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仕事を進めるにはイメージ出来るか?だ

これまで大企業から中小企業のいろいろな人達と仕事をしてきました。
製造業を中心に業務をしてきて気が付いたことを記します。

仕事を進めるには、どのような項目をどのようにスケジュールするかイメージをして行っていると思います。自分なりにこのイメージを描けないと上手く進めることが出来ないと思います。

社歴がある企業の業務を改革するには、既存の仕組みを顧みないで、真っ新なところからスタートした方が長い目でみて効率が良い場合があります。
ただ、相当のエネルギーが必要になりますが、、。
そんな事例です。

これまでの品質問題が発生する度に、対策を行うことで対処してきているが結果的に対処療法となり再発が起こります。
取引先との信用問題ともなりますので根本的な対策を行うことになります。
製造品質の基となるものは、作業を行うための作業標準書など文書体系になるのですが、この文書類に問題を抱えている場合、全面的な見直しが必要になります。簡単に言えば作り直し。ただ、こういった場合、製造部門の抵抗が起こります。

全面的な文書体系見直しは、製造部中心に推進担当者を決めて進めることになります。ここで問題になるのが、担当する役職者が文書化することが上手く出来ずに躓くことがあるのです。

製造部における品質文書としては
・作業標準書
・設備点検表
・工具点検表
・規格値測定表
・各種品質記録 、、、、
 これらの上位文書としてISO要領書などがあるのが一般的にあります。
これらを再構築することが製造部役職者に求められ、文書作成のビジネススキルが必要になります。
そもそも製造業に限らずビジネススキルとして、報告書レベルの文書作成能力が必要になるものですがどうも、ここで躓いて先に進めることが出来ない役職者が時々存在します。

文書作成で躓く役職者を時々見ることがあるのですが、この進まない人の特徴が今だに『なぞ』なんですね。
このタイプの人は、説明すると『わかりました』
日程にに問題ありますかと聞けば『大丈夫です』
期限当日に出来たか確認すると『まだ出来ていません』
途中の進捗報告も無ければ、遅れますの連絡も無し、疑問点の相談も無いのです。結果的に出来ていない。何が問題なのか分からないので幾つか質問してもダンマリで、その後に結びつかないのです。
これまでこのタイプに何人か遭遇しましたが、自分の能力自体が分かっていないのか、何か要因があるのか未だに『なぞ』なんですね。
こちらがはっきり分かる回答が得られたことがないのです。
会話の中から想像するに、イメージが描けていないのかと思います。
一般的には、自分の能力が分かっていて出来ないことは依頼者に相談したり行動をするものです。自分のイメージが描けるかどうか自分で判断できるものです。

まとめ
仕事を進めるには全体構成、それぞれの項目と階層がイメージ出来ないから仕事が進まないのですね。管理監督者は一定のビジネススキルを持っていることが前提で、その一つが報告書作成が出来ることであったりします。これまでの経験から、これだけは言えますが『日本語を話しているから、日本語文章書けるとは大間違いである。』


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