諦めない人生を生きる
患者さんとの一場面
「もういいんだ、いつお迎えが来ても。」
え?そんな。こんなに頑張っているのに。
もうやりたいこともなくなっちゃったんですか?
「んー…
外で、ご飯が食べたいね。お店に行ってみたい。
旅番組を観てても、あーもう自分はこういうところへ
行けないんだなって思ってしまう。
行きたいね。
急に具合悪くなったらどうしようって思って、
どこにも行けないんだ」
「当たり前」の反対は「感謝」
以前、大好きな方が教えてくれた言葉。
私たちが普通にしていること、
それは患者さんにとっては特別なことかもしれない。
諦めない人生を生きる、とても難しいこと。
これまで、病気のせいで弱気になり、叶えられなかった思いを抱えたままになってしまった方にたくさんお会いした。
その事実は一緒に闘ってきた看護師にとっても、とても辛い出来事。
何のために治療しているのか分からなくなってしまわないように。
一人一人の「やりたい」気持ちを応援したい。
いい人生、楽しい、と思えるように。
一緒に夢を叶えていきたい。
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