上手くいかないときは、再構築する
これまで大企業から中小企業のいろいろな人達と仕事をしてきました。
製造業を中心に業務をしてきて気が付いたことを記します。
仕事していく中で、どうも上手く捗らない、成果がでないときがあります。
それは今のやり方に問題があるということ。
こんな時は一度立ち止まって理由や原因を考えることが必要になります。
ところが、これができない人がいるのです。
これまでの経緯から小手先の対策を続けて、結局、遅れることになる。再構築することができないのです。
なぜなら、それまでに投入した時間が無駄になってしまうと考えるからです。所謂、サンクコストです。
それまでに費やした労力やお金、時間などを惜しんで、それが今後の意思決定に影響を与えることになる。
これまでもメンバーと進捗確認し軌道修正しながら進めてきたことがあると思います。それでも上手く進んでいないということは、もっと大きな何か問題があるのです。こんな時は、一度リセットし仕事を再構築するべきです。
根本的に見直した方が最終的に効果が大きくなるのです。
再構築する必要がある理由は以下の通りです
問題の発見と修正
時間経過とともに、情報や結果が収集できている。これを基に、再構築や修正するための手段となります。再構築は問題の本質を特定し、より効果的な解決策を見つける機会が生まれます。変化への適応
環境や要件が変化することはよくあること。再構築によって、新たな状況に合わせてシステムや戦略を再設計することができます。これにより、時代に即した効果的な解決策を見つけることができます。成長と改善
再構築は、現状の問題を明らかにし、成長と改善を促進するための手段です。問題や失敗を経験した後、再構築によって過去の誤りや不十分な側面を改めることができます。進化への適応
技術や市場の進化により、古いシステムや方法論が非効率になる場合があります。再構築は、新たな技術や方法を取り入れるための機会を得ることができます。創造性と革新
再構築は創造性と革新の源です。現状を見直し、問題を解決するための新たなアイデアやアプローチを見つけることができます。再構築は、固定観念からの脱却や新たな視点の獲得を促し、新しい解決策を生み出す可能性を高めることになります。
再構築することは、上手くいかない状況や問題に対して前向きな対応をする手段になるのです。適切な時期に再構築を行うことで、効果的な改善や成果を実現するために必要なリスク管理や柔軟性を持つことができます。以下に、再構築の重要性を具体的な理由でさらに説明します。
教訓の抽出と学習
再構築は、失敗や困難な経験からの教訓を抽出し、学習する機会と経験となります。成功に繋がらなかった要素や過ちを分析し、将来の仕事や取り組みに生かすことができます。再構築は、過去の挫折を貴重な学びの機会に変えることができます。新たな目標の設定とモチベーションの維持
再構築は、新たな目標を再設定し、チームや個人のモチベーションを維持するための手段となります。上手くいかないときに再構築することで、再び目標に向かって進む意欲を喚起することができます。また、再構築を通じて進捗を見直し、達成可能な目標を設定することで、より具体的な目標に向かって取り組むことができます。チームの結束とコミュニケーションの改善
上手くいかないときに再構築を行うことは、チームの結束を高め、コミュニケーションの改善にもつながります。問題の特定や解決策の検討を通じて、メンバー間の意見やアイデアの共有が促進されます。これにより、より良い結果を生み出すための協力と協働が生まれます。
まとめ
再構築は、変化と成長の過程で必要不可欠な要素となります。上手くいかないときに、頑固に古い方法にこだわるのではなく、柔軟な姿勢で再構築に取り組むことが重要です。再構築は、問題解決と改善の機会を経験することで、個人や組織の経験値を上げることにもなるのです。
だから、上手く行かないときは仕事を再構築するのです。