ヨーロッパ大学院受験報告

こんにちは。
2024年秋入学のヨーロッパ大学院(Master)を2つ受験したので、こちらに受験記録をしたいと思います。
文章を書くのは苦手なので読みにくいと思いますが、ご興味があるところだけでも読んでいただけると嬉しいです。わからないところや何か質問、ご意見があれば、X(Twitter)の@Nnn_Mmm0731へDMお願いします🙇


【目次】
・自己紹介
・きっかけ
・出願校決定
・書類準備
・その他
・最後に


【自己紹介】
・日本の私立大学理工学部を2024年3月に卒業
・化学専攻
・2022/8〜2023/6でスウェーデンLuleåへ交換留学(ISEP)
・MBTIはISTP
・大学は一浪で入学、受験勉強をまともにしなかったのでMARCH以下…


【きっかけ】
 元々海外には興味があって、高校時代に学校の短期留学プログラム等でタイ、アメリカに行ったりしました。しかし、大学受験で海外へというのは当時全然考えていませんでした。(高校の成績がかなり悪かったので、多分受験もできなかったと思います)。大学受験に落ちて浪人していた時に、2浪するなら親に海外に送られると言っている子がいて、海外の大学いいな!って初めて思いましたが、調べることも受験もしませんでした。
 大学入学がコロナと被ったので、海外旅行もできず、短期留学などもオンラインになって、海外行きたい欲が強くなりました。そこで、少しだけ海外大学院の受験を視野に入れてみて、情報収集(といってもTwitterで関連情報を眺めているくらい、あとはxplaneのSlackに登録しました)をしはじめました。(その頃は、自分の大学が好きじゃなさすぎて、外部大学院にいかなきゃ!っていう気持ちが強かったです笑)
 経緯は省略しますが、3年秋学期〜4年春学期でスウェーデンのLTUへ交換留学することになり、ヨーロッパの大学を軽く、どんなところがあるんだろ〜ってググったりしました。実際行ってヨーロッパの大学楽しい!!ってなってヨーロッパ大学院行きたい!って思っていたところ、受講していた授業でラボに所属させて貰っていたのですが、そこのPhDやポスドクの方からこんなプログラムがあるよって教えて貰ったり、大学院の受験にはこんな書類を準備するんだよとか教えて貰ったりしました。また、Twitterの海外大学院のzoomの会に参加させて貰い、実際に、海外の大学院に行っていたり受験予定だったりする日本人の方のお話を聞かせて貰いました。自分的には、この会に参加したことが日本人でも本当に海外大学院に行っている人がいるというのを体感できてやる気に繋がりました。(文章とか読んでもへ〜そんな人もいるんだ〜くらいにしか思わないタイプです笑)


【出願校決定】
 出願校を最終決定したのは、4年の12月です😂まず、1校目はルレオ留学中にここを受けたいと決まっていました。それが、スウェーデンでラボの先輩方から教わったプログラムで、エラスムスムンドゥスでした。その中からorganic chemistryで検索して出てきた、MESDを受験することにしました。
 2校目は、たまたまインスタの広告に出てきた、QS大学院留学フェアという海外大学院が集まる会が2023年の10月か11月くらいに新宿でやっていて、それにフランス大学院の説明が来ていて、英語だけでできるプログラムもあると聞いて受けることにしました。(交換留学中にフランス人の友達が結構できたので、フランスに長期滞在してみたいなともともと思っていました)出願した大学名はinstitute polytechnic Parisです。
 なぜ2校しか受けなかったのか、と疑問に思われるかと思います。留学から帰ってきて受けたIELTSが6.0しか取れず、大体の大学院は6.5必要なので出せない!!となったのが第一の理由です😅2つ目は、それが原因で、出しても受からないだろうと思ったので、受験料をかけてまで受験したくないと思い、受験料無料のプログラムのみにしました。3つ目は、大学の英語の先生がたくさん出すことに反対だったからです。先生の経験では、今まで見た子は出しても受からなかったり、受かってもお金の工面ができなくて辞退したり、この大学とレベルが同じくらいで行く意味がなさそうだったりというのがあったみたいです。推薦書を頼んでいたのが彼女だったため、出願校を全て教えなきゃいけない&推薦書そんなにたくさんは書いてくれないよねって思って怒られない程度にしました😂研究室の教授は、数打ちゃ当たるだろ!とたくさんだすように勧めてきて(でも推薦書面倒くさいからって書いてくれなかった…サインはしてくれました)、ルレオの頃のスーパーバイザーも10校くらい出した方がいいよって勧めてくれたので、本当はもっと出したい気持ちもありました。
 どうしてスウェーデンに留学していたのにスウェーデンの学校は受けないの?と思われた方もいるかと思います。スウェーデンは全体的に学費が結構高かったこと、留学していた大学には化学の分野では修士だけやることができなかったことが理由として挙げられます。あとは、ここでもIELTSが足りませんでした。


