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雑記

しばらくぶりに文章を書きます。言葉は寝かせていたら沈殿してしまうようです。もともと雀の涙ほどの語彙や表現力がよろよろおとろえているのを感じて、これは循環させねばならぬと思い立ちました。

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幸あれ!
ひとの親切に敏感でいたいものです。電車にリップクリームが落ちていて、おじさんがそれを拾い上げ私のものかと尋ねてきました。おじさんより先に乗車してリップクリームを視界にとらえ、そして他に視線を流してしまったことのうしろめたさに刺されつつ、違うと伝えました。できるだけ丁寧に、喉からおじさんへ、やわらかなアーチをかけるイメージで。親切なおじさんへ、幸あれ、願います。

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依然としてデザインが下手で、上達したい一心です。心ばかりでは上手くはならないのは手練という熟語の読んで字の如くです。

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踊ってばかりの国というバンドのボーカルが、まるで浅川マキだと評されているのをみて俄然興味が湧きました。彼女のさすらい感に並ぶ歌声がほんとうにこの世にあるのでしょうか。踊ってばかりの国、要チェックです。

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漫画アプリのジャンプ+で、正反対な君と僕という作品を読んでいます。いわゆる青春群像劇ですが、キャラの関係性の対比(わたしは漫画におけるこれが非常に好き)もさることながら、言葉のチョイスが秀逸で作者のユーモアセンスが光っています。よむと元気が出るので、私にとって食べ物みたいな作品です。

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ごみを出す日にきちんと出せた瞬間が、あらゆる家事のなかでもっとも達成感を味わえますが、もっとも避けたい家事のうちのひとつでもあります。小田原周辺では燃えるごみの看板表記が「もせるごみ」のところがあって、初めて見た高校生のときはおもしろ誤字だと思いました。燃す、という読みかたがあることを知ったのはそのあとです。それからはむしろ燃やす、より燃す、のほうが上品で、たとえば手紙や火葬やお焚き上げなんかは、私の中で"燃す"行為となっています。

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おわり

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