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第999号【のぶさんのひとり言】《13年目の悲しみ》2024.3.10.

明日3月11日は東日本大震災で亡くなられた方々に追悼の意を表し、震災の記憶を風化させる事なく後世に伝えるとともに、震災からの復興を誓う日となります。

2011年3月9日水曜日11時45分頃、東日本大震災発生2日前、三陸沖を震源としたM7.3の三陸沖地震が発生、津波の観測もありこの三陸沖地震は東日本大震災の前震とも言われております。私はこの年3月7日月曜日から11日金曜日まで4泊5日の予定で、関東方面への出張中でした。東日本大震災発生2日前の三陸沖地震発生時は、横浜市でお客様と打合せの為ビル4階におりました。横浜市でもビルがかなり長く揺れた事を鮮明に覚えております。お客様と大きな地震来なきゃいいな〜と、お昼ご飯を食べながら冗談みたいな会話をしていた事をいまだに思い出します。

この出張での秋田もどりは週末11日金曜日までの予定にしており、東日本大震災当日午後の秋田新幹線大宮駅→大曲駅でチケットの予約をしておりました。出張の帰りが予定通りでしたら、東日本大震災発生14時46分は仙台駅~盛岡駅間、秋田新幹線車内で缶詰状態になっていましたが、なんと前日10日木曜日に急きょ秋田に戻る事になり、出張予定を1日繰り上げ東日本大震災発生前日夜遅くに、秋田にもどっていた事を記憶しております。運良く東日本大震災発生時は会社におり、東日本大震災の対応が出来た事に、人の運命もまたこんな巡り合わせなのかも知れないと、不思議な感覚をも覚えました。

2023年3月9日消防庁の発表では、東日本大震災13年目、死者・行方不明者が2万2318人、震災や原発事故に伴う避難者は全国47都道府県に約3万人。この東日本大震災で多くの人の尊い命が失われ、亡くなってしまった人の無念、残された家族、友人知人の深い悲しみが始まり、いまだ自宅に帰れない人もおり、この悲しみで人生の儚さを学び、今自分が抱えている問題などはたいした事が無いと考える様にもなり、また自分の死生観にも大きな影響を残しました。

そして自分の人生をどんな生き方をするかを問い直す、大事な3月11日です。

◇悲しみの、歴史の上に生きている。

◇悲しみに、寄り添う気持ち忘れずに。

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