【書類準備】
必要書類はプログラムごとに少し違いましたので、大事なものだけ言及します。
① CV
② モチベーションレター
③ 推薦書
④ 英語試験
⑤ その他

 ①②について、私の大学には無料で受講できる、2週に1回ECCの先生がライティングを見てくれるというのがあって、それを利用しました。
 とりあえずネットでサンプルを探してみよう見真似で作ってみて、ECCの先生に添削してもらうというのを3,4回行いました。先生からは、添削するのはできるからとりあえず書いてきてって言われていたので、忙しかったときは日本語で書いてDeepL入れたまんまの文を提出した部分もあります😅添削によってきっといい感じになりました。
 エラスムスムンドゥスの方は、モチベーションレターを2000words弱くらい書かなきゃいけなかったので、本当に思いつくこと小さなネタでもどんどん入れました。高校時代の課題研究、海外プログラムの経験や、大学時代の交換留学、卒論はもちろん、日本は円安で辛いから奨学金頂戴みたいなことも😂フランスの方は短かったので、エラスムスで書いたことを不要な部分削って提出しました。
 フォーマットについては、エラスムスムンドゥスがEUのページ(?)から指示に従っていけば勝手に埋まっていくものしか受け付けてなくて、自分でデザイン考えるのも面倒なのでそのままフランスの方もそれで提出しました。

 ③推薦書は、前述のとおり、大学の英語の先生にお願いしました。2つとものプログラムで2通ずつ必要でした。1通はその英語の先生のお名前で、もう1通は所属研究室の教授の名前で書いて貰いました。彼女は書いてくれた上で、アメリカ人の先生に添削をお願いし、私に渡してくれました。ポチポチアンケートをしていく形式の推薦書もあったので、その場合は1つは先生にやって貰い、もうひとつは研究室の教授の名前でメール送って、自分に転送して貰って自分でやりました😅
 本当に受かる確証があればルレオのラボの教授にメールしてお願いしたいと思っていたのですが、なんせIELTSのスコアが低いもので無理な気しかしなかったので煩わせるのもあれだと思ってやめました。(ルレオでスーパーバイザーをしてくれていた方も教授にお願いしなよって言ってくれていたんですけどね)

 ④英語試験はIELTSを留学から帰ってきて受けて、6.0しかとれませんでした。ここに縛られたので大変でしたが、ERASMUSの方は受験資格にB2以上で、IELTSだと6.5以上と書いてあったのにDETだと何点以上とも書かれてなかったので、B2以上になればいいんだよね?ってことで、DETを受験しました。(IELTS5.5くらいからB2って書いてあるので、B2の範囲のスコアは取れるなって思っていました。DETは、受験の最初の方で顔写真を撮られて、それがスコア表にも乗るので注意してください。私はそれを知らずに、寝起きどすっぴんパジャマで受けてそれがスコア表に乗り、でもそれだけのためにまたお金払うのも癪なのでそのまま提出しました…笑)ちなみに、エラスムスムンドゥスは3校までだせるのですが、1校しか出さなかったのは他の受けたかったプログラムはDETを受け付けてなかったからです(それらのプログラムのIELTS要件は6.5以上でした。1番行きたいところが出せたのであまり悔しさとかはなかったです。)
 フランスの方は、B2としか書かれてなかったのでIELTSを提出しました。
 Twitterで嶋津先生が、英語スコア足りなくても受かっている人もいるから出してみた方がいいと書かれていたので、インスタでDMし、こんなんですがどうですかと相談させていただいたりしました。ありがとうございました。

