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日本三大砂丘って?静岡の中田島砂丘

異次元空間は、世界のヘンテコを追う同人誌「異次元空間」のオンライン版で、風変わりな場所と構造物の紹介がメインです。

日本三大なんちゃら、というものは日本にたくさんあるが、そのうちの一つに「日本三大砂丘」というものがある。有名な鳥取砂丘はすぐ出てくるとして、他二つをご存じの方は多くないだろう。

日本三大砂丘とは、鳥取県の鳥取砂丘、鹿児島県の吹上浜、そして今回紹介する静岡県の中田島砂丘である。

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中田島砂丘は静岡県の西部・浜松市の南区に位置している。鳥取砂丘とは違って、さほど大規模というわけでもないが、海外線に沿って広がる砂丘だ。ここでは、風によって自然に作られた砂の模様:風紋(ふうもん)が有名である。

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夕焼けをバックに、松のシルエットが立ち並んでいる。浮世絵の東海道五十三次に描かれた姿をどことなく連想するのは私だけであろうか。

この写真を撮影したときは6月。梅雨時期の空いっぱいにうろこ雲が広がっていた。うろこ雲といえば秋の季語だが、条件が整えば他の季節でも見れるようだ。

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右にある檻はウミガメのものとのこと。ウミガメというと南国のイメージがあるものの、静岡にもアカウミガメがやってきて産卵するようだ。毎年初夏から夏にかけては浜に上がるウミガメを見ることができるのだとか。

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こちらが中田島砂丘の海岸である。砂丘とはいえ、波打ち際は砂浜ではなく一面小石で覆われていた。

紹介した写真は、曇りがちで薄く靄が出ていた条件で撮影したものだったため強めに補正してみたが、どうにも補正しすぎてしまった感がある。何事もやりすぎは良くないということだろう……。

ストリートビューを見渡すと、比較的平坦な砂地が広がっているのがおわかりいただけよう。鳥取砂丘のような、まるで砂漠と思わせる景色はないものの、これはこれで面白い光景である。

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