬王。呪いの真相を求め、琵琶を掻き鳴らし異界と共振する友魚。乱世を生き抜くためのバディとなった二人は、お互いの才能を開花させ、唯一無二のエンターテイナーとして人々を熱狂させていく。頂点を極めた二人を待ち受けるものとは――?
歴史に隠された実在の能楽師=ポップスター・犬王と友魚から生まれた、時を超えた友情の物語。

劇場アニメーション『犬王』

ほんと最高だった。『犬王』の映画の存在を知ってて『犬王』観ないやつはバカって本気で思った。ブラボージャパニーズアニメーションブラボー!!
全部のカット描くの大変そうで大変そう……と思いながら観てた。こんなのが、人間には手書きで作れてしまうのか……。すごいすごいすごい。アニメの、絵が好きな人は絶対見ないとお前の存在が嘘になるよって思う。本当にすごかった。
主演のアヴちゃんも良かった。ナイスキャスティング。アブちゃんしか犬王やれないよと思う。はーーーーー思い出し最高。
1つ、これはちょっと……と思ったところはあるので、正直に言うと、最後の将軍の前で舞う「竜中将」という歌で、歌で呪いを解こうとするも解けず、「聴こえるはずの声たちが 何故だ聞こえぬ 応えろ 応えてくれ どうして どうして 何かが邪魔をしている いる 正体見定めるときが来た 深く潜れ さぁ拾え」と歌うんだけど、お前らプロじゃん??急になんなん??客ポカンよ??これは違うと思いまぁす!!ってなった。
ここだけ解せない。でも、ここ以外はずっと最高なんだ……。

↓観たころにnoteに書いた感想。きっとネタバレある。

『RRR』(2022)

あらすじ
舞台は1920年、英国植民地時代のインド
英国軍にさらわれた幼い少女を救うため、立ち上がるビーム(NTR Jr.)。
大義のため英国政府の警察となるラーマ(ラーム・チャラン)。
熱い思いを胸に秘めた男たちが”運命”に導かれて出会い、唯一無二の親友となる。
しかし、ある事件をきっかけに、それぞれの”宿命”に切り裂かれる2人はやがて究極の選択を迫られることに。

彼らが選ぶのは 友情か?使命か?

映画『RRR アールアールアール』|絶賛上映中!

あらすじの出典に公式サイト載せてるけど、観てない人は公式サイトに飛ばないでください。予告動画も絶対に観ないでください。観客を驚嘆させる画ばかりだから、ほんとのほんとに初見の状態で観ないともったいないよ!

↓どうしてもちょっと知りたいわ……って人は、宇多丸のムービーウォッチメンでも聴いてください……(文字起こしと、ポッドキャストが貼られてる)

↓これは観たころにnoteにわたしが書いた感想。ネタバレだけがある。

以上。2021年は56作品観たけど、2022年は34作品のみ。あんまり観なかったな。2021年は狂ったように戦争映画ばかり観てて、2022年はなんにも考えてなくて、2023年はホラー映画たくさん観たいな。超絶こわがりだけど、克服するつもりはないけど、俺は香菜でありオーケンである気持ちなのだ。

2022年最後に観た映画は、『シックスセンス』。今観ました。ホラー映画として紹介されてたけど、幽霊出てくるけどホラーではなかったな。ラストでべしょべしょに泣いてしまった。黄泉がえりを思い出した。あれもべしょべしょよ。

以下、布教したいほどじゃないけど普通におもしろかった映画。

■コメディ
『スイス・アーミー・マン』おもしろく、幸せで切ないい話だった。

■ホラー
『スペル』老婆が怖いホラー。最悪すぎて爆笑してしまったので、多分ホラーこわい人でも大丈夫だと思う。

■アクション
『ベイビー・ドライバー』男が好きな映画によくファイト・クラブを挙げる印象があるけど、ベイビー・ドライバーは女が挙げる映画のイメージがあって、あんま乗り気じゃないけど観てみたらおもろかった。ワー!『ショーン・オブ・ザ・デッド』の監督が撮った作品で、ベイビー・ドライバーも音楽がたのしい映画でした。

■アニメ
『からかい上手の高木さん』私は性悪クソデコビッチにクソデカ感情を抱いている節があるので、劇場で観ながら暴言を吐かないように持ち込んだA4ノートにずっとツイートしていた。あそこまで観せられちゃうと、もうテレビアニメ4期はないんやろな;;

『バッドガイズ』犯罪作品のオマージュてんこ盛りで、映画いろいろ観ててよかったって思った。狼のシルエットがえっちすぎる。いいBLだった。

『かがみの弧城』信頼と実績の原恵一さん。日常シーンのつらさにえぐられるけれど、ハピエンと信じる者は救われるのです……。これといった作画的見どころはないけど、ストーリーがおもしろいし人物描写がさすがです。

『映画かいけつゾロリ ラララ♪スターたんじょう』OPの作画が最高すぎて泣いた。まさかゾロリで泣くとは……と思うけど、福井恐竜博物館で上映されてた限定映画もそう言えば泣いたわ。子どもたちに全力作画をありがとう。

■戦争映画
『つばさ』第1回アカデミー賞作品賞受賞作品。100年近く前の映画だけど、こんなの撮れちゃうの!?って驚きがある。

■ヒューマンドラマ
『グッドバイ、バッドマガジンズ』お仕事映画かもしれない。上手く言えないんだけど、普通におもしろかった。舞台演劇っぽいおもしろさもあって、ちゃん笑っていいですよ〜って言ってるみたいでおもしろかった。

2022年はアニメ映画いっぱい観たな。スラムダンクは、実は観てません。試合の緊迫した静寂のシーンで誰かが音を出したら台無しになるって感想を見かけて、台無しにされるのがあまりにも怖くて観に行けない。私は最近週1で映画館へ行ってるけど、高確率でイライラしてる。たすけて。

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