見出し画像

フロー状態とは 読書ログ③超人の秘密:エクストリームスポーツとフロー体験

読んだ本

読もうと思った理由

マネジメント、育成文脈で会社の先輩から薦められたため

わかったこと

個人がフローに入る要因として、外的要因、内的要因、
グループでフローに入る要因として社会的フロー、トリガーがあり


外的なフロー・トリガー

・リスク
 -目の前の脅威にすぐに対応しようと脳が活性化する
 -“危険なこと以上に私たちの注意を引くものはない”

・深い身体化
 -全身レベルの感覚の入力の全てに、同時に注意を払う状況

・多様性のある環境
 -「新規性」「予測不可能性」「複雑性」が同時に存在する状況
 -新規性は危険とチャンスの両方を意味する
 -予測不可能な状況では次に何が起こるかに細心の注意を払う
 -複雑性がある状況では重要な情報が一気に押し寄せてくるため、やはり脳が敏感になる


内的なフロー・トリガー

・明確な目標
 -明確な目標を立てることは作業の内容をはっきりさせる
 -そしてその作業と信念を一致させ、自分がそれをする理由を理解することに役立つ

・直接的なフィードバック
 -原因と結果をその場で直接的に結び付ける
 -入力と出力の時間的な隔たりが小さいほど、自分のしていることとそれをもっと上手くやる方法が良く理解できる

・挑戦とスキルの比率
 -注意が最も高まるのは、作業の難しさと、その作業のためのスキルがある特定のバランスにある場合
 -挑戦のレベルが高すぎると不安で頭がいっぱいになるし、低すぎると退屈してしまう
 -一般的には、挑戦のレベルがスキルを4%上回っている状況が最も良い

社会的なフロー・トリガー

個人だけではなくグループ全体としてフロー状態に入るためのトリガーを「社会的なフロー・トリガー」と呼び、以下の10のトリガーがある
・完全な集中
・共通の明確な目標
・良好なコミュニケーション
・対等な参加
・リスク要素
・親密さ
・エゴの融合
 -自分だけむやみに目立ちたがることもなく、全員が全面的に関与する
・コントロール感
・傾聴
・つねに前向きな姿勢

創造性の面でのフロー・トリガー

・フロー状態に入るために最も重要なのは「価値のある独自のアイデアを考え出す」というプロセス
・独創的なアイデアを思いついて世の中に伝えようとすれば必ず、失敗する恐怖、未知のものへの恐怖、世間に笑いものにされる恐怖、リソースを失う恐怖、など全ての段階で大きなリスクが伴う
・創造性を発揮することは見たことの無いパターンを発見することに等しいが、このパターン認識にはドーパミンの放出が伴い集中を高めフロー状態に短時間で入れるようになる

考えたこと

「フローに入り方」に絞って記載したが、個人、グループそれぞれのフローの入り方を定義してるのが興味深い。

まあそうだよね、という内容もあるが、その時々によって、どの項目に自身が反応するか、によって、どの要素が足りないかのチェック的に活用ができそう。

「リスク」が最も今の自身にも響くな。危機感、リスク。
ここは自身の環境に転用できそうである


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?