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聞く栄養、ポッドキャスト(主に語学学習)

毎朝、仕事に行くために身支度をしながらポッドキャストを聞く。
鏡に向かってメイクの手順を進めながら、頭の中は新しい話題のほうに飛んでいく。
通勤の地下鉄の中でも聞く。
情報を得る行為でありながら、スマホを見るのとは違って、目が自由になるのがよい。
防犯の意味もあるけれど、SNSばかり見ていると自分がどこにいるのか分からなくなるので困る。
今この瞬間、私はマドリードにいて、同じ車両にたまたま乗り合わせた人たちがいて、それぞれ目的の駅で降りていく、生活している…。目線を上げていると、それを感じられる。

普段聞いているポッドキャストを挙げてみる。
生活と仕事に必要なので、語学(スペイン語、英語)関連ばかり。
すべてSpotifyで聞いている。

Intermediate Spanish

ロンドン在住のスペイン人Cesarによる、スペイン語中級者のための番組。Cesarはスペイン語教師。
マドリードに住むようになって、スペインの発音や語彙に慣れたいと思い聞きはじめた。スペイン社会に関する話題も多く、その意味でも興味深い。様々なテーマについてきちんと調べて解説していることや、彼自身の経験や意見(リベラルより)を述べていることが、また聞きたいと思う理由。
スクリプト全文がウェブサイトに掲載されているので、聞いた後にはなるべく読むようにしている。

La Verdadera Historia de Mexico

タイトルのとおり、メキシコの歴史について。主に独立後の近現代史。
これはスペイン語学習者向けの番組ではないので、2年ほど前にはじめて聞いた時は、ほとんど聞き取れなかった。でも、最近久しぶりに再生してみたら、話の大筋は理解できて、自分の聞き取り力の向上がうれしかった。
メキシコシティの心理学者Fransisco Mendozaが、あまり知られていないエピソードを交えつつ、メキシコ史を語る。
スタイルは簡潔というより、やや冗長。メキシコという国、あるいは場所を主人公とした大河小説のような感じ。たとえば米墨戦争だけで17回(1回約50分)を費やしている。いつまでも語り尽くせないメキシコ史。

Ritmos Negros

シカゴ在住のBrandonが、スペイン語と英語でラテンミュージックを紹介する。
黒人としての自分のルーツに対する関心から、ラテンアメリカの文化、特に音楽について調べており、それをこのポッドキャストで共有している。
Brandonはアメリカ人で、スペイン語は母語ではなく自分で学んだらしい。ritmosを発音するときの巻き舌に憧れる。

Españolistos

コロンビア人のAndreaと、アメリカ人のNateのカップルによるポッドキャスト。ゲストが参加することも多く、話題は幅広い。ラテンアメリカ各国の紹介や、最近のトピック、歴史や著名人についての話題など、誰でも興味を持てるようなテーマを聞き取りやすいスペイン語で伝える。文法解説の回もある。
Nateのスペイン語の間違いも面白い。同じ間違いを繰り返していたりするので、ちょっとホッとする。(もしかすると、わざと?)

Hapa 英会話

便利な英会話ポッドキャストなので、聞いている人も多いのかもしれない。
カリフォルニアで語学学校を経営するJun Senesacの番組。
毎回思うのは、冒頭の挿話がよくでき(すぎ)ていること。Jun氏は素敵な家族・友人に囲まれて、好奇心旺盛で、人に語るに値する話題に事欠かず、なんと恵まれていることかと思うのは私だけだろうか。
その内容が事実である保証はないし、また、事実である必要もないのだが、Jun氏の明朗な話ぶりから、彼にとってはなんでもない日常のことなんじゃないかと思える。
番組のメインは、ネイティブの雑談風の会話音声と、その解説。真面目に聞けば、語彙・表現が着実に増えていく。

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