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加古川流域探訪

皆さんおはようございます(*^^*)

今回は播磨五川のうち
加古川について書きたいと思います。

加古川についての説明は過日の記事でも書いた様に県内最大の河川であると同時に、その水運はかつて播磨の交通の要所でした。

また加古川流域の特徴としては沿岸の土地が階段状に連なって形成された「河岸段丘」と呼ばれる地形が特徴的で、土地の利用としては段丘面は水利の違いによって、水田、畑、果樹園などに利用され、開発のされにくい段丘面は森林が広がっているのが特徴です。

そんな加古川流域において、今回訪問したのは兵庫県加東市にある「闘竜灘」です。
加東市といえば、加古川流域のちょうど、中流に位置する市です。

ここでは川に大きな石が多く露出しています。

迫力があります

そして、このような水運が重要な交通手段だった時代、大きな石が露出しているこの場所は水運の難所となり船で通ることはできず、川上から流れてきた荷物はここで一度降ろされ、滝野まで陸路で運ばれて、再び船に積み替えられました。

(かなり、中心部まで岩を渡り歩いて行くことができます。そして、何故か写真が眩しい…)

そんな事情があったものなので、各時代において闘竜灘それぞれで川底の岩石を取り除いたり、船着場を整備するなど闘竜灘の周辺は時代と共に開発がされていきました。

掘割水路:水運の為造られた水路)

(加古川 水の新百景)

しかし、時代が水運から鉄道などに変わっていくことで水運の利用は衰退していきました。

川の両岸は、現在はそのような水運の賑わいはなく、穏やかな住宅地や公園となり、観光客や地元の家族連れ、子ども達が遊んでいたりします。

メイン写真は‘’兵庫の景観ビューポイント‘’の側の風景です。