見出し画像

沖縄でいちばんクールな場所?糸満のクール

異次元空間は、世界のヘンテコを追う同人誌「異次元空間」のオンライン版で、風変わりな場所と構造物の紹介がメインです。

一般に、気候が温暖な南国といったイメージのある沖縄だが、沖縄南部の糸満市には沖縄でいちばんクールな場所があるという。

今回の異次元空間では糸満にあるクールを紹介する。

画像1

沖縄のバス拠点・旭橋駅前にある那覇バスターミナルからバスに揺られること約1時間。今回紹介する場所に一番近い真栄里(まえざと)バス停に到着した。

画像2

真栄里からは路地を7分ほど歩く。畑も見えるが、おそらくゴーヤー畑と思われる。

余談ながら、沖縄では八重山地域を除いて「ゴーヤー」と長音をつけて呼ぶことが多いらしい。

画像6

変哲もない住宅地だが、ここが沖縄でいちばんクールな場所である。

画像7

クール

誰がどう見てもクールである。

画像5

バス停も沖縄では標準的な色と形でシンプル。クールなたたずまいだ。

画像4

道の反対側には逆方向向けのバス停があるが、もちろんこちらもクールである。

「いとちゃんmini」と書かれたシールが貼り付けられているが、これは糸満市のオンデマンドバス・いとちゃんminiの停留所を表している。

15分前までに電話予約すればオンデマンドバスがここまで来てくれるのだという。免許返納者の足としても活躍しており、観光でも使えるとのこと。料金は距離による段階制のようだ。

バス停の形状からして、もともと琉球バスの停留所だったものの、路線撤退によりいとちゃんminiのバス停として使われていると推測される。

画像3

気になる「クール」についてだが、沖縄方言辞典で「クール」を引くと「オキナワサルトリイバラ」と記載があった。

また、他にバス停を見に行った方のブログも拝見したところ、このあたりの地名が小大渡(クーウドゥ)だったことに由来すると記載があった。こちらのほうがそれらしい由来である。

とりあえず言えるのは英語の「Cool」ではないことだ。

今回は沖縄でいちばんクールな場所:糸満のクールについてお伝えした。

日本にはまだ見ぬ不思議な光景があるものだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?