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仕事に対する心構えと行動

これまで大企業から中小企業のいろいろな人達と仕事をしてきました。
製造業を中心に業務をしてきて気が付いたことを記します。

どの様な企業でも人材育成を行っているが、実際、中小企業ではOJTが中心でスキルを身に着けても世間に売れるスキルには程遠いのが現実です。
また今の時代、会社が自分を育ててくれるのを待っているような時代じゃないですね。従って自分の行動で、人生設計をしていくことがとても重要になります。
また、企業組織には役割に応じた権限と責任がありますが、残念なことに中小企業には肩書はあるけど役職者が機能していないことがあります。

役職者としての素養
肩書はあるけど機能しないのは役職者としての素養が足りていないのです。これは本当にそうなんですが、知識習得のための行動する者は、ほとんど存在しないのが現実です。
逆に言えば、物凄いチャンスがあるということになります。
 ※広辞苑
  素養:平素の修養。かねてから学びおぼえたこと。かねて養った力。

階層化の概念
役職者に必要なマネジメント要素は沢山ありますが、その中でとても重要なこととして、階層化の概念があります。
階層化の概念を理解していれば、全体構成、階層、分解、統合、などを自由自在に扱えることで役職者としてのマネジメントを発揮することが出来る。
この階層化の概念が分かっているのかが重要で、上位の次元のイメージは、下位の次元からは理解出来ないからです。
階層化の概念として例えると、部長、課長、係長のそれぞれの責任と権限となる視点の高さや判断基準の違いに相当します。
上位の役職者を目指すのであれば、普段から素養を養う行動して準備しておくことが重要となる。一番のお勧めは、読書ですね。

『階層化』これが出来ないと役職者に必要な知識労働は出来ないと思います。階層化の概念を理解しているのかを判断する一つの例として、報告書を書けば分かりやすいと思います。

全体の構成と項番の振り方、項番を基にした文章の解像度を変えていくことで階層を作っていくことになります。
ビジネス文書や本(種類にもよりますが)は、相手に理解出来るように全体像、全体の階層、それぞれの枝葉を構成しています。
この様な階層で書かれた文章は、内容が理解されやすくなります。
報告書作成で言えば、箇条書きで書くとか一文一義とか言われてますが
それだけでは、相手に伝わらないですからね。
特にダメな例として、報告書を時系列に書くなど、階層がまるで分かっていない場合これは、分解、整理、統合が出来ないのです。
結果的にビジネス文書における階層化思考を持っていないと当然文章が書けないことになる。
別な事例で言えば、上司の方針をそのまま部下に伝える役職者も階層化思考が無いのです。上司の方針を階層化思考で翻訳して部下に指示をすることが本来の役割です。

まとめ
報告書を作成してみると、階層化思考が有るのか無いのか一目瞭然でわかります。階層化思考が出来れば将来性が有望、無ければ使えない分類に登録されることになります。
そうならないように、自然に階層化思考を使いこなして抽象と具現を表現する事を身に付けることが重要です。これは、何処に行っても役立つものです。

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