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私の不注意で大切な友を失った

5年ほど前だっただろうか、記憶は定かでないが、隣の家の方から可愛らしいサボテンをひとつもらった。
サボテンの育て方は知らなかったが、テレビ台の上に乗せて育てていた。
ほとんどなにも手をかけず、たまに水をあげるだけで、毎年きれいな花を咲かせてくれていた。
順調に生育し、サボテンは大きく育ってくれた。

テレビ台では狭そうなので、二階の部屋に移した。
たまにベランダに出してあげてたりするだけで、サボテンは益々大きく育ってくれた。
また、子株がでてきたが、そのまま育てていた。
どこかのタイミングで植え替えが必要だと思っていたが、なにぶんトゲが気になって植え替えをためらっていた。
それでも元気だったから、そのまま面倒をみていた。

昨年夏、ベランダに出していたが、私が油断して直射日光の下で長い時間置いてしまった。
その後もなにもなく順調だったが、今年ダメージがでてきた。
親株が弱ってきてしまったのだ。
これは子株を植え替えしなければならいと判断して、5月に植え替えをおこなった。
親株は、同切りして植えたがもとに戻ることはなく枯れてしまった。
子株も2株はダメになり、現在3株がなんとか根付いてくれている。

サボテンは日差しに強いと思っていたが、昨年の夏は、日陰においていたが時間の経過とともに直接サボテンに日光を当ててしまった。
外に出して空気の流れの中で育てることはよいのだが、真夏の日差しは、問題だった。
子株に頑張ってもらい、なんとか復活させたい。
お詫びを込めて面倒をみているが、まだ気が気でならない。

サボテンは、地味な植物だけど寒さにも強く、とても頑張り屋のイメージをもっていた。
自分の不注意とはいえ、申し訳ないことをしてしまった。
私の少しの油断から元気だったサボテンがいなくなった。
やはり寂しさが残る。
みな私にとっては、友なのだから。。。

サボテンの子株

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