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チェンジとストレスを楽しもう

ナイジェル・ニコルソンのキャリアトランジッションも、実に理解しやすい。

ナイジェル・ニコルソンのキャリアトランジッション

第一段階の準備期(会社説明、内定)、第二段階の遭遇(入社、異動)など、第三段階の順応(仕事担当)、第四段階の安定化(仕事経験)のサイクルをまわしながら人は成長していく。
基本的な成長パターンをよく表している。
我がまま人間であった私もこのパターンで成長させてもらった。
経験したきた事実であり、このサイクルは違和感なく理解できる。
自らが部下の育成をおこなう際に、上手くやれたのもこのサイクルを体得していたからだ。

心理学の巨匠といわれるクルト・レヴィンが言うように、「良い理論ほど実践的なものはない」の見本のような内容だ。

また、このようなサイクルを考えるうえで人間がもつストレスにも意味がある。
ストレスとは、「生活上に起こった変化に対応するために必要なエネルギーの量」とされる。
人は誰でも、次の発達段階に移行すると、必要なことや要求されることが異なる。
学生生活に必要とされる要素と職業生活で求められる事柄は、当然だが違うものになる。
職業生活では、仕事をおこなっていくスキルを身に着けることが最優先課題だ。
ここにもストレスは発生する。
ストレスは、本人が重要でないと思っている事柄には生じてこないと言われる。
自分にとって重要なことにおいて発生するわけだが、多くの人は既に経験済である。

中学や高校受験、大学受験など、本人にとって重要な要素であるためストレスが発生する。
就職していれば、自分がおこなう仕事、会社の中の人間関係、異動、転勤、昇進等、次から次へとストレスが発生するはずである。
当然なのだが、新しい仕事は自分のこれまでのやり方でこなせないことが大半である。
誰しも同じであるが、新しいことはある程度負荷がかからないと、変わらない、変われないといえる。
人生や社会に変化ということが不可欠であれば、ストレスも必然となると言われる。
人生や仕事は、誰にとっても重要な事柄である。
そうであれば、一生ストレスと上手く付き合っていこう。

好きな女性といっしょにいてもストレスを感じる。
結婚数十年が過ぎてもだ。
その訳は、その女性がもっとも大切だからだ。
ストレスを感じているとは、人や物事に緊張感をもって大切に接していることであり、自分を信頼して楽しもう。

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