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自分のイメージでいろいろなものをみている

人が人を好きになると、人間は、自分の心の中のイメージでその人を捉えているように思えます。
実際に、好きになった女性と話をしてみると、経験は多くありませんでしたが、自が描いていたイメージが見事に壊れてしまうことがありました。
もっとも、相手の女性の方には、私以上に相手の方がもつイメージを壊してしまい失望させたのは間違いないでしょう。
いつも女性からふられるばかりでしたから。。。

妻から人生を無駄にしたといわれる日々は、妻がもつ私に対するイメージの失望と失敗を象徴しているのでしょう。
新たなイメージを求めて自由をつかむのは、あなた自身ですよ、と心のなかで小声で叫ぶ私ですが。。。
人はもっているイメージのすれ違いも、人と人との関係では普通でしょうか。
妻でも違った立場や見方で生きていますし、私と同じイメージになること自体が、そもそもありえないのです。

多分に、人は、自分自身を中心にいろいろなものを眺めている生き物のようです。
本などで出会った人物で、自分が尊敬できると思える人でも同じことが言えます。
実際に会って話してみると、意外と自分のイメージと多くの違いがあるものだとわかります。
当たり前なのですが、本などは、その人物の一部分に過ぎないからです。

でも、悲観することはありません。
理由は、そこからまた新たなイメージが生まれるからです。
そうやって自分のイメージで物事をみておくことが、人間には必要であり、必要というよりは本能なのかもわかりません。
人であれ、本であれ、自然であれ、新たなイメージができることが大切だ、と私は思っています。

恋愛に限らず、イメージが自分をつくり、そして出会いよって新たなイメージを生むともいえそうです。
その繰り返しが人生であり、その意味では自分のイメージは日々変わることが普通であり、変わらないイメージというものはないのかもわかりません。

また、いろいろなことで日々感動できるという事実は、自分がもっているイメージのおかげであり、その変化を楽しんでいるようなものでしょうか。
自分がもつイメージが自分を育てて、その変化によって人は成長しているように感じています。
その点では、よいイメージも、悪いイメージのどちらのイメージも大切であり、自分を育ててくれていると思われます。

自分のイメージを大事にして生きてきた私にとっては、イメージによって自分をつくってきたようなものでしょうか。
私のイメージには、いつも「希望」が宿っていたようで、なにごとにおいても行動することが好きでした。
もっとも、失敗ばかりでしたが。。。

人は、自分がもっているイメージを大切しながら生きていくことで、自分らしい自分をつくっていくのかもわかりません。
私は自分がもつイメージに感謝しています。


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