 ⑤その他の書類は、適当に書いてだすだけなやつと、学校に発行してもらわなきゃいけないものとありました。学校に発行してもらうのは英語だと値段高いし、発行に時間もかかるので必要そうだったら早めに依頼した方がいいと言われていたのに、金欠すぎて全部ギリギリでした😅しかも、フランスの方は不足書類あり、出願後にあなたはこの書類が足りませんとの連絡も受けて、一週間後などに提出しました。


【結果】
 書類提出はどちらも1月中でした。出したらそこから当分特に何も連絡もなく、私の方もスケジュールの確認とか全然してなかったら、3/9にエラスムスから次のステップのインタビューに進むことになったよとメールきました。その頃は卒業旅行や就職組の友達と最後にたくさん遊ぶのに忙しくてえ、インタビューするの?スケジュール合うかなってびっくりしました。でも、2通目のメールで日程を送るって書かれていたのに、2通目のメールが一週間経っても来なくて本当にやるのか?と思っていたら、メールがきました。ガッツリ飛行機乗っている時間で絶対無理だったので、リスケして貰いました😮‍💨4/15にその結果が出ます。
 フランスは、エラスムスのリスケされる前にインタビューしているはずのときにメールが来て、旅行先のシンガポールの空港でなんか受かったらしいとなりました。よくわからなかったのでルレオのスーパーバイザーに来たメールをスクショしてこれって受かったってこと??って確認しました笑
 とりあえず、書類の方は2つとも受かりました。こんなズボラな受験準備で、かつ英語力も足りず、資格も何も持っていない、大学のレベルも低いのに受かって、とてもびっくりでした。海外は入学は簡単、卒業は大変というのは本当なのかもしれませんね。もちろん大学やプログラムにもよると思いますが。


【その他】
 大学院に進学するにあたって、海外の方は受かる自信がなかったので、行っていた日本の大学の後期内部入試も受けました(100%受かるので)。外部に出たかったので、本来なら他の日本の大学院を受験するべきだったのですが、交換留学から帰ってきて、何も対策をしてなかったので時間もない、やる気も薄れているという感じで結局受験せずでした。(日本の大学院の後期入試はガッツリ勉強してうけるのが殆どですよね。全然間に合いませんでした。前期の方は留学中に書類提出とかで間に合わず…でした)
 海外は結果が3.4月にしか出ないことから大学院の受験料、授業料も払わなきゃいけなかったのは痛手でした。友人は、大学の研究員制度というのを使って1セメスター5万円で授業は受けられないけど、ニートにはならないというものを使っていたので、そちらの方が良かったなと思います。


【最後に】
 最後になりますが、受験について情報を教えてくれた方々、情報発信をしてくれた方々、本当にありがとうございます🙇
 私の経験が誰かの参考になればいいと思って書いてみましたが、どちらかと言うと参考にしてはいけないので、反面教師として使ってください。ただ、こんな感じでも受かるよということがわかったので、海外大学院は気になっていたらとりあえず出してみるといいのかもしれないですね。受験予定の方は頑張ってください💪
 詳しく書いてないところもかなりあるので、何か質問があればX(Twitter)の@Nnn_Mmm0731へDM来てください。
最後まで読んでいただきありがとうございました😊